僕らは風に吹かれて

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  • ステキブックス
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レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434285912

作品紹介・あらすじ

ファッション系インスタグラマーであり、古着屋でバイトをしている湊は、ある日、人気上昇中のバンド『ノベルコード』のボーカル・蓮に誘われ、『ノベルコード』のメンバーになる。時代の流れに乗った湊たちは大躍進を遂げ、『ノベルコード』と共に大きく変化していく。それはまるで夢の世界にいるみたいに実感がなくて――。これから僕は、どこへ行くのだろう? 人や世界が変わっても、僕らの想いは届く。人気ロックバンド・WEAVERのドラマーであり小説家の河邉徹がおくる、今を生きる人への応援歌。

感想・レビュー・書評

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  • WEAVERが好きなので、メンバーの河邉さんが書いた小説と聞いて、ミーハー気分で買ってみました。

    結果、そんなの抜きにして面白かった。
    というか、ぐさっときました。
    コロナの混乱で、今まで以上に、Twitterなどの声が大きく強くなってる気がしてること、
    自分が何かを感じたときに、それであってるかなと、いちいち検索してしまうこと、
    小説とは違うけどそういった、自分で考えることとか感じることをサボってると思うことがずーーーっと続いてて、なんとなくやりすごしてたけど、それらをちゃんと考えてね、と言われた気分。

    元の世界なんてないんですよね。
    これが収束したときは、この数年で変わってしまった前とは違う自分が次の世界を見るわけだから。

    何もしてないのに、何かしてる気になる罠、ほんと気をつけなくては。

  • 【読んだきっかけ】
    河邉徹さんの小説4作目

    【心に残った要素】
    必要としてくれる存在を求め続けて、自分にはこれが必要ってものを探し続けてる。そうやって生きるために生きている。

    バンドメンバーがそれぞれ担当楽器や歌を練習していってひとつに合わせるように、社会の一員としてただただ自分の得意なものを活かして好きに生きれたらいいな。周りと比べて気落ちすることだらけだけど所詮その人は別の楽器担当!と割り切れる思考でポジティブにいられたらいいなって。

    【ここが好き!】
    前作のSFと違いリアル過ぎるほどの展開で、気づくと物語に没頭していました。
    YES/NOの選択を強いてくる着信のシーンに痛く共感しました(電話苦手)

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著者プロフィール

1988年6月28日、兵庫県生まれ。ピアノ、ドラム、ベースの3ピースバンド・WEAVERのドラマーとして2009年10月にメジャーデビュー。バンドでは作詞を担当。2018年5月に小説家デビュー作となる『夢工場ラムレス』を刊行。2作目の『流星コーリング』が、第10回広島本大賞(小説部門)を受賞。2020年8月に3作目『アルヒのシンギュラリティ』を刊行。

「2021年 『僕らは風に吹かれて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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