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- Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
- / ISBN・EAN: 9784434301094
作品紹介・あらすじ
アルゴン国の第二王女・フレイアは、婚約者で、幼い頃より想いを寄せていた隣国テルルの王太子・セレンに輿入れする。しかし「――これから先、おまえに指一本触れる気はない」期待に胸を膨らませたフレイアに、嫁いだ当初セレンから突きつけられたのは“白い結婚”。存在を無視され、王宮から出ることを禁じられたフレイア。身に覚えのない冷遇に傷つき、憤りながらも、セレンとの約定である三年後の離婚を心の支えに王太子妃としての義務を果たし、テルルの民と心を通わせていく。そんな中、幼馴染であるタンタル国の王子・ハロルドが身分を隠し、騎士としてテルルの王宮に現れて――。
感想・レビュー・書評
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ずっと想いを寄せていた相手から拒絶されたら傷つかないはずがない。身に覚えのない理由でなら余計に。傷つきながらも、自分の立場を考え、できることを頑張っていたフレイアはすごい。どんどん評価を得ていくのは当然。夫であるセレンだけが認めないのは腹立たしいし、悲しいけれど。ひとつの間違った決断が、多くの人の命を脅かす立場。敵も多く、人を信じることが難しいのは理解できるけれど。
辛い生活を送ってきたフレイアに、いつでも味方になってくれる兄や幼馴染のハロルドがいるのは嬉しくなった。これまでの分も、穏やかな暮らしが送れるといいな。と思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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