持たない暮らし (リベラル文庫)

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  • 星雲社 (2023年9月19日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784434327209

作品紹介・あらすじ

歳をとるということは、少しずつ余分な衣を脱ぎ、心を解放することだ。欲望と葛藤することで、自由を勝ち得ていくことだと思う。ーーー「ちょっといいもの」は買わない、「ほんとうにいいもの」を一つ買う。高価なものも日常で使い、生かす。「そろえる」という考え方をやめてみる。シンプルな暮らし方、生き方を重ねてきた著者による、物も心も大切にする“ほんとうの贅沢”のすすめ。

みんなの感想まとめ

物を持たず、心を解放することの大切さを説くこの本は、著者の豊かな体験と考え方を通じて「ほんとうの贅沢」を提案しています。モノや情報に溢れる現代において、著者はシンプルな暮らし方や生き方を重視し、無駄を...

感想・レビュー・書評

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  • 下重さんの文章を読むと、いつも背筋が伸びる。
    「粋な生き方」を丁寧にされてきた筆者の体験と思考のお話だ。
    モノに溢れ、情報が溢れ、時代に取り残されまいと「野暮に」もがく自分に喝を入れられる気分は、それでいて清々しい。
    本書の中で下重さんが語る良寛の一節と、その想いがとても印象に残る。
    自分も五合庵を訪ねたことがあるので、その言葉、表現の一つ一つが手に取るように分かる気がする。
    今の時代、そんな生き方が出来る人は居ないだろう、そしてそれは意味が無いことだろう。 と思われてしまうかもしれない。
    でも下重さんの語っている事は、実際に何もない暮らしをすることではなく、意識の中(考えとして)のシンプルさ、周囲に流されない美意識を大切にしよう、としていると感じる。

    仕事に、時間に、周囲との関係に、疲れを感じた時に読む下重さんの言葉は本当に沁みると感じた。
    自分がその言葉を欲しているのを感じた。

    誰かに伝えたくなる一冊である。

  • 「必要のないものは買わない。買うときは吟味して自分の好きなもの、ほんとうにいいものだけに限る。それを生かし切って楽しむ。」。自分が活かしきれず、楽しめないものは手放した方がいい。でも愛着があって手放せないものもある。シンプルに生きたい。

  • なかなか酷い本。
    余分なモノ(物質とは限らない)をそぎ落として、という大筋には同意する。するんだけどさ、
    基本的には自分の持ち物と経験の自慢、そして海外礼賛と日本けなし。
    一般の人に対しては厳しい批判というレベルを超えて攻撃的ですらある。私自身はお前たちマスの連中とは違うんだ、という考えを全く隠そうともしない。
    いくら生活を研ぎ澄ましたところで、残ったのが変わらない性根と避け得ない老いなのだというのは、人間の哀しさだ。

  • ○ふとこういうのが読みたい気分だったので、書店で購入。
    ○結構前に出版されたものの再販らしい。
    ○「そういう本だろ」と言われたらそれまでだが、筆者がいちいち自分の人生観を押しつけがましく語ってきてうっとおしい。
    ○中でも一番イライラしたのは、バブルの頃の日本社会の風潮や、社会の動きや、価値観をよそ者目線で批判していること。その当時選挙権もないほんの子供だった私から見れば、当時立派な大人として社会の一翼を担う存在だった人間が、自分は関係ありませんみたいな顔で日本を批判しているのがどうにも癪に障る。社会を支える大人の一人だったのなら、当時の社会のありようやその後の変遷に全く責任がないわけないだろうに。高潔な仙人気取りの語り口には無神経さすら感じられる。

    途中で嫌気がさしてきて、読了を放棄してしまった。

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著者プロフィール

1959年、早稲田大学教育学部国語国文科卒業。同年NHKに入局。アナウンサーとして活躍後フリーとなり、民放キャスターを経て文筆活動に入る。公益財団法人JKA(旧・日本自転車振興会)会長、日本ペンクラブ副会長などを歴任。日本旅行作家協会会長。
主な著書にベストセラー『家族という病』『極上の孤独』『年齢は捨てなさい』『明日死んでもいいための44のレッスン』(以上、幻冬舎新書)、『鋼の女――最後のご女・小林ハル』(集英社文庫)、『持たない暮らし』(KADOKAWA)、『夫婦という他人』(講談社+α新書)、『老いも死も、初めてだから面白い』(祥伝社新書)、『自分に正直に生きる』『この一句 108人の俳人たち』(以上、だいわ文庫)他多数。


「2023年 『年をかさねるほど自由に楽しくなった』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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