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本 ・本 (344ページ) / ISBN・EAN: 9784434337437
作品紹介・あらすじ
アルファポリス第6回ライト文芸大賞「青春賞」受賞作! 母親との関係がうまくいかず、函館にある祖父の家に引っ越してきた少女、理都。周りに遠慮して気持ちを偽ることに疲れた彼女は、ある日遺書を残して海で自殺を試みる。それを止めたのは、東京から転校してきた少年、朝陽だった。言いくるめられる形で友達になった二人は、過ぎゆく季節を通して互いに惹かれ合っていく。しかし、朝陽には誰にも言えず心の奥底に抱えたままの悩みがあった。さらに、理都は自分の生い立ちにある秘密が隠されていることに気づき──
感想・レビュー・書評
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理都が一体どんな悪いことをしたのか。そう言いたくなるくらい、辛い環境にいる理都。大切なともだちはいるけれど、大切だからこそ家族のことは話せない。そんな理都が悲しかった。朝陽という何でも話せる相手を得た理都。同じ学校に行くようになってから、すれ違ったり誤解を生んだりすることはあったけれど、それでもお互いに必要不可欠な存在なことが伝わってきて嬉しくなった。傷ついた、乗り越えられていない過去を持つ2人だからこそ、お互いに寄り添えるのだと思うから。お互いに素直に相談し合える2人には、ずっと一緒にいて欲しいな。と思った。
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感情を押し殺して、取り繕って生きてきた主人公が、ある男の子との出会によって救われ、成長していく。甘酸っぱい青春ドラマにキュンキュンしながら、後半は張り巡らされた伏線が見事に回収されてて、じんわりと切なくも心温まりました。
感動のあまり涙腺崩壊でした。
北海道は函館が舞台。
四季を感じながら、函館を楽しめる、函館愛を感じる作品でした♡本当に素敵!お勧めです!!!
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