本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784434337444
作品紹介・あらすじ
両親の離婚で、昔暮らしていた場所に引っ越してきた奏音。
新しい生活を始めた彼女が出会ったのはかつての幼馴染たち。
けれど、幼馴染との関係性は昔とは少し変わってしまっていた。
どこか孤独を感じていた奏音の耳にふとピアノの音が飛び込んでくる。
誰も寄りつかず、鍵のかかっているはずの旧校舎の音楽室。そこでピアノを弾いていたのは、隣の席になった芹生誠。聞いていると泣きたくなるようなピアノの音に奏音は次第に惹かれていくが――。不器用で、失敗だらけの人生だって、いつか美しい音に変わる。
思わず涙零れる優しくて温かな青春ストーリー。
みんなの感想まとめ
青春の中での恋と友情が描かれた物語は、ヒロインの奏音が両親の離婚を経て新たな生活を始めるところから始まります。転校先で出会った幼馴染の芹生との関係は、過去の思い出と現在の心の葛藤が交錯し、奏音は恋に対...
感想・レビュー・書評
-
両親の離婚によって昔暮らした土地へ引っ越してきた、不安と期待を胸に抱く奏音。そんな彼女を包みこむように、幼馴染みの恭太が正義のヒーローみたいに見えて。爽やかな明るさと優しさが溢れていますね。奏音のことを想う気持ちを早くも悟りました。野球部の彼は小麦色の肌で筋肉質…それはもうモテる要素しかないじゃん!って思いましたね。…そうなんですよね。野球部の人達は圧倒的存在感があって、なんかもう眩しいんですよね!笑
桜が舞う季節。随所に散りばめられた春の情景がとっても綺麗でした。読んでいる間ずっーと春を感じていましたから。わたし自身、桜は大好きなので心が躍ります。
少女漫画のセリフを言ってしまった自分を恥ずかしがる芹羽くんが可愛いくて、微笑ましい一面も。うん、確かに少女漫画のセリフを口にするのは恥ずかしい気が…!笑
幼馴染みの恭太、ミステリアスな印象の芹羽くん、陸上部の夢香、ムードメーカー的な絵奈、手芸部の柚季。すれ違いも、恋も。友情も。始まるのはほんの些細なきっかけから。
夢香と奏音が仲良くなれたのも、奏音と芹羽くんとの関係性が上手くいったのも…恭太が関わり続けていたからかなぁって。彼の立ち振る舞いが周りの人を盛大に巻き込んで、全ての人の心を惹きつけて離さないような…。彼の一途さと、聡明さに惹かれます。推し確定かな?笑
終盤。芹羽くん…かっこよく決めてくれて嬉しい!2人の気持ちが重なった瞬間、それはもう胸キュンでした。これからもっと彼のことを知って幸せに生きてほしい。失敗したっていいじゃない、今を生きることを諦めないでほしい。そんな大切な想いが込められた作品でした。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
両親の離婚で母方の祖母の家に引っ越したヒロインの奏音。
転校先の高校で出会ったのは、カノンをピアノで弾く同級生の男子、芹羽。
悩みを持つ2人が出会い、それぞれの悩みに向き合いながら、高校生活を送る、青春の物語です。
好きで仕方なくて結婚した両親が別れてしまい、好きなのにどうして?と思うヒロインの奏音は、恋をする意味での好きになるということに臆病になっています。
どうせ別れるんだからと。
そんなことを思うようになった直後に奏音の新しい高校生活が始まるわけですが、ヒロインに関わる登場人物は芹羽を除いて恋に夢中。
恋のお花畑かよ!?
と思うくらいに、あちこちに色恋が落ちています(笑)
そして、奏音は思うのです。
好きになったら、付き合わないとダメなのか?
友達のまま、親友のままじゃダメなのか?
むしろ、友達のままの方が良いんじゃないか?と。
そんな奏音が好きと向き合っていきます。
と、私は書きますが、読んでいて、今の私では、おやっ?と思うことが多い作品で、それもそのはず、年をある程度重ねてしまっている私では、彼ら彼女らの心の機微は刺さらなくて当たり前です。
ただ、私の高校時代を思い出すと、なんて良い青春と思えるほどに、悩みはありつつもこういう高校生活楽しいだろうなぁと思えるくらいには羨ましい高校生活だなと思います。
むしろ、こんな登場人物達のいるクラスで高校生活を送ってみたい!と思うくらいに。
2人の再生の物語という帯で、相当重たい話からお互いに立ち直る話だと思うと肩透かしを食らうかもしれませんが、青春ものとしては私は全然ありだと思うくらいに素敵な高校生活を覗けたなと思いました。 -
好きな人がいる。それは幸せなことなのかもしれないけれど、誰かのことを傷つけるとも、別れることもあるはず。別れることに臆病になっている奏音にとって、新生活での幼馴染との関係は少し怖いものだったのかも。と思えてしまった。大切な友達だからこそ怖いというのもあったと思うけれど。芹生と出会って過ごした2人きりの静かな時間は、どちらにとっても大切なものもだったんだな。と嬉しくなる。理由は違うけれど、傷ついた過去のある2人が、お互いに寄り添える関係を築いていけるといいな。
本棚登録 :
感想 :
