日本人の脳―脳の働きと東西の文化

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  • 大修館書店
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レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (388ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784469210682

感想・レビュー・書評

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  • ひたすらに実験、実験、実験のストイックな本。
    日本人は虫の音や川のせせらぎさえ、言語として脳は認識している。味覚や嗅覚も同じ側の脳で把握している。左脳優位。

  • 日本人の脳に関する研究の古典的良書だそうで、図書館から借りて読んだ。研究データが豊富。虫の音を原語屋で捕える日本人は、音楽を聞いた時に虫や鳥の音が入ると、音楽中に誰かがしゃべっているほどの妨げになるそうだ。また左脳変調的になりやすいとの事。でも日本人が独創性に欠けるという事には著者は懐疑的。その証拠に被検体の動物の心の状態まで想像できるのが日本人、西洋人にはできないとの事。左脳変調になりやすい短所が創造性にも影響はするものの、決して非創造的ではないとの事。

    他にもポリネシア人が日本人と同じような脳の使い方だが、概ね、中国韓国も含めた他の国の人々は西洋人と同じ脳の使い方だとの事。

    面白かった。星四つ。

  • 2012.12.12-

  • 何故、日本人は他外国人と比べて虫の音や風の音に情緒を抱き、小川のせせらぎや下駄の音に至るまで俳句などによって言語化することができたのか…それらは日本人独自の脳の働きであったり、由来するのは母音中心の世界でも大変珍しい日本語の形態によるものだという。

    自然崇拝に由来する日本人独自の情緒感や日本語、独自の感受性を科学的に解き明かした素晴らしい内容だ。
    盲目的に西洋音楽に耳を傾けるのではなく、日本人だけが聞き取れる自然の音であったり雅楽の演奏に感受性を委ねるべきだと思った。

  • 課題研究のため読了。
    これは面白いですね。

  • 日本人の左脳には、人間と自然が共存している。 

    日本人の脳に仕組まれた、対象と自らを一体化することによる科学的発見。 

    アイマイな予感の中で新しいアイディアを考える仕事は、日本人に向いている。 

    創造は絶えざる自然への問いかけ-実験-から生まれる。現場を離れることは、研究生命を断つに等しい。 

  • 分類=神経科学・日本語。79年1月?

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著者プロフィール

1926年、東京府中野区生まれ。1949年、東京歯科医専卒(東京医科歯科大学の前身、耳鼻咽喉科)。1951年に同大学助手、1957年に講師、同年に「鐙骨固着度の検出法」で東京医科歯科大学にて医学博士。1958~70年、国立聴力言語障害センター職能課長。1983年、東京医科歯科大学難治疾患研究所教授。1986年、『脳の発見』で日本文学大賞(学芸部門)受賞。1990年、東京医科歯科大学名誉教授

「2016年 『日本語人の脳』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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