子どもを本嫌いにしない本

著者 :
  • 大修館書店
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本棚登録 : 220
感想 : 32
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784469222371

感想・レビュー・書評

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  • 赤ちゃん〜思春期にいたるまで、どうやって子どもが本と接していったらよいかが書かれています。
    文字数が少ないのかあっという間に読んでしまいました。もっともっと聞きたいことがでてきたので、直接お会いする機会に聞いてみます。

  • 小さいうちから百科事典、図鑑などでたくさんの言葉に触れておくと楽しく覚えられる。
    読書感想文の書き方がなるほどなと思った。

  • いくつの子にはこういう本を
    ということが書かれています。

    自分の読書歴とてらして、
    すごく納得感のありました。
    きっととてもたくさんの
    子どもたちを見てきたのでしょうね。

    子どもがいるので、
    参考にしたいとおもいます。

  • 娘はもう中学生で、無類の本好きなので必要ないかな?と思ったけど気になったので読んでみた。
    すごい本だった。

    娘が生まれてすぐに、住んでいる地域からお祝いで
    まつおかたつひで さんの「ぴょーん」という絵本をいただいた。
    赤ちゃんでも本を読んであげると理解できますよ、と。

    本当かな?と思いながらも、繰り返し読んでみた。
    反応があるような無いような、、、
    だったけど、赤ちゃんでも理解してるのか、と、
    頻繁に図書館に通って本を借り、常に読み聞かせていた。

    そのせいかどうかはわからないけど、
    娘は私以上の本好きになった。
    そして、読み聞かせは私にとっても育児をする中で
    一番の癒しの時間だった。

    でも、子供を産む前にこの本を読んでいたら、
    また少し違った、面白い本の選び方をしていたかもしれない。


  • 本当にかん子先生はすごいな…なんでわかりやすいんだ…

    軽いタッチで読みやすく、筋が通っている文章ですらすらっと1時間くらいで読んでしまった。

    p.50 分類体系を作るのが上手だと、整理整頓が、上手くなります。物事を整理して考えることが上手だと、生きるのが楽になります。

    p.62 つまり、5年生は、大人が読んでいる本の中から、読めるものを引っ張ってきて読むことができる最初に年齢、と言うことになります。夢中になれる、自分たちだけの文化があるときにはいいですがない時代には、そうやって大人文学から引っ張ってきて読むことになるので、普通の本屋さんの平台(同じ本がたくさん積んである展示の仕方のところです)に並んでいる本棚とかでも読めるもの、= 5年生以上が読める本と言うことになるわけです。また、5年生になると、社会性が出てきます。そうすると、男子のかなりの人が、戦国武将や三国志にはまります。女子は友達関係です。

    p.84 91の内訳は…この中で”詩歌”、”戯曲”、”小説”は誰かがでっち上げた嘘話です。現実にそういう出来事が起きたわけではありません。でも、”紀行文””エッセイ””ドキュメンタリー”は実際に起きたことを書いたものです。つまり、わたしたちが”本”といって思い浮かべる”文学”は本全体の中のごく僅かな部分でしかない、のです。

  • な、なるほど…確かに…
    ためになるな…読書とは、本に触れるとは
    やっぱり赤子がいる家はとりあえず本を何冊か転がしておくべきなんだな…

  • 子どもの本のスペシャリストである赤木かん子さんの、金言がつまった本です。読み聞かせや、子どもの読書とどう向き合うか、とても参考になります。

    ・3歳くらいの人にとってはすべての本がリアル系
    ・小さい人たちは変温動物が好き。男子が変温動物から離れていくのはだいたい四年生。5、6年生から中学生にかけて、男子は有機から無機へ。
    ・「バナナってなあに?」分類と定義遊び。分類して、並べて、眺めて、悦に入る遊び。分類すること自体に快感を感じる。
    ・小学生になるころ、恐怖の謎なぞ年齢。一度終わってしまえば二度と復活しない。
    ・1、2年生は、なにかができていく工程が大好き。
    ・子どもは8歳を過ぎたころから違うプレートに乗り始める。5年生は大人の本のなかから読めるものを引っ張ってきて読むことができる。
    ・中高生の読書には、親は触らないほうが無難。
    ・書体が古い本は読みにくい。

  • とっても読みやすいです。我が子が乳幼児の時にも読みましたが、字を追う気力がなくても読めました。隣で分かりやすく話してくれているような文調で気負わなくても読めます。
    子育てしてる人や学校図書に携わってる人…子どもに本を読んで欲しいなと思っている人には参考になると思います。「なるほど!」と「そうなのか!」の繰り返しで、1~2年に一度は読み返したい本です。

  • 学習まんがや図鑑、知識系を好む傾向のある我が子や勤務校の子どもたち。物語を読んで欲しいなあと思っていたがリアル系でもいいじゃないかと思い直した。おもしろそうなのをピックアップして検討しよう。岳陽舎のはじめての発見シリーズはいいよね。

  • 2020.12.24

    子供の年齢で、細かく分かれているのがわかりやすかった。まだ子供は1歳なので、小学生以上になると「ふーん」という感じであまり頭に入ってこなかったので子供が大きくなったらまた読み返したい。
    最後の読書感想文の書き方や、レポートの書き方は子供が困る前に教えたい。

    ・子供が読みたい本を持ってきたら「えー?これー?」など否定せずに言わず読んでやる。面白くなくてがっかりしても失敗することも大事、面白かったら2人で楽しめばいい。小さい時には乱読が必要。

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著者プロフィール

松本生まれ、千葉育ち。
法政大学英文科卒。
1984年、“本の探偵”でデビュー。
現在は、子どもの本や文化の紹介、ミステリの紹介・書評に活躍中。
好きなものは、温泉と民族伝統芸能と美味しいゴハン。
著書
『こちら本の探偵です』(径書房)
『子どもの本とごちそうの話』(径書房)
『魔女のよせなべ』(径書房)
『かんこのミニミニヤング・アダルト入門1・2』(リブリオ出版)
『この本読んだ?おぼえてる?』(フェリシモ出版)
など

「1988年 『魔女のよせなべ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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