- Amazon.co.jp ・本 (150ページ)
- / ISBN・EAN: 9784469240641
感想・レビュー・書評
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2022年12月で発表100周年だそうです。
やっぱり詩は、ましてや英語の詩はわからない。April is the cruellest monthの、格好良さと言うと安っぽいが、決まっている感じは伝わってくるのだが。。。キリスト教的な素養があると、救いを希求する切実さがもっと身に沁みてくるのだろう。むしろ大事なのは音楽的センスか。rhymeの快感が今ひとつピンとこない私です。
注釈により、和歌でいうところの本歌取りみたいなことが全編にわたって見られることも知った。爛熟した文芸だ。
(追記)
The Atlanticの記事によるとEliotの本歌取り大会は普通のことではないみたい。この詩を書いたときのEliotの精神状態が悪かったことも触れられていて、ちょっと合点がいった。
https://www.theatlantic.com/magazine/archive/2023/01/ts-eliot-the-waste-land-poem-anniversary/672231/
"More than half of it is quotes or near quotes from or allusions to other pieces of writing. All sorts of writing, highbrow and lowbrow. If you’ve ever been around somebody whose psyche is collapsing, you know that this is what sometimes happens: They start spewing quotes. They start spewing references, innuendos, broken-off bits, debris. Then they start connecting the debris."詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『ぼくらの頭脳の鍛え方』
書斎の本棚から百冊(立花隆選)90
世界文学
できれば英語で読むかせめて対訳本で。 -
評判程じゃない。普通ではないが、それ程でもない。
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断片的な言葉
神話的
モダニズム作家の中で、T.S.エリオットが一番好きかもしれない。 -
怪奇で厭世的な雰囲気。神話や古典のイメージが織りなされてて、好きな詩です。