無責任なテストが「落ちこぼれ」を作る―正しい問題作成への英語授業学的アプローチ (英語教師叢書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (177ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784469243369

感想・レビュー・書評

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  • 『英語教育』1990年4月号から1991年9月号までの連載をまとめたもので、1993年刊行。しかし決して古くありません。
    いわゆるこれがいい、というような「答え」はありません。ただただ、テスト作りの考え方とダメなテストの目白押し…私は本書をもとに、一から勉強し、自分のテストを見直していかなくてはなりません…世の中そんなに甘くないです。

    テスト問題作成に必要な観点はいくつかありますが、
    ・テスティング・ポイントをはっきりさせること
    ・結果に信頼性のもてるもの
    ・現実性がある課題もしくは文章内容であること
    ・いい方に波及効果が期待できること
    ・受ける生徒に負担がないこと、納得いくものであること、生徒の立場になって考えられていること
    があげられます。

    私個人としては、センター試験くらいしか受験英語に触れていないので、いろんな問題を読めておもしろかったです。身に覚えのあるものも含めて…20年以上たっても日本の英語教育はあまり変わってないということです。

    言語分野のテスティングの研究は未だに少ないようです。そういう状況も理解した上で、これからどうあるべきか勉強していかなくては、と思ったのでした。

  • 今まで配慮してきたつもりのテストもまだまだだめで、
    これまでもやもやしてきたものがなぜダメだったのか気付かせられるものもあった。
    あとは実際に現場でどうつかっていけるか、
    どう改善していけば良いのか、
    実行の手だてを考えてみようと思う。

  • おれが中高6年間ずっと解いてきた英語のテストのすべての形式が網羅的に紹介されていて、そうそうこんなテストもそんなテストもあったなーと思ってシミジミしていたら、それがとんでもない「悪問」で問題点に満ち溢れていることを突きつけられるという、おれにとってあまり穏やかではない書。残念ながらあまりに「悪問」が跋扈している現在では、この本はやたら急進的なものに思えてしまう。あまりに受験英語に慣れすぎたせいなのか、「悪問」に対する批判がピンと来ないものもあった。そういえば教師になった人がテスト論を勉強したら自分の作っている問題は何から何まで全て「悪問」だったということが分かりうつ状態になった人もいるという話を聞いた。要するにテストを「良問」にするためには根本的には英語教育や大学入試を変えなければいけないということなので、つまりそういったものが変わらない限り、テストの良し悪しを議論しても始まらないという感じはする。
     ただこの本を読めば、選択肢の並べ方や質問の仕方など、「美しい」(=統一感のある、悪意のない、明瞭な)テストを作るためにはどんなことを避けるべきなのかが分かる。また部分的に、特におれは単語テストや聞き取りテストの面でこんなテストだったら確かにいいな、というのがあった。また巻末にテスト論での用語集や参考文献の案内などもあって良心的。

  • テスト作成方法やその狙いが分かりやすく説明されています。鋭い切り口、辛口コメントも◎です。

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