英語学習者コーパス活用ハンドブック

制作 : 投野由紀夫  金子朝子  杉浦正利  和泉絵美 
  • 大修館書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784469245806

感想・レビュー・書評

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  • writing指導用にコーパス入門として。

  • 【内容説明】
    学習者の言語使用をデータ化した英語学習者コーパスは、英語科教員にも有益なツールとして期待が高まっている。本書は国内の主要日本人英語学習者コーパスの概要と研究例を紹介し、その活用法を探る。学習者のエラー分析や理解度発達など、研究と指導の両面に有益な1冊。
    http://plaza.taishukan.co.jp/shop/Product/Detail/21168

    『英語学習者コーパス活用ハンドブック』 Companion Site
    http://learnercorpus.sakura.ne.jp/contents/

    【編著者】
    投野 由紀夫(とうの ゆきお)
    金子 朝子(かねこ ともこ)
    杉浦 正利(すぎうら まさとし)
    和泉 絵美(いずみ えみ)


    【目次】
    はじめに

    1章 学習者コーパス研究のこれまでとこれから

    2章 学習者英語の国際比較――日本人英語の特徴を解明する
     2・1 【概説】学習者コーパス ICLE とは
     2・2 【研究例・1】日本人大学生の移動動詞 come と go の使用
     2・3 【研究例・2】日本人大学生の英語の冠詞使用
     まとめ/ブックガイド/発展研究

    3章 学習者英語の談話分析――会話を組み立てる力を解明する
     3・1 【概説】学習者コーパス LINDSEI とは
     3・2 【研究例・1】非母語話者による英語の感情表現の使用
     3・3 【研究例・2】日本人英語学習者の会話中における母語使用について
     まとめ/ブックガイド/発展研究

    4章 学習者英語のコロケーション分析――単語を組み合わせて表現する力を解明する
     4・1 【概説】学習者コーパス NICE とは
        *コンパニオンサイトで訂正・補足情報をご確認ください。
     4・2 【研究例・1】強意副詞と形容詞のコロケーションの分析
     4・3 【研究例・2】of を含んだ連語表現の使用分析
     まとめ/ブックガイド/発展研究

    5章 学習者英語と母語話者との比較――ネイティブらしさのポイントを解明する
     5・1 【概説】NICE による母語話者データとの比較
     5・2 【研究例・1】判別分析を使った学習者英語の言語的特徴
     5・3 【研究例・2】語彙の豊かさと習熟度の関係
     まとめ/ブックガイド/発展研究

    6章 学習者英語の学習段階別分析――学習レベル別の英語の特徴を解明する
     6・1 【概説】学習者コーパス JEFLL コーパスとは
     6・2 【研究例・1】n-gram 分析による中高生の語彙・文法発達
     6・3 【研究例・2】時制と相のエラー分析
     まとめ/ブックガイド/発展研究

    7章 CEFR 基準特性と学習者英語――レベル別の学習目標を設定する
     7・1 【概説】学習者コーパス ICCI とは
     7・2 【研究例・1】基準特性の抽出
     7・3 【研究例・2】機械学習を用いた英語力レベル基準特性の抽出
     まとめ/ブックガイド/発展研究

    8章 学習者英会話データの分析―― 日本人学習者の英語スピーキング能力を解明する
     8・1 【概説】学習者コーパス NICT JLE コーパスとは
     8・2 【研究例・1】スピーキングテストに見られる対話の修復
     8・3 【研究例・2】日本人学習者の英語発話における論理展開力
     まとめ/ブックガイド/発展研究

    9章 学習者英語の自動分析――日本人学習者のコミュニケーション・ストラテジーを解明する
     9・1 【概説】学習者コーパスと自動処理
     9・2 【研究例・1】多変量解析によるスピーキングデータの自動分析
     9・3 【研究例・2】学習者コーパスからの表現リストの半自動抽出
     まとめ/ブックガイド/発展研究

    10章 学習者コーパスを活用した指導
     10・1 ICLE-JP を用いたフレーズの学習
     10・2 NICE を活用した英文エッセイ・ライティング指導
     10・3 NICT JLE のエラータグを利用した学習困難点の重点的学習

    参考文献
    索引

    Technical Box
     コンコーダンスから用例分析へ
     エラータグの付け方
     感情表現語彙の分析方法
     ターンと使用語数のカウント方法
     レベル別コーパスデータの整備と of の頻度カウント
     n-gram、lexical bundles、p-frames の処理
     Perl スクリプトの活用
     判別分析の Excel マクロ
     語彙統計のプログラム
     AntConc
     LOWESS とは
     混合効果モデルとは
     会話分析
     マニュアルでのタグ付与の際の注意点

  • 斜め読み.ちょっと内容が専門的すぎるので,もう少し自分の目的意識をハッキリして読まないと意味がない.

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著者プロフィール

東京外国語大学大学院教授。英国ランカスター大学でPh.D(コーパス言語学)を取得。専門はコーパス言語学を応用した英語教育、英語辞書学、第2言語習得。アジア辞書学会会長、英語コーパス学会会長などを歴任。海外の学会講演や国際ワークショップ講師なども多数行う。日本における代表的なCan-DoリストであるCEFR-Jの開発代表者。2016~2020年度NHKラジオ「基礎英語3」講師。

「2022年 『音声DL BOOK NHK基礎英語 中学英語でできる! 話せる! Can-Doフレーズ英会話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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