スポーツの資金と財務

  • 大修館書店 (2014年10月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784469267648

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  • 【内容】
    著者  武藤泰明
    ジャンル スポーツ科学 > 経営・ビジネス
    出版年月日 2014/10/01
    ISBN 9784469267648
    判型・ページ数 A5・288ページ
    定価 本体2,700円+税

     スポーツには利益が必要だ!!
     日本のスポーツ組織にはエクセレント・カンパニーがない。そこで本書では成功をおさめている欧米の「優れた実践」を紹介している。イングランドやドイツ、スペインのサッカーリーグ・チーム、UEFAチャンピオンズリーグなどの欧州サッカーやアメリカの4大スポーツと日本のスポーツを比較して解説。
    http://www.taishukan.co.jp/book/b198933.html



    【目次】
    目次 [003-010]

    序章  011
      1.はじめに 011
      (1)成功と停滞
      (2)マクロ、メゾ、ミクロ
      2.本書が取り扱う範囲 016

    第 I 章 プロスポーツのファイナンスの特性 019
     第1節 プロスポーツチームの資金の流れ 020
      1.収入の多様性
        ○マイクロ・コングロマリット
      2.非営利性?
        ○営利とは何か  ○非営利的な株式会社  ○スポーツは非営利でよいか
      3.収支構造の問題点
        ○収支均衡  ○財務管理の難易度の高さ  ○支出の硬直性
        [TOPIC] リーグ戦型ビジネスモデル、ゴルフトーナメント型ビジネスモデル
     第2節 情報開示 028
      1.競技別の開示状況
      2.情報開示の目的
        ○Jリーグのチーム経営情報開示  ○仲間を増やす  ○企業スポーツの問題点
     第3節 株主 033
      1.株主構成
        ○自己資本比率と負債  ○スポーツの特殊性  ○株主の「数」と「類型」
      2.オーナーシップと財務行動
        ○企業スポーツのオーナーシップ  ○プロチームのオーナーシップ
        ○Voice or Exit  ○非営利性の問題点

    第II章 プロスポーツと株式上場 041
     第1節 イングランド各チームの上場の経緯 042
        ○放送権料の高騰  ○チームの価値をスポンサーが決める
      1.ヒルズボロの悲劇とスタジアム改修
        [TOPIC] インフレとチケット価格
      2.BスカイBによる放送権の獲得
        ○フットボールリーグの低迷  ○離脱とプレミア創設
      3.上場とM&A、上場廃止、再上場
        ○チームではなく持株会社を上場
        [TOPIC] 戦力均衡と昇降格
        ○M&Aと上場廃止
        [TOPIC] イングランドサッカーチームのサポータートラスト
     第2節 マンチェスター・ユナイテッドの再上場 053
      1.のれん代、クラブライセンス制度、ファイナンシャル・フェアプレイ
        ○有力チームの「のれん代」  ○クラブライセンス
      2.マンチェスター・ユナイテッドの「種類株式による再上場」
        [TOPIC] 種類株式
     第3節 ドイツの現状と展望 057
      1.ブンデスリーガ所属チームは公益法人
        ○バルセロナは相互会社  ○ドイツ・サッカーチームの発生過程
        ○スポーツクラブが増えたのは最近である  ○高い組織化率
        ○総合型は実は少ない
      2.51%ルール
        ○FCバイエルンは株主に配当している
      3.今後の展望
        ○上場と支配権の維持  ○子会社株式上場と少数株主問題
     第4節 日本の現状と展望 065
      1.新興市場の上場基準
      2.リーグ規約との整合性の問題
        ○外国人による所有の禁止  ○ややアバウトなルール
        ○外国人オーナーを禁止すると上場できない
        ○株式異動についての理事会承認
      3.ビジネスモデル
        ○強化投資の見返りがない
      4.今後の展望
        ○地域密着原理は1つではない  ○外国人オーナーは登場するか
      5.補論:ホッフェンハイムの成功例から
        ○予見可能性  ○オーナーの「新陳代謝」  ○トップリーグへの直接参入

    第III章 スポンサーとメディアからみたスポーツ組織の投資価値 081
     第1節 協賛金と放送権料は「投資」である 082
      1.広告費、コンテンツ、視聴率の関係
        ○スポット広告のスポンサー  ○バラエティ番組のスポンサー
      2.スポーツ・スポンサードはバラエティ型
      3.ポストシーズンマッチ、カップ戦の効果
      4.競技団体スポンサー
      5.放送権料の性格
        ○チームが受け取る放送権料、リーグが受け取る放送権料
        ○無料放送の放送権料  ○エージェント(仲買人)と放送権料の高騰
        ○有料放送の価格決定とリスク  ○エージェントの破綻
     第2節 欧州プロサッカーのビジネスモデル 092
      1.投資機会としてのUEFAチャンピオンズリーグ・ヨーロッパリーグ
        ○UEFAチャンピオンズリーグ  ○UEFAヨーロッパリーグ
      2.テレビ視聴環境
        ○欧州は国ごとの人口が少なく、言語が多様  ○国内の多言語化
        [TOPIC] 日本の放送権料はなぜ低いのか
     第3節 視聴率から見た投資価値の計算 101
      1.基本概念の整理
        ○2014ブラジル・ワールドカップの放送権料は割高か
        ○視聴率と視聴人口  ○テレビ広告費とチーム・スポンサー料の比較
        [TOPIC] 欧州サッカーのユニフォームスポンサー料
      2.テレビ放送によるスポンサー価値の向上
        [TOPIC] ボスマン判決とチャンピオンズリーグ視聴率
      3.Jリーグの放送権料を評価する
        ○有料放送の広告価値換算  ○有料視聴者の負担額
        ○地上波で必要な視聴率の計算  ○都道府県あるいはチームごとの視聴率
        ○J1のほうが視聴率が高いと仮定した場合の試算  ○地域(都道府県)別放送権料
      4.地上波無料放送に必要な視聴率
        ○視聴人口からの検討  ○視聴人口の獲得競争
     第4節 新興国市場の価値 129
      1.放送権料の配分方式とその背景
        ○国内は均等、国際試合で格差がつく
      2.海外放送権料
        ○イングランドとスペインの海外放送権料収入が多い理由
        ○BOP(Base of Pyramid)  ○アフリカ?

    第IV章 スタジアム・ファイナンス 141
     第1節 誰がスタジアムを建設するのか 142
      1.3つのキャッシュフロー
      2.日本の課題状況
        ○二元論を超えて
      3.スタジアム建設資金の出し手
        [TOPIC] ガンバ大阪の新スタジアム
        ○PFIの限界  ○地域間競争と集客施設の必要性
        ○日本のスポーツの集客力  ○資金拠出者としてのプロチーム
     第2節 借り入れと返済 149
      1.返済の試算
      2.他のキャッシュフローについて
        ○入場料収入の増加
     第3節 増資 152
      1.MLB型
      2.(日本の)企業スポーツ型
      3.Jリーグの地域密着型
      4.持株会型
        ○持株会会員は適切な代表を選べるか
        ○相続人への拠出金の返還:持株会会員は「新陳代謝」する
        ○資金留保の方法について  ○留保金に関する資産
        ○退会事由の制限  ○余資の運用
        ○チームによる自社株買い  ○持株会で「民主主義」は機能するか
      5.種類株型
      6.公募型
        [TOPIC] 株式の譲渡制限
     第4節 ネーミングライツ 161
      1.米国の命名権ビジネス
      2.価格設定の論理
      3.日本の命名権ビジネスは遅れているか
        ○命名権には効果があると認識されている
        ○日本の命名権の契約額は低くない
        ○契約期間について  ○長期契約のメリットとデメリット
     第5節 ラグジュアリースペース 169
      1.大相撲
        ○維持員制度
      2.プロ野球(日本)
      3.プロ野球(米国)
        ○ラグジュアリースペースの収入貢献度
      4.日米の比較から
        ○運営管理者が設計段階から関与する
     第6節 運動公園から複合商業施設へ 178
      1.スタジアムのKFS
        ○スタジアムは大きくなければならない
      2.ブレークスルーは「都市開発」
        ○総合運動公園の問題点
      3.広域回遊:日本的な解決策
        ○ソウルの1988年と2002年  ○立地は変えられない
        ○ショッピングセンターからスタジアムへ、スタジアムからショッピングセンターへ
     第7節 スポーツMICEコンプレックスへ 184

        ○毎月1回は各都道府県で全国大会が開催されている
        ○複合化から「メタ複合化」へ

    第V章 スポーツ組織の資産価値 187
     第1節 資産価値とは 188
      1.海外プロスポーツの資産価値
        ○一般企業との比較
      2.資産価値の算定方法
        ○株価の算定方法
        [TOPIC] デュー・ディリジェンスの実際
        ○EVについて  ○EV/EBITDA倍率
      3.のれん代
        ○無形資産  ○ケイパビリティ
      4.キャッシュフローの重要性
        ○非営利組織の価値計算  ○サッカーチームの価値と利益
      5.日本のプロスポーツの資産価値
        ○営業利益からの検討  ○他の方法での計算と確認
        ○浦和レッズの資産価値は30億円?
        ○利益が増えると無形資産が大きくなることの解釈
        ○資産価値はチームを安定的な存在にする
      6.リーグがチームの資産価値を高める
        ○リーグはチームの意志に背反する決定を行う  ○試行錯誤の重要性

    第VI章 リーグ・ファイナンス 217
     第1節 リーグをめぐる論点の整理 218
      1.商品としての競争
        ○リーグ機構とチームにとっての「勝利」の意味の違い
      2.戦力均衡を求めるビジネスモデル、格差を容認するビジネスモデル
        ○サッカーにおけるリーグ機構の主な役割
      3.チーム同士の関係:支配、提携、取引、競争、補完、模倣
        ○全チームによる提携関係  ○補完(Complement)  ○模倣
      4.リーグ機構とチームの関係
        ○さまざまな外形と役割  ○中央集権と分権  ○関係の多様性
        [TOPIC] 補完(Subsidiarity)か、非フルセット化か
     第2節 リーグ機構のマネーフロー 229
      1.リーグのブランド価値とオフィシャル・スポンサー
        ○欧州サッカーと日本の格差は小さい
        ○NFLのスポンサー料が1000億円である理由
      2.リーグ収入の配分
        ○レベニュー・シェアリング  ○昇降格があっても配分が均等に近い理由
      3.チームからの収入と分配
      4.ファイナンシャル・フェアプレイ

    第VII章 非営利スポーツ法人の財務と会計 237
     第1節 非営利組織をめぐる制度 238
      1.非営利組織の類型
      2.「公益」と「一般」への移行
     第2節 非営利組織の会計処理の慣行と問題点 241
      1.これまでの慣行による問題
      2.公益法人の収支の評価と資金管理
        ○リスク耐性と資金繰り  ○収支の事後評価  ○プロジェクト・マネジメント

    第VIII章 種目別全国団体の財務の実態 251
     第1節 スポーツ団体の組織構造 252
      1.統括団体
      2.種目別全国団体
      3.傘下団体
     第2節 競技者とチームの登録 258
      1.登録者数
        ○登録人口、競技人口、実施人口  ○登録者数の調査結果と推定
      2.登録料の配分
      3.登録料の使途:対価性をめぐる問題
     第3節 スポーツNGBの予算規模 264
      1.集計の対象と方法
      2.収支の規模
      3.法人格による規模の違い
     第4節 スポーツNGBの収支構成 268
      1.収支の基本的な構造
      2.収支それぞれの費目構成
        ○収入  ○支出
     第5節 新・公益法人の収支 272
      1.収支構造(全体)
        ○社団法人では法人会計が公益会計をファイナンスしている
      2.法人単位の収支構造

    用語解説 [278-279]
    参考文献 [280]
    さくいん [281-286]

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著者プロフィール

早稲田大学スポーツ科学学術院教授
1955年生まれ。80年、東京大学大学院修士課程修了、三菱総合研究所入社、三菱総合研究所主席研究員を経て、現職。

「2022年 『財閥のマネジメント史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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