知識ゼロでも2時間で決算書が読めるようになる!―会計超入門!

著者 :
  • 高橋書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784471212469

作品紹介・あらすじ

みんながわかった超理解法。利益=運動成果、資産=身体、キャッシュフロー=流血…ヒトのカラダにたとえれば、気持ちいいほど頭に入る。誰でもわかる究極メソッド。

感想・レビュー・書評

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  • これまで読んだ本の中で一番わかりやすかった。
    2時間では無理があるけど、半日あればイメージできるようになる。
    有名企業の分析もわかりやすく面白い。
    続編出たらまた買うわ。

  • これは買う!
    佐伯さんの別の本が凄く良くて、丁度興味のある分野なので借りてきました。NISA導入で興味のある方は多いのでは?

    ただ、2時間は無理よw
    経理なめんな(笑)

    ちょっとだけ仕事でやったけど忘れたわ〜
    っていう私みたいな人には激震の効果あり。

    あれってこういう事だったのか〜。例え巧いわ〜。あー、なんかこんなん見た事あるけどシステム化してるから中身わかってなかったわ〜。

    仕事してた時読みたかったよorz
    大局を捉えている方にしか書けない本です。宝。

  • 決算書を人の体に例えて解説している本。キャッシュフロー計算書は血流で、貸借対照表は健康診断で、損益計算書は運動成果、らしい。売掛金は、コレステロールだとか。売上は、御飯にでもなるのだろうか。
    分かりやすく説明するためだとは思うものの、例えに無理があって、個人的には読みにくい印象を受けた。

    最後の分析での、マックとモスの比較には違和感がある。モスの方が売上高人件費率が高いことを受け、モスはただのハンバーガー屋ではなくレストランなのです、と著者は言っている。人件費の多寡で、そのような結論を出せるものだろうか。本書の趣旨とずれるのかもしれないが、店舗あたりの従業員数、人件費など、他の要素もあわせて分析して欲しいと感じた。

  • 後半、簿記2級レベルでも難しかったです。

    そして今のレベルじゃ2時間じゃ読めないです。

    1日がかりでした。

    簿記の勉強をする際に、テキストや問題集には多くの時間をさくくせに、こういう類の本には頼っていませんでした。

    急がば回れ。

    簿記ができても意味がイマイチわからない人にオススメです。

    もうちょっと早く読んでいたら点数アップしてたかも。

  • 会社の状態を知るうえで必要な会計の知識を堅苦しい言葉でなく、身体の筋肉や血液などに例えており、イメージがしやすかったです。

    前半部分は損益計算書、貸借対照表、キャッシュフローの理解をイメージできるような説明でした。

    後半は上場企業の財務諸表を用いて、実際に数値からなにを読み解けるのかを丁寧に説明されています。

    会計や簿記の知識がなくてもイメージから具体例まで学べたので、会計学への良い入り口となりました。

  • 決算書→成績表
    損益計算書(P/L)→運動成績表
    貸借対照表(B/S)→健康診断表
    キャッシュフロー表(C/S)→血流検査表

    というような形で比喩表現しているため知識が全然ない人でも読みやすく分かりやすい。
    もちろん社会人で少し知識がある状態で読んでも、前半基礎編、後半分析編と深掘りするので為になった。

  • とにかくわかりやすく、そして興味を持てるような要点でまとめられている。
    実際にトヨタなどの数字を追っての解説は面白かった。
    知ってる企業の決算書を読んでみるキッカケになったよ。お薦め!

  • 完全に無知な自分でも、かなり分かりやすく読めた。
    株式投資初心者としても読んで良かった。
    簿記の勉強もしようと思う。

  • 全くの知識ゼロではない状態から読み始めたこともあって、スムーズに内容を理解できた。知識ゼロだと2時間で読むのは難しいのではないかと思うが、比喩がわかりやすく入門書として最適なのは間違いない。
    簿記をかじったことがあるためBSPLについては一定程度理解していたものの、キャッシュ・フロー計算書は触れる機会がほとんどなく漠然と苦手意識を抱いていたが、本書で基礎から学べたことで、そのような意識はかなり薄まった。

    本書がわかりやすかったので、著者の他の作品も読んでみようと思ったが、本屋で見た限り内容に大きな違いがないように思われたため購入は検討中。

  • 利益には以下の5段階。

    売上から作るコストを引いた売上総利益
    売上総利益から売るコストを引いた営業利益
    お金の貸し借りなど財務活動まで加味した経常利益
    特別な収益や損失まで加味した税引前当期損益
    税金を引かれた当期純利益

    ※広告宣伝費は販管費に含まれる。

    会社は資本を元に資産を買い、資産を使って売上と利益を生み、利益の一部を再び資本に回す。

    資本→資産→売上→利益→(繰り返し)

    この利益がどれだけの資産で生み出されたか?

    総資産利益率 ROA
    (return on asset)=利益÷総資産 × 100

    ※高いほど効率が良い。

    また株主の視点では、
    自分たちの投資を使いどれだけ利益を上げたか?

    自己資本利益率 ROE
    (return on Equity)=利益÷自己資本×100

    ※高いほど効率がいい。

    営業利益率などは業界によって相場が変わるが、ROAもROEも業界共通で測れる指標。

  • JALなどの有名企業を実例としつつ財務諸表をわかりやすく解説していた一冊。

  • 会計の説明は最初体のたとえなのでちょっとわかりやすいかと思いきやよくわからぬ…後半の財務分析はわりとちゃんと具体例出てるのでそこは評価。

  • これまで入門程度の簿記知識はあったけど、言葉ばかりの詰め込みで、自分の中であまり実用的なものになっていなかった。

    会社の数字に関する入門本は数冊読んだけど、会社を人の体に例えて説明してくれるこの本が一番イメージしやすい!イラストも可愛くて好きです。

    特に応用編は実際の会社を例に出して(ファーストリテイリングやアステラス製薬など)、そこから何が読み取れるのかをやさしく解説してくれるので、ただの知識だけにとどまらず今後の実践に役立つと思う。

    定期的に読み直したい一冊!!

  • めちゃくちゃわかりやすい。授業の復習として手に取ったが、頭が整頓される。

  • キャッシュフロー計算書は、営業活動によるもの(税引前利益±売掛金、+減価償却費)、投資活動によるもの(固定資産、有価証券の購入と売却)、財務活動によるもの(借入金、返済)

    成長している会社の投資キャッシュフローはマイナスが多い=投資をしているから。

    実数分析、比率分析、時系列分析、他社比較の4つで見る。

    営業利益率=製造業で4~5%、非製造業で2~3%。同業他社と比較する。

    総資産利益率(ROA)=総資産が少なく利益が大きいほうがいい。自己資本利益率(ROE)=国債金利などと比較できる。
    総資産回転率と売上高利益率を合わせて、ROAが計算できる。=ROAは万能選手。

    付加価値率=付加価値/売上×100%
    付加価値は、営業利益+人件費

    固定費が大きい=ハイリスクハイリターン

    自己資本比率は30%、できれば50%以上。

    流動比率=流動資産と流動負債を比べる
    固定比率=固定資産と純資産(自己資本)を比べる。

    営業CFがプラス、投資、財務がマイナス、が理想。

    売上が伸びているか、売上と利益がバランスしているか、利益と資産がバランスよく成長しているか。

    成長要因のうち外部要因は同業他社と比べる。

    IRFS=国際会計基準
    包括利益計算書=売上計上時期の違い
    財政状態計算書=経常利益はない。包括利益=資産価格の棚卸しを加える。

    決算短信で、自己資本比率やROEが一覧できる。

  • 会社の決算書を読むにはこれで十分。
    短時間に知りたいことを把握できる良書。
    本当の基礎本。

  • 2014/11 一見キャッチーで軽々しいタイトルだけど、さっくりと概要をつかめるよい本だと思います

  • 財務三票の基礎がわかりやすく学べる

  • 身体に例えたらむしろちょっとわかりづらくなったけど、それでもそれぞれの関係に目を向けさせたという点で素晴らしい。

  • 今まで決算書とは縁遠い仕事をしていたが、最近、必要最低限の知識が必要になり、ここ最近数冊読んでいる。
    この本は、タイトル通り非常にわかりやすい解説でどんどん読み進めることができた。

    今まで数冊読んできてある程度の知識があるからだとは思うが、すっと入ってくる内容であった。

    損益計算書は、どれだけ手足を動かしてどれだけ進めたかを考えるもの。
    貸借対照表は、会社の体つき。
    キャッシュフロー計算書は、会社の血の流れ。

    決算書の分析も、実際の企業の数字を分析に使っており、さまざまな角度からの分析法が書かれている。
    素人目にもわかりやすい。

    特にキャッシュフロー計算書の見方が参考にある。
    今まで、売り上げが多ければいい会社というイメージでいたが、黒字倒産の仕組みもわかるし、借金=悪ではないということも理解できた。

    しっかりと決算書を読めるようになるまで手元においておきたい本である。

  • 決算書を読み解くエッセンスがわかりやすく凝縮されていて素晴らしい。JALやファーストリテーリングなど具体的な有名企業を実際に分析してみせるのがよい。

  • 決算書って気になるけど、どう見たらよいのか分からない。
    かといって何から勉強したらよいのか分からない。
    そんな初心者向けの本です。

    B/S、P/L、C/Fに何が書いてあるかを丁寧に説明しています。

    この本を読んだ後に、シンプルな決算書を見ると、
    だいたい何が書いてあるのかが分かってくるでしょう。

    決算書を読むための入門書としては良いと思います。

  • 基礎的な解説+ちょっと読解、といった感じで、
    入門は楽しめる。

    ただ、基本的に財務諸表の構造を勉強し終わったものが読むものではない。
    すでに知っている内容が多すぎるので。

    ※新人教育の参考資料としてはよかった。

  • 以前関連の本を読んで以来、かなり忘れてしまっていた。
    そして非常に面白かった。

    体に例えて表現してあるが、それがなくても分かりやすかった。
    気楽に読めるし人にも薦められる。

  • もう一度会計を勉強しようと思い、手にとった本。

    例えが分かりやすく、イメージしやすい!

    簿記的な観点で決算書をみると、訳がわからなかったものも、するする腹落ちして行く感じ。

    決算書に苦手意識のある人や、会計のことをこれから勉強するという人には、とてもおすすめです。

  • 【目的】
    決算書をよりよく理解するために選択した。
    前回は「世界一わかりやすい財務諸表の授業」を手に取り二冊目だ。
     
    大体、3冊程度読めば理解も深くなると言われているので今度は前回とは違い決算書全体とそれを使った分析方法を理解したい。
    前回は、会計の発生主義を元に日々の取引から決算書ができるまでを解説したものだった。しかし今度は決算書とは何かから始まってその使い方を学べるはずだ。
    【結論】
    とてもわかりやすい初心者入門書だ。
    概論を理解するにはもってこいだ。これを足がかりに実際の経営分析や企業比較を行うことが重要になる。
    満足できる内容だ。

    ユニークな点は財務3表を人体に例えているところだ。
    貸借対照表→運動成果を測る成績表
    損益計算書→健康状態がわかる健康診断表
    キャッシュフロー計算書→血流を見る検査表

    法人というぐらいだから人…。根源は人だよというメッセージ性も受け取れる。


    【詳細】
    P/L・B/S・C/Sの基本編
    収益性・成長性・安全性を見る分析編
    分析結果から会社の本質に迫る終章

    事実から経営戦略の過程を類推をしているが面白い。

    当り前のことをわかりやすく書くのは難しいものだが的を得ている。会社の活動はすべからくお金に表せるということを分からせてくれる。
    決算書は利害関係者が会社の状態を判断するもので社員がそのものを批判したりすべきものではない。言えるのは株主ぐらいだと理解した。

    利益を出すためにコスト戦略を練り経営戦略で資源をどのように配分するのか明確化する。
    活動結果として決算数値が現れる。問題があるとすれば経営戦略、戦術ということになる。

  • ヤバいくらいに分かりやすい会計の本。人間の能力や体格を比喩的に使って会社の能力や体格、体力を論じている点がキモです。

    初学者にはうってつけの本ではないでしょうか。超おすすめです。
    新入社会人やこれから就職活動をする学生にも良いかも。

    グロービス経営大学院ファイナンス系講師の佐伯さんの著書です。

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