大塚あや子の花刺しゅう (暮らし充実すてき術)

著者 :
  • 高橋書店
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本棚登録 : 82
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (96ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784471400590

感想・レビュー・書評

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  • だいぶ前に買ったものの、実際には使わずそのままでしたが、
    このGWに再び出してきました。

    ポーチに刺す図案を探して、朝顔が載っていたので季節的にもよいかと思い刺しております。 本にある刺繍糸の色とは少し違う色を使いましたが、とても本が参考になります。 後ろに基本ステッチもでていますが、まったくの初心者だと図案ごとにもう少し説明がほしいかもしれませんが、特に問題はないと思います。

    おすすめです。

  • 刺繍のトッププロによるレシピ付き作品集。

    1つの作品が見開き2頁に収められていて、左側が作品の写真、右側に図案と使用糸の色番が載っている。

    まず左ページの作品を見て、驚く。
    茎1本、葉っぱ1枚に複数の緑が使われているのは分かるけれどグラデーションが自然で糸の変わり目が分からない…その繊細な色づかい。そして、花びらや茎が土台の布から浮いていたり、まるでラグのように布から糸が生えていたり…
    「えっ、刺繍ってこんな表現もできるの?!」

    種明かしを知りたくて、右ページの図案に目を移して、また驚く。
    使用糸(色数)の多さ。そして、たったこれだけの図案を元にこれが出来ているというそのテクニックの高さ。
    「…すごい…」

    ここに書かれている通りの材料を揃えて、書かれている通りのステッチで刺しても、私がこれを再現するのは不可能だろう…
    …圧倒されてそっと本を閉じると、カバー裏に小さな蜂が一匹、ぶぅ〜んと間の抜けた軌道を描いて飛んでいる。
    『…くす(微笑)』
    この子なら刺せるかも。
    (そしてまた1ページ目へ…)

    刺繍に興味のない人も、見ればきっと楽しめる美しい本。

  • 刺繍というものにどこか惹かれてしまい、出来もしないのに時折眺め、色んな妄想に耽ることが大好きなのである。出てくる刺繍はどれも一針一針が繊細で、その色使いだとか立体感だとか、感心というよりも感動させてくれる素晴らしい芸術だった。かと言って手持ちのアイテムに刺繍を施そうなんぞの愛らしい乙女心は持ち合わせていないのだけど。こういう刺繍は大好きな人にやってあげたい。

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著者プロフィール

1950年、福岡県生れ。
日本刺繍・欧風刺繍の刺繍家である母のもとで幼少の頃より刺繍に親しむ。
2005年4月に直接指導による刺繍教室「Embroidery Studio ECRU」を開講。刺繍の普及、後進の育成に努めるかたわら、広告制作やテレビ出演、雑誌、書籍出版など幅広い分野で活動している。
スタンプワークやシュヴァルム刺繍などの技法を日本に紹介したことでも知られている。伝統的な刺繍に新しい感覚を取り入れ、今を適確に表現するデザインには定評があり、幅広い世代に受け入れられている。
英訳、仏訳などの海外翻訳本も出版され、2010年秋には、New Yorkで自身初の個展を開催。個展開催の記念イベントとしてメトロポリタン美術館にて講演を行なった。2012年の秋には、日本国内で自身初の個展を東京国際フォーラムにて開催した。また、2012年より日本紡績協会の理事も務めている。

「2020年 『大塚あや子のステッチワーク』 で使われていた紹介文から引用しています。」

大塚あや子の作品

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