[高等教育シリーズ] 大学改革の海図 (高等教育シリーズ) (高等教育シリーズ 133)

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  • 玉川大学出版部
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784472302886

作品紹介・あらすじ

変わらなかった大学が変わりはじめた。少数精鋭で先端市場をねらいにするのか、時代に左右されない教育の不易市場を押えるのか。市場化をキーワードに、高等教育市場をめぐってしのぎを削る14大学の最前線を俯瞰し、次世代のための高等教育システムの骨格を、教育政策と財政を座標軸に描く。

感想・レビュー・書評

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  • 大学改革に取り組んだ14大学のベンチマークとしての例示が海図としてこれからの大学改革の指針になる!著者の意気込みを感じます。総論部分はつまらなかったですが、14大学の例は興味深いものでした。特に岐阜県立情報科学芸術大学院大学(大垣市・IAMAS)のユニークさ、立命アジア太平洋大学(別府市・APU)の壮大な実験、豊田工業大学の高い理念などが印象に残ります。立命の大学改革を支える組織の決断力、結束力、行動力は掛け値なしに凄いと尊敬を感じます。関西外語大の中で「少子化は大学のチャンスであり、追い風である。」「危機だからこそ教育が生まれる」「教育による付加価値で勝負する時代になっている」というプラス志向の言葉は肝に銘じたいです。

  • 考え方の変化を無視せず日本の大学の未来像と改革を構想する必要がある。
    かつては大学で休講になると教授も学生も喜んでいた。サービス業なのにサービスの提供をしていない。いんせんてぃぶの整合性がなかった。
    アメリカでも小規模リベラルアーツ大学の生存競争が厳しくなってきている。
    様々な大学で色々な取り組みが行われている。
    この本には出ていないが、日本でまともな大学は上智大学と青山学院くらい。あとは全部ダメ。

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著者プロフィール

矢野 眞和
矢野眞和:東京工業大学名誉教授

「2015年 『大学の条件 大衆化と市場化の経済分析』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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