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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784473012005
感想・レビュー・書評
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2024年に亡くなった文楽の人形遣い、三代目吉田簑助の自伝。1991年の刊行。
吉田簑助は昭和8(1933)年生まれ、ちょうど『一の糸』[ https://booklog.jp/item/1/4309418880 ]の三味線弾きのひとつ下の世代。前半では、文楽座消失(p64)や戦後の分裂時代など、小説で描かれた時代がリアルに語られる。
三和会・因会の分裂は昭和23(1948)~昭和38(1963
)年の15年間。松竹と袂を分かった三和会の技芸員は、劇場探しや荷物運び、宿確保の苦労。キャバレーへの出演など苦労したそう。
当時の簑助師はまだ17歳やそこらだが、人手不足ゆえに三和会時代には年齢不相応な良い役を貰えたとも振り返る(p119)。こういう時代のあったことが、かえってその次の世代の成長を促したのかもしれない。
後半は芸談。
細々した豆知識。
・吉田文五郎のやっていたお茶屋「文の屋」に住み込み。「トイレに常設の管から湯の出る装置(p34)」のある商売(!)。
・三越の店員さんの符牒で、食堂や食事のことを「キザエモン」と呼ぶ(p87)詳細をみるコメント0件をすべて表示
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