京都、オトナの修学旅行

  • 淡交社 (2001年3月15日発売)
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感想 : 15
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  • 本 ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784473018083

感想・レビュー・書評

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  • 京都って意外とどこ行ったらいいか分かんないから助かる。ただ行って終わりのよくある観光ではなく、歴史や思想もからめた本質的な回り方を教えてくれる。

  • 東寺には一度行ってみたい。
    あとは樂家に興味持った。
    京都ってたまーに行くけどけっこう行ったことないとこ多いのよね。

  • 京都はオトナにならないとその良さはなかなか分からない。オトナになってから「何故今まで行かなかったのだろう」と後悔するぐらい年と共にストンと落ちてくる街。メジャー派もサブカル派も捉えて離さない、通り一遍に眺めるのもありだけど、穿って見るとこんなに突っ込みどころ満載な街もない。

  • 確かに修学旅行はこのような芸術に詳しい人にこそ相応しいのかも知れません。私も京都への遠足がありましたがほとんど覚えていません。金閣寺・清水寺・東寺の3つの文化価値と観光人気が全く逆転しているという指摘は非常に面白いですね。清水寺がなぜカップルに喜ばれるのかという記述は非常に楽しいです。銀閣寺の向月台と銀沙灘は私も全く記憶ありません。観光客の視線が一方的であるということは全くそのとおりだと思いました。桂離宮の狩野3兄弟の手抜き襖絵は一度見てみたいものです。雨の日と晴の日のどちらも行くのは関西に60歳以降住めば叶いそうです。

  • 普通は入れないところへガンガン入っていく。
    模写と筆の修行の話はちょっと怖いがよくわかる。

  • 日本美術応援団のお二人が、京都の観光名所を紹介。ユーモアを交えた観点で、思わず「再訪して見てみたい」感に襲われた。

  • 購入者松木(2012.3.31):京都府民にもかかわらず意外と知れないのが京都にある寺社仏閣について。
    こうした別の角度から探究すると京都も魅力あることが解りました
    今度のガイド楽しみにしておいて下さい
    貸出(2012.4.12)吉田愛
    おじさん二人の修学旅行、載ってる写真は教科書や図録にはないもの(そこ?みたいな不思議なものや角度から)で、普段なかなか入れない場所にまで潜入していたりして面白いです!

  • 溺愛中の樂美術館が掲載されているということで、手にとった本。

    いいなあいいなあ。この中年男性達に新しい知見を教示していただき、熱い気持ちになれる。
    京都に足を運べば運ぶ程、金、銀、清水などいわゆる名所と呼ばれるところは知らず知らずのうちに嫌厭してきたけれど、こんな見方があったのか!と思わせてくれるの。またこの本を片手に、定番コースも回ってみたいなあ!

    京都中級者に、敢えておすすめしたい本です!

  • オジサン二人が、表紙で学ランコスプレしてますが、中身は楽しく真面目に、単なる知識に留まらないタメになる本です。
    あらためて、京都って美術の間を通り抜けながら暮らしてるんだなぁと思います。

  • 素で見たときと知識を持って見たときの落差を楽しむ
    含蓄のある言葉です。

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著者プロフィール

赤瀬川原平(あかせがわ・げんぺい)
1937年横浜生まれ。画家。作家。路上観察学会会員。武蔵野美術学校中退。前衛芸術家、千円札事件被告、イラストレーターなどを経て、1981年『父が消えた』(尾辻(★正字)克彦の筆名で発表)で第84回芥川賞を受賞。著書に『自分の謎(★正字)』『四角形の歴史』『新解さんの謎(★謎)』『超芸術トマソン』『ゼロ発信』『老人力』『赤瀬川原平の日本美術観察隊』『名画読本〈日本画編〉どう味わうか』。また、山下裕二氏との共著に『日本美術応援団』『日本美術観光団』『京都、オトナの修学旅行』などがある。2014年逝去。

「2022年 『ふしぎなお金』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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