能にアクセス (劇場に行こう)

著者 :
  • 淡交社
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本棚登録 : 47
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (143ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784473031297

作品紹介・あらすじ

はじめて能を観るのに、専門的な知識はいりません。ただし、能が誕生し円熟した時代の"当たり前"は、現在の"当たり前"ではありません。また能は抽象的な表現方法をとるため、わかりづらい部分もあるでしょう。能初見のときの著者のように「さっぱりわからない」状態になったらどうしよう…、そんな不安を抱かれているようなら、本書をちょっと手に取ってみてください。能の舞台への案内板になるかもしれません。

感想・レビュー・書評

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  • 能の基本的なことが知れる。
    初めて観る人におすすめの曲、ダイジェストがわかりやすかった。

    作り物はシテが作るだとか、道成寺の鐘は、ハリボテだろうと思っていたら80キロもあるだとか意外だったし、
    赤の多い装束は若い女性といったことを知ることができた。

    薪能を一度観てみたいと思った。

  • 今月、能を鑑賞するので予習に借りてきました。歌舞伎、文楽とは違って難しそうなイメージがあります。やはり、ある程度あらすじ等を頭に入れておかないと分かり難いらしいです。鑑賞するに当たり、何か決まり事があるのかと思いましたが、特に難しいことは無さそうです。ただ拍手はしないことが多く、静かに鑑賞するようです。男のシテ(主役)が能面をつけないことは初めて知りました。残念ながら鑑賞予定の演目については本書には載っていませんでしたが、これで少しは気楽に鑑賞出来そうです。

  • 初心者向け。教科書的に読むのならいいと思う。

  • 手引きとして。
    伝統芸能の中ではお能が最も好きです。
    昔、日本語が全く分からないジョンレノンが「隅田川」を見て、感動して泣いていたというエピソードを聞いたことがあります。
    自分は井筒も好きです。沖つ白波。

  • 2009年 60冊目 4/21 本日二冊目

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著者プロフィール

京都市に生まれる。現在、大津市に在住。
■文筆 京都府の広報誌記者、各出版社の雑誌記者を経て、現在は新聞、雑誌などに随筆やルポ記事を執筆。著書に「京の和菓子12か月」(かもがわ出版)「古典芸能楽々読本」(アートダイジェスト)「能にアクセス」(淡交社)「京都の和菓子」(学研)「能のデザイン」(青幻舍)。共著に「茶道学体系」4巻(淡交社)。主な執筆単行本に「四季・日本の料理」全4巻(講談社)「Jガイド京都」(山と渓谷社)「和菓子の意匠―京だより」(京都新聞企画事業)など。書籍以外の執筆にCD「江戸の文化」全5巻(コロムビア)。
■白拍子舞 平安末期から鎌倉時代に活躍した白拍子の芸能を舞、歌、語りにより創作。流儀を持たないで、遊行の芸能者として表現活動を行う。

「2019年 『近江の能 中世を旅する』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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