マザーズ: 2000-2005 未来の刻印

著者 :
  • 淡交社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (135ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784473032577

作品紹介・あらすじ

第51回ヴェネツィア・ビエンナーレ日本館2005公式カタログ。

感想・レビュー・書評

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  • フィルム写真を再開したいなー。石内さんの写真を見て思いました。
    時と人の営みを紡いだ写真たちに魅了されました。
    おかあさまの遺品写真はまるで高級プレタポルテが載ったファッション雑誌の写真のように、高貴な香りがしました。

  • <mother's>は、石内都の母の遺品と、死の直前に撮影された母の身体の、クローズアップ写真とで構成されている。
    母親の化粧品、下着、履き古したパンプス、どれも決して美しくない。『ひろしま』で感じた美しく哀しいといった写真ではなかった。

    老いた母親の体に残るやけどの痕のアップ。

    どう観るかはそれぞれであろう。

    巻末の論文を読んでから
    もう一度見直すのがいい。

    1947年生まれ6歳で横須賀に転居
    多摩美で染織を専攻するも学生運動により1970年退学。

    友人から、自由に使っていいと言われて
    カメラだけでなく機材、暗室用器具一式を預かったことから写真を始めたという珍しい経歴の持ち主。

    前に観た写真集『ひろしま』より3年前の作品。

    あと、1977年初の個展『絶唱・横須賀ストーリー』1978年『アパートメント』1980年の『連夜の街』。これらは粒子の粗いモノクロの写真でどれも緊張感のあるものばかり。

  • せっかくだから買いました
    写美は楽しいなー
    どんだけいても飽きない

    レースの美しさ

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著者プロフィール

1947年群馬県桐生市に生まれ、横須賀市で育つ。1979年「Apartment」で第4回木村伊兵衛写真賞受賞。2005年、母の遺品を撮影した「Mother’s」で第51回ヴェネツィア・ビエンナーレ日本館代表作家に選出される。2008年に写真集『ひろしま』を発表、被爆者の遺品の撮影は現在も続く。2013年に紫綬褒章を受章、2014年にハッセルブラッド国際写真賞を受賞。2017年に横浜美術館で大規模な個展「肌理と写真」を開催。2018年には安曇野ちひろ美術館で、いわさきちひろとの二人展「ひろしま」を開催した。

「2019年 『石内都 都とちひろ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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