幕末・明治の工芸: 世界を魅了した日本の技と美

著者 :
  • 淡交社
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  • Amazon.co.jp ・本 (166ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784473032997

作品紹介・あらすじ

いったんは幕末・明治の工芸を高く評価する欧米の蒐集家の手許に流出し、近年、日本に買い戻された名品の数々を多数収録。英文テキスト付。

感想・レビュー・書評

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  • <目次>

    <内容>
    京都の清水三年坂美術館の館長、村田理如による、同美術館の蒐集作品の紹介。幕末・明治期の超絶技巧作品には、いつ行っても息をのむものが多い。金工や七宝、彫刻(根付など)から刺繍まで。リアリティやユーモアでちょっとクスッとしてしまうものまで。その技術は今に伝わらないものもあるらしい。

  • 徳川三百年の太平のおかげで、装飾工芸は精緻を極めるほどに円熟しました。幕末・明治に欧州で開かれた万博で、海外の好事家の目に止まり、優品といえるものは殆ど日本に残っていない惨状だそうです。紹介された七宝や京薩摩、金工芸はいずれも高い技術によって芸術に昇華された名品揃いです。私たちが誇りにすべき文化が忘れ去られてきたことを知らされました。清水三年坂美術館にも是非訪れようと思います。

  • この分野は知らなかった。とてもきれい。これは良いぞ。(makon)

  • 分類=工芸・日本・幕末維新期。06年2月。

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著者プロフィール

清水三年坂美術館館長

「2014年 『明治の刺繍絵画 名品集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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