境界―世界を変える日本の空間操作術

著者 :
  • 淡交社
3.60
  • (5)
  • (10)
  • (6)
  • (3)
  • (1)
本棚登録 : 208
感想 : 11
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (141ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784473036452

作品紹介・あらすじ

古建築とトップランナーの作品からみる「超時代的・空間論」集。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 写真は本当に美しい。けれど文章もコンセプトも、有名人の名前を冠し、ウケそうなテーマ設定があるだけで、いまひとつ魂が入っていない。企画の問題であろうかなどと勘ぐってしまう。

  • 大阪樟蔭女子大学図書館
    https://library.osaka-shoin.ac.jp/opac/volume/560132

  • 性癖に刺さります。

  • 大学図書館で発見、公共図書館にも蔵書があったので手に取ってみました。
    熟読、精読。
    近代建築の巨匠、ライトにまで影響を与えていた日本の建築術とその思想。
    境界をいくつかのソフトな括りで分類し、それぞれのアイテムを紹介しています。
    鞘の間、はとば、枝折戸、御手洗、百砂壇、関守石…日本人なのに知らない名前や用法のものもありました(^^;;
    日本の良さを再発見できた、良書。
    2015年お気に入り。

  • 「境界」というテーマで日本建築を解説していて、素人でも非常に分かりやすい。日本人なんで当たり前に思っている日本建築の境界に対するアプローチを意識させられて、新鮮な目で見直すことができます。フランクロイドライトは鳳凰殿で衝撃を受けて突然変異のようにウィンズロー邸を創り上げたという説も、西洋建築と日本建築の圧倒的なアプローチの違いを理解すると、納得感があります。

  • 境界を扱った建築家の本はなかったのか。写真が多いのはうれしい。

  • 写真も良いし、特に僕らの年代は”境界”が流行りのキーワードだから面白く読める。
    隈さんは相変わらず文章が巧いから、素直に読めないけど。(笑)

    これ位は日本人の常識として色んな人に見て欲しい。

  • あらゆる空間の境界について書かれた本
    いわゆる「中間」について考えることができる

  • 隈研吾が監修した、日本の境界空間に関する写真データベース的な一冊。解説の中では近代建築の3大巨匠についても「境界」をテーマに分析している視点はわかりやすいですが、これまでに論じられているので新鮮味はありません。

    一度、頭の整理をと思ったときや、根津美術館にいって境界空間を深く掘り下げたくなったら読むのが良いと思います。ページ構成に原広司の「集落の教え」との共通点を感じ、少し懐かしくもなりました。

全11件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1954年、神奈川県生まれ。東京大学大学院工学系研究科建築学専攻修了。コロンビア大学建築・都市計画学科客員研究員などを経て、1990年、隈研吾建築都市設計事務所設立。慶應義塾大学教授、東京大学教授を経て、現在、東京大学特別教授・名誉教授。30を超える国々でプロジェクトが進行中。自然と技術と人間の新しい関係を切り開く建築を提案。主な著書に『点・線・面』(岩波書店)、『ひとの住処』(新潮新書)、『負ける建築』(岩波書店)、『自然な建築』、『小さな建築』(岩波新書)、『反オブジェクト』(ちくま学芸文庫)、他多数。

「2022年 『新・建築入門 思想と歴史;ク-18-2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

隈研吾の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×