- Amazon.co.jp ・本 (158ページ)
- / ISBN・EAN: 9784473036506
作品紹介・あらすじ
出会いの数だけ、きものがあった。わたしの箪笥には、忘れ得ぬ先達や友、織り人染め人の、思い出がいっぱいつまっている。-はじめての自伝的きものエッセイ集。
感想・レビュー・書評
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着物は恵まれた富裕層だけが
着るものだと思っていた。
戦争で失った着物を、
50を過ぎてから取り戻そうとして、
ここまで目利きの達人になれるなんて、素敵だ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
手仕事の価値を教えてもらった。
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資料番号:011149507
請求記号: 593.8サ -
正直、別世界だなぁ。だけど、レベルの違いこそあれ、好みは通じてる。というより、美しいものって誰にでも分かるのだと思う。大衆に分かりやすいというのではなく、誰にでも通じる普遍的な美しさというんだろうか。そういうものをきちんと選びとっている著者の審美眼にため息がでます。
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タンスは「箪笥」と書くのか・・となんだか新鮮な気持ち。
装丁がとてもステキだし、中の写真も素晴らしい。
澤地さんが手放しで「きもの」の魅力を語る。
貧乏暮らしもした、苦労も多かった、でもこんなに美しいきものに囲まれているのよ・・。って感じもうける。
手仕事を愛で薀蓄を語り、技を秘めた今や希少価値のきものを身にまとう幸せ・・・。ってやっぱり成功者なんだと思う。
和服って今や、趣味。限られた人のものなんだね。