会食力―キャリアを上げる接待マナー

著者 : 山崎武也
  • 淡交社 (2010年3月24日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784473036544

作品紹介

昨日の夕飯、箸置きを使いましたか?見すごしがちな「小さなマナー」を大切にできること。その「気づきの力」こそ「人間力=会食力」です。ベストセラー著者が送る、人生をもっと豊かにする「会食」活用術。

会食力―キャリアを上げる接待マナーの感想・レビュー・書評

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  • 一時期話題になっていた本。シンプルながら、食事の作法と食事までの心がけなど。筆者の意見が述べられている。

    私は、筆者の考え方が好きだと思った。
    しかしながら、友人の癖などについては、もっと寛容になればいいのに……とも思った。

    さらっと読めて、少なからず勉強になると思う。

  • そもそも、マナーはなぜ必要かと考えたときに。

    本書の答えは明快だ。
    「相手の人間性、本質を確かめるのに会食は最適である」
    言い換えれば
    「人格、礼儀のある優れたビジネスパーソンとして相手に認識して
     もらうには、会食をスマートに、楽しく過ごせる人間になること」
    なのである。

    そう考えてみると、マナーを身に着けるのは大きく分けて2つ
    メリットがある。
    1つめ。会食相手に自分を高く評価してもらえることで自分の
    キャリアを高めていくチャンスを逃さない。
    2つめ。気遣いのあるもてなしができるようになることで、
    相手も自分も幸せな気持ちにすることができる。

    いわゆる「ビジネス資格」がもてはやされ、
    キャリアアップには資格の習得が近道だ、などという認識も
    広まっているように思われる昨今である。
    あるいは、安定収入をもとめて大企業や公務員を志したりとか。

    だが、本当にキャリアを分けるのは、いかに自分にとって高い価値を
    もたらしてくれる人やコミュニティから信頼を勝ち得ているか、
    ではないかと私は思う。
    むしろ、それができないからこそ、資格や安定職業という、
    単純に可視化できそうな気がするものに飛びついてしまうのではないか。

    20世紀後半のビジネスのキーワードが「効率」「物質の豊かさ」に
    あったとしたら、
    私は21世紀前半のそれは、「信頼」や「心の充足」になっていくと考える。

    その時代に納得いくキャリアを築くために身に着けておきたいもののひとつが、
    本書の挙げる会食力であろうと私は思う。

  • .料理は常にゲストを先にする

     たとえば、料理を運んでくる順番である。接待をされる側から出していくのがルールになっている。もちろん、キッチンの都合などによって、それぞれが異なった料理を注文したときは、接待をする側の料理が先に出てくることもある。そのようなときは、その旨をウェイターが断わるはずであるが、そうしなかった場合は、その点を指摘しておく。皆に同じ料理が出てくるときは、もし順序が違っていたら、その場ですぐに客のほうを先にするようにと指示をしなくてはならない。



    ■2.誘いを断るときは「先約があるので」

    「大事な用事があるので」なとというのは厳に慎しむ。それでは、相手からの食事の誘いが大事ではないというにも等しく、せっかくの好意を軽んずる結果にもなるからだ。陳腐な表現ではあるが、「先約があるので残念」というのが無難であるし、礼に適っている。先約という理由は、先着順という、この世の大原則に従っているので、それを覆すのは並大抵のことではないからだ。



    ■3.ナイフやフォークは皿の上に置く

     ナイフやフォークもいったん取り上げて手にした以上は、テーブルの上に置くことはない。その料理を食ぺている間は、皿の上の端に置き、食ぺ終えたら皿の真ん中に並ぺて置く。よく柄の端の部分がボートのオールのようにテーブルの上に置かれているのを見るが、正式ではない。もちろん、皿が小さすぎるときは仕方がないが。



    ■4.箸は箸置きに

    食事中に箸を使わないときは、必ず箸置きの上に置いておくことを守るだけで、マナーが格段とよくなる。ただ慣れていないと、酔いが回ってきたときなどに、つい皿の上に置いたりするので注意を要する。ここでも、道具にはそれぞれに置き場所があるという原則を忘れないことだ。



    ■5.ご馳走になったら礼状だけでなく一言礼を

    礼状を出した後でも、何かの機会に会ったときは、「先日はご馳走になりました」といえぱ、相手も特別に感謝されているがわかる。つい先達て一席設けてもらったのにもかかわらず、そのことについてまったく触れないでいる人も多い。いくら飽食の時代であるといっても、ご馳走をすればまとまった金も支払ったり特別に時間を割いたりもしている。それについて何もいわないでいたら、相手としては、はぐらかされた気持ちを抱いたとしても不思議はない。今一度感謝の気持ちを表しておいたほうがいい。そうすれば、接待をされたときの「後味」がよかったことを強調する結果にもなる。サーピスをされたときでも、それに対して、いわば「逆アフターサーピス」をするのである。



    ■6.ワインは勝手に注ぎ合わない

     ワインを注ぐのもホストないしはホストの指揮下にある店の人の役目である。ホストが注いでくれたからといって、客が勝手に瓶を取り上げてホストに注ぎ返すのは、ルール違反だ。
     もちろん、客同士が注いだり注がれたりしてはならない。栓を開けた瓶でも、ホストにまだ100パーセントの所有権があると考えておけばいいかもしれない。



    ■7.立食パーティではできれば食べない

     人が立って食べているのを観察してみるといい。屈むような姿勢で口を皿にくっつけるようにしているので、動物が餌をつついているように見える。したがって、立食の席で格好よく振る舞おうと思ったら、食ぺないでおくのがいちぱんだ。飲み物のグラスを片手にするくらいで談笑をするというのが理想的な図である。(中略)

     ビュッフェでは食べるなというのではない。立ち食いは格好が悪いといっているのである。格好が悪いことはできるだけ少なくしたほうがいい。あまり気取りすぎてもいけないが、時にはちょっとぐらいは格好をつけてみるのもいいのではないだろうか。

    感想】
    ◆私自身、正直なところあまり「食」に対して情熱がないせいか、「会食」は、できれば避けたいものの1つでした。

    ペーペーのサラリーマン時代は、完全なスタッフ職だったため、「接待」することもされることもなく、たまにあるとしても、社内での飲み会のみ。

    それが税理士になった途端に、クライアントさんと食事に行く機会が多くなり、最低限のテーブルマナーのみを携えて、場をこなす羽目になったという。

    おかげで、本書を読んで「ヤバス!」と思った点がいくつもありました!←今さら


    ◆そもそも、私はお酒が強くないので、夜の食事に誘われてもお断りしていたことが多々。

    このブログを始めてからは、ただでさえ時間がないのに加えて、ブログの記事にできないイベントは避けている関係上、ますます出不精になっていたわけでして。

    その際、「先約がありまして」とお断りした記憶がありません。

    ほとんど「相手からの食事の誘いは大事ではない」と言ってたようなものですよ。

    また、ご馳走になった場合には、お礼状は出していましたが、その後実際にお会いした時に、再度お礼を言った記憶もなし。

    ……礼儀知らずと思われているヨカン。


    ◆上記ポイントは、私が「ぁゃιぃ」ものばかりですが、中でも6番目の「ワインは勝手に注ぎ合わない」と言うのは、素で知りませんでした。

    日本人の習性として、普通誰かに注いでもらったら、注ぎ返すのが礼儀。

    実際、注ぎ返しているシーンを見た記憶もあります。

    でもこれはルール違反なので、ご留意を。

    むしろ私の場合は、ビールや日本酒が出ている席で、空のコップの人がいてもお酌し忘れる事の方が問題のような。

    なお、本書によると、「人に注ごうとする人は、人に注いでもらいたい人である確率が非常に高い」とのことですので、今後は注意して観察してみます。


    ◆本書に書かれていることは、若い世代の方にとっては、あまり意識したことがない話かもしれません。

    ただ、年配の方ほど、この手のマナーは気にするものだったりするのも事実。

    また、上司から「こいつデキる!」と思われるためには、知っておいた方が良いと思われ。

    幸いにも(?)マーケットプレイスで安値大放出中なので、この機会にぜひ。


    「会食」を制するものは、ビジネスも制す!

    会食力―キャリアを上げる接待マナー
    会食力―キャリアを上げる接待マナー

    第1章 まずは自分にどの程度の「会食力」があるか、客観視してみよう
     マナーは「堅苦しくて楽しみを半減させるもの」と思っていませんか?
     客より先に自分に料理が出たとき、「私は後で」といえますか? ほか

    第2章 「会食力」を鍛えるためのマナー講座実践編
     何はともあれ相手の都合が第一―約束の取りつけ方と場所の決め方
     判断できないときは「格上」を選択するくらいがよい―ドレスコードについて ほか

    第3章 アルコールを制するものが会食を制する―お酒にまつわるエトセトラ
     酒はうまく使えば本音を引き出す効果的な「触媒」になる
     ビジネスランチにも役立つ一杯 ほか

    第4章 こんなとき、あなたならどうする?さまざまな会食シチュエーション
     立食パーティーではあなたの本当の品格が試されている
     大勢集まるレセプション、「自分一人くらい」という考えは大間違い ほか

  • 人をもてなす、もてなされる場合のマナー集。

    基本的には既知である普通の内容ばかり。

    日本のビール瓶は大瓶ばかり。さらに日本酒のお猪口も小さい。
    一方米国は、ビールは小瓶。

    これは、日本は、お酌する文化。お酌によるコミニケーションを重要と感じる文化であるということ。

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会食力―キャリアを上げる接待マナーはこんな本です

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