近代茶人の肖像 (淡交新書)

  • 淡交社 (2015年2月3日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (216ページ) / ISBN・EAN: 9784473039927

作品紹介・あらすじ

〈皇族・政治家・実業家・料理人・僧侶……茶の湯に遊んだ近代日本人20人の人物誌〉
〈茶の湯史を追えば、日本の近代史が見えてくる〉

「近代数寄者の巨人・益田鈍翁は茶杓で和菓子を食べて叱られた」「幻の数寄屋建築家・柏木貨一郎は土蔵に住んでいた」など、豊富なエピソードとともに、近代に茶を楽しんだ人物20名を紹介。大正天皇妃・貞明皇后、悲運の宰相・近衞文麿、西本願寺連枝・大谷尊由など、これまで近代茶道史に登場することの少なかった人物を多く取り上げます。激変する世相の中で、近代日本人はどのように茶の湯に遊んだのか。当時の茶の湯を追えば、日本の近代史がほの見えてきます。月刊誌『なごみ』2014年連載に大幅加筆。

感想・レビュー・書評

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  • 井上馨といった政界の重鎮から、益田鈍翁といった財界の数寄者、有栖川宮や前田利為といった宮様や元大名華族、果ては貞明皇后といった天皇家の方など、さまざまな近代茶人の生い立ちや好み、どういった茶事を行ってきたのか等をわかりやすくまとめた一冊だ。

    現代ではちょっとありえない感覚のところもあり、興味深い。
    登場する人物たちの個性も様々で、天皇に勧めたらお気に入りの絵を二幅も持って帰られてしまって意気消沈する井上馨、とか、とんでもない大金持ちであったのにいわゆる名物茶道具には一切手を出さなかった安田財閥の創始者とか、なんともエピソードが面白い。

    近藤文麿が終戦についての密談を茶室でしていた、とか、お茶が財界人の重要なビジネスツールであった、とか、現代とは隔世の感がある。
    お茶は良家の妻女のたしなみ、というイメージがあるけれど、もっと骨が太く、男臭いものだったんじゃないか。
    そんなことを思った。

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著者プロフィール

遠山記念館学芸課長

「2018年 『実践 取り合わせのヒント 11』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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