文楽の女: 吉田簑助の世界 (淡交新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784473041166

作品紹介・あらすじ

〈愛に生き、恋に生きた文楽の女たちを遣う第一人者・吉田簑助の世界〉
〈ひたすら耐える薄幸の女郎から極道の妻まで、多彩な女たちをめぐる芸談集〉

ただひたすらに耐える女、どこまでも男運の悪い女、思い切ったら強い女……、文楽には個性的な女性があふれています。吉田簑助氏の芸の魅力と、文楽の女たちの思いや、舞台でのありようなど、五十年来の友人である山川静夫氏が余すところなく描きだします。舞台を生き生きと写した図版も秀逸。文楽の女の魅力にあふれた一冊です。

感想・レビュー・書評

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  • 文楽はテレビでしか見たことがないけど、大人向けなんですね…。人形劇好きだし、一人で見にいきたい。なんかこの女達の物語読むほど、自分もそこそこ文楽の世界並みに同情の余地があるわ。だからこそこういう悲話が理解できるようになったと強がるより、やっぱりハッピーエンドを喜びたい!!

  • 文楽のヒロイン20人の心情を解釈し、人形遣い簑助のこだわりや思い入れが語られます。文楽にファムファタールのヒロインはいませんね。一途に想い、義理を立て、意地を通す、男性から見て理想的な女性が多いようです。山川さんは所作やセリフに目がいく方なんでしょうね。興味の対象に違いを感じました。文楽を一通り知っているほうがより楽しめる、中身の濃い本でした。

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