江戸→TOKYO なりたちの教科書: 一冊でつかむ東京の都市形成史

著者 :
  • 淡交社
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本棚登録 : 89
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784473041708

作品紹介・あらすじ

〈江戸は、どのようにして「東京」になっていったのか〉〈これ一冊で都市・東京の歴史変遷のポイントが押さえられる!〉

台地と低地、海と湿地と川がおりなすダイナミックな地形を活かして作られた「坂と水の町」東京。徳川幕府による計画、大火や地震などの災害、文明開化、戦争、高度成長など、現在の発展の前には、都市が劇的に変革する数多の大きな起点が存在していました。それらのプロセスや出来事の重要性を、古地図・史料・風景写真、そして現代のまちを歩いて得た知見などを交えつつ、「ブラタモリ」にも出演した都市形成史の専門家がわかりやすく解説します。オリンピックを控える今、江戸の町と現在の町の利点・難点を比較し、未来の町づくりを考えるきっかけとなる一冊です。

感想・レビュー・書評

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  • 江戸時代前から江戸時代・明治・大正/関東大震災後・昭和戦前・戦後・現代までの江戸・東京がどのような町→都市に変遷していったのか図版や写真で説明してくれている一冊です。

  •  江戸で大火となるケースは、江戸市街の北側からの出火です。北からの強い風に煽られ、大火になります。神田川沿いにあった神田佐久間河岸あたり一帯はもともと大名屋敷や旗本屋敷が置かれていたところでした。大火の度に、武家地が外に出され、跡地が町人地化します。この神田佐久間町は、江戸時代に幾度も火事の火元となり、「アクマ町」とも呼ばれていました。(p.78)

     経済効果としても火事が大きく影響します。大火で焼失した江戸の再建には江戸をはじめ全国の物価変動や景気動向に影響を与えるほどの資材の調達量と、それを得る莫大な金が動きました。皮肉なことに、多発した江戸の火事は江戸時代の経済成長を支える大きな要因の一つだったのです。明暦の大火後に材木の大量買い付けを行い、江戸の建築作業を請け負った河村瑞賢など、大火を契機に富を築く商人もあらわれました。(p.79)

     地方の人が多くなったとの指摘には、銀座に相次いで出店するデパートの存在があるかもしれません。デパートは、大正13(1924)年に松坂屋、大正14年に松屋、昭和5(1930)年に三越と、銀座通りに大規模な店舗をッカマエます。デパートによって、銀座の商圏もぐっと広がりました。地方と東京が鉄道で結ばれ、デパートという地方の人も気軽に入れる目的が銀座にでき、憧れだった銀ブラもついでに楽しめたはずです。(p.213)

     高度経済成長以降、ターミナル駅が巨大化するなかで、駅とセットになったデパートが大規模化しました。近年の傾向としては、地下鉄駅とセットになり、超高層ビル群を建設する再開発があります。超高層ビルの地下は地下鉄駅と直結する地下商店街となり、長江ビルへ地下から人々を誘導します。六本木の東京ミッドタウンなどがあげられます。また、単に地下通路だった場所が再開発に伴い、超高層ビルの地下商店街と再開発で一体化し、日本橋にあるコレドのように地下街として生まれ変わったケースも見られるようになりました。これからも、地下が地上とは異質の巨大都市空間に変貌しつつあるように思われます。(p.272)

  • 東京をより知るため

  • 請求記号:213.6/Oka
    資料ID:50086057
    配架場所:図書館1階東館 め・く~る

  • 東京の昔から今の変遷が書かれてある内容です。
    江戸城を中心として、どのように町割りがなされていったか
    また、その町割り、掘割で町人町、大名屋敷等が
    その後どうなったかというのがわかりやすく、
    面白い内容であったと思います。

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著者プロフィール

都市形成史家

「2018年 『江戸→TOKYO なりたちの教科書2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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