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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784473042736
作品紹介・あらすじ
〈80種類の山野草を紹介。美山荘の「摘草料理」のエッセンスがここに〉
〈花背の自然への畏敬の念と山野草への愛情が「摘草料理」を生んだ〉
京都市内とはいいながら、市内中心部から山を越え、谷を越えて一時間以上もかかる花背。しかしどれだけ不便でも、花背にひっそりとたたずむ「美山荘」を訪れる人が絶えないのは、そこに「摘草料理」が待っているから。「摘草料理」というと、ひなびた山里の山菜料理を想像する方も多いと思いますが、ちょっと違います。さまざまな山の幸を使った侘びた料理ではあるのですが、どこかしら雅やかで、「なるほど京料理だ」と思わずにはいられません。その「摘草料理」を生み出した中東吉次氏初の著書・『京花背 摘草料理』をさらに読みやすく復刻したのが本書です。80種の山野草について、そのレシピ等が書かれていますが、自然に対する畏敬の念や、少年の日の思い出も余すところなく語られていて、そこが本書のいちばんの魅力といえるかもしれません。
感想・レビュー・書評
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京都・美山荘のことをテレビで見て、
興味を抱き、手に取った。
自然に、そして文化に造詣深い中東氏の
やさしい文章の中に、
料理に使う材料である自然のものへの
深くあたたかい愛情が感じられる。
「自然の中に心を開き、溶け込ませてゆくには、
自然そのものに理解を示すことが必要でしょう。
若菜やくさびらをむしり取ってはなりません。
小さなものは摘む。大きなものは採る。
決して理屈っぽい言い方をしているではありません。
草は種に通じ、食材を指していると
心得ております私ども山の住人の
みんなが常識として知っている種々への心得は、
風習として固められたり、
信仰として関わりを持ったりして伝承されている、
言わば野守り、山守りとしての自然への勤めなのです」
長い引用ながら、この一文にも
厳しく優しく自然に対峙する作者の想いを感じる。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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