京 花背 美山荘の摘草料理 (もう一度読みたい)

  • 淡交社 (2018年9月26日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784473042736

作品紹介・あらすじ

〈80種類の山野草を紹介。美山荘の「摘草料理」のエッセンスがここに〉
〈花背の自然への畏敬の念と山野草への愛情が「摘草料理」を生んだ〉

京都市内とはいいながら、市内中心部から山を越え、谷を越えて一時間以上もかかる花背。しかしどれだけ不便でも、花背にひっそりとたたずむ「美山荘」を訪れる人が絶えないのは、そこに「摘草料理」が待っているから。「摘草料理」というと、ひなびた山里の山菜料理を想像する方も多いと思いますが、ちょっと違います。さまざまな山の幸を使った侘びた料理ではあるのですが、どこかしら雅やかで、「なるほど京料理だ」と思わずにはいられません。その「摘草料理」を生み出した中東吉次氏初の著書・『京花背 摘草料理』をさらに読みやすく復刻したのが本書です。80種の山野草について、そのレシピ等が書かれていますが、自然に対する畏敬の念や、少年の日の思い出も余すところなく語られていて、そこが本書のいちばんの魅力といえるかもしれません。

感想・レビュー・書評

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  • 京都・美山荘のことをテレビで見て、
    興味を抱き、手に取った。

    自然に、そして文化に造詣深い中東氏の
    やさしい文章の中に、
    料理に使う材料である自然のものへの
    深くあたたかい愛情が感じられる。

    「自然の中に心を開き、溶け込ませてゆくには、
    自然そのものに理解を示すことが必要でしょう。

    若菜やくさびらをむしり取ってはなりません。
    小さなものは摘む。大きなものは採る。
    決して理屈っぽい言い方をしているではありません。
    草は種に通じ、食材を指していると
    心得ております私ども山の住人の
    みんなが常識として知っている種々への心得は、
    風習として固められたり、
    信仰として関わりを持ったりして伝承されている、
    言わば野守り、山守りとしての自然への勤めなのです」

    長い引用ながら、この一文にも
    厳しく優しく自然に対峙する作者の想いを感じる。

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著者プロフィール

美山荘先代主人

「2018年 『京 花背 美山荘の摘草料理』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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