- Amazon.co.jp ・本 (164ページ)
- / ISBN・EAN: 9784473043672
作品紹介・あらすじ
〈かつてこの国で使われていた様々な単位。それは文化の豊かさの証しです〉
〈旧暦をまなぶように、「旧単位」をまなぶ。その効能とは?〉
度量衡の単位として、現在グローバルスタンダードとなっているメートル法。これは子午線の長さを基に決められたものですが、一方日本で古来使われていた単位「尺貫法」は、身体の部位の長さや米の収穫量など、生活に根づいた感覚から生まれています。
そういった「人間の感覚」由来の単位を学ぶことは、昔の日本人がつちかっていた生活感覚を想像し追体験する面白さにつながることでしょう。
イラストをふんだんに使った親しみやすい造本で、多様で豊かな単位の文化をわかりやすく伝えます。
構成は、各単位ごとに項目を立て、その単位の歴史背景やメートル法との比較換算などについて詳しく解説。現代生活に今も残る単位の名残(畳数や坪数など)や、覚えておくと役立つ知識(1坪は何平米かなど)もふくめます。また、フィートやポンドなど、世界中にある身体基準の単位についての豆知識も掲載します。
感想・レビュー・書評
-
昔の日本のサイズがイラスト付きで紹介されている本。
長さ、面積、量、重さ、お金、時間……と、私たちの日常で欠かせないものの聞きなれない単位がたくさん出てくる。語源の説明などもあり、楽しく読了。→
「1尺=1フィート=30センチ」って言う情報だけでもありがたい!海外作品では身長が「フィート」表記なんでいつも感覚が掴めなかったんだよね(笑)
1合のml変換とかも。お米の合数、地味に分量わかってなかった。
あとは、今では常識?な、日本最古の通貨が和同開珎じゃない話や→
銭形平次が投げてる銭の名前や価値も知れて楽しい。
旧暦の話も面白いなぁ。七夕やひな祭りは旧暦で祝うの確かにアリだよね。なるほどな。
なんとなく目について借りた本なんだけど、楽しかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
古来から現在まで、日本で使われている様々な単位や尺貫法を解説。
「ニッポンのサイズ 身体ではかる尺貫法」を底本に、再編集。
・メートル法について
1章 長さの単位・・・尺・鯨尺・寸・分・厘・毛・間・尋・丈、等。
2章 面積の単位・・・畳・坪・畝・反・町。
3章 量の単位・・・升・合・勺・斗・石。
4章 重さの単位・・・匁・貫・斤。
5章 お金の単位・・・両・分・朱・匁・文。
6章 時間の単位・・・刻・旧暦。
・度量衡換算 早見表
主な参考文献有り。
日本の単位いろいろを分かり易く、されど詳しく説明しています。
個性的なイラストとフォントがその一端を担っています。
身体とその能力が基本になっていたり、伝来が様々だったり、
その時代の権力者によるものだったりと、豆知識が豊富。
雑学としても面白い。5円玉の重さが1匁なんて初めて知ったし。
尺を統一したのが伊能忠敬とは!
1フィートと1尺がほぼ同じなのも、なるほどと思いました。
手元にあれば、時代小説に出てくる単位を調べるのに便利(^^♪ -
#本ヲ開ク世界ヲ開ク
豊富なイラストとわかりやすい説明でつづられた図鑑を集めました。未知の分野への扉を開くきっかけになるかも…?
金沢大学附属図書館所在情報
▼▼▼▼▼
https://www1.lib.kanazawa-u.ac.jp/recordID/catalog.bib/BB29759551?caller=xc-search -
かつて使われていた度量衡や暦について、たくさんのイラストと共に解説した本。なんとなく知っていた単位も、その上下の単位とあわせて明確に解説されているので解りやすい。何より、影絵風なイラストがかわいいし、見出しのフォントがレトロかわいい。特に、注釈のフォントが手書き風文字なのがわたし的にすごくツボでした(そこかい)。暦についても多少は知っているつもりでしたが大小暦は知らなかったし、ましてやそれが浮世絵の発展に貢献したものだったとは初めて知りました。絵本のようなデザインで、気軽に読めるのがいいです。
-
図書館から借りて読んだけど、歴史上の出来事などと関連づけて、とても分かりやすくまとめられている。
買いたくなった! -
日本独自の単位(反や匁、銭など)をイラスト付きで解説したもの。イラストがレトロぽいのが雰囲気ある。分かってるつもりになって実はわかってないコトもあったり。今後博物館で展示を見たりとか歴史小説を読んだりとかする中でさらに理解が深まりそう。
-
日本に伝わる様々な単位、公式には使われなくなったが慣用句などに残る古来からの単位。その正確な量・長さなど、よく分かっていなかったのだが、ちょっと理解できたかな?