落語速記はいかに文学を変えたか

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  • 淡交社 (2024年3月21日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784473045867

作品紹介・あらすじ

〈文学を変えた「言文一致運動」、そこには落語が大きく関わっていた!〉
〈明治の名人の噺を味わう唯一の方法「口演速記」の魅力に迫る〉

寄席に行かずに落語を知る画期的な方法として明治期に生まれた「口演速記」。三遊亭圓朝ら当時の人気落語家の速記本は好評を博し多くの読者を獲得しました。一方、二葉亭四迷らの言文一致運動にも多大な影響を与え、日本近代文学史上においても重要な役割を果たしています。演芸速記の誕生秘話や発展の歴史、そして坪内逍遙、夏目漱石ら作家たちとの関わりなどを解説しながら、明治期の落語を現在に残す第一級の史料である口演速記について考察。文学ファンのみならず、ディープな落語ファンの要求にも応えます。

感想・レビュー・書評

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  • ドキュメンタリーから落語まで!「人」にフォーカスし物語を描き出す、ライター櫻庭由紀子さんのドラマチックライティング
    https://yoridokoro.biz/blog/writer-working/pro-writer/yukiko_sakuraba/

    櫻庭由紀子の お江戸おいでませ | 江戸文化・落語ライター櫻庭由紀子
    https://sakurabayukiko.net/

    落語速記はいかに文学を変えたか | 書籍,一般書,小説・随筆 | 淡交社 本のオンラインショップ
    https://www.book.tankosha.co.jp/shopdetail/000000001978/
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    (yamanedoさん)本の やまね洞から

  • 二葉亭四迷が言文一致体の文章で悩んでいたと時に、圓朝の落語速記を参考にあみだした、というエピソードは割と有名ですが、本書は、その「演芸速記」側の受容・発展の変遷と、それが文学側にどのように波及していったか、という落語(+講談)側からみた流れの考察で、とっても面白かった。
    落語の速記本の黎明期から、その当時、江戸時代の草双紙などで慣れ親しんだ文語体の文体から如何に口語筆記が受け入れられていったのか、という点や、世の中、大半の人はこういう速記本を読んで高座の様子を楽しんでいたということなど、録音や録画のない時代の記録メディアとしてはそうなるよな!という納得感。(今で言う、円盤のかわりですよね)
    文字で如何に高座を記録するのかの試行錯誤の様子や、最終的に、最初から高座にかけるのではなく「書いて雑誌に掲載する講談作品」の登場 → 大衆文学、探偵小説への流れ まで触れられていて、所謂、「文学史」とは違う、市井の人々の間での文字媒体エンタメの変遷みたいなのがざざっと理解できて、私の知りたい範囲だったのでとても参考になりました。(そして、読んでみたい本が増えました!)

  • 書庫らでんで知った一冊
    何もなければ小説の方が読むことが多いけど
    人から勧められた時、こういう小説意外の本を読むとき

    落語も読書も好きだから
    別な本を読んでいた時
    聞いたことがあった作家、噺家の名前があちこちにあるのが面白い

    作家と噺家が
    こうやって繋がってくるんだよね
    すごいなぁ
    時代を並べると
    同じ時代の人たちだったんだよね

    今は録音、録画が当たり前になったら
    こういう速記ってなくなるのだろうか
    この先も文学をどう変えていくのか
    そんな新しい楽しみを持ちながら
    落語も小説も好きで読んでいく

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著者プロフィール

ライター、雑誌・書籍・ウェブの記事作成、創作を行う戯作者。伝統芸能、歴史(江戸・幕末時代考証)、日本文化の記事執筆の他、ドキュメンタリーライター、インタビューライターとして活動。著書に『噺家の女房が語る落語案内帖』、『江戸の怪談がいかにして歌舞伎と落語の名作となったか』(ともに笠間書院)など。

「2023年 『浮世絵と芸能で読む江戸の経済』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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