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Amazon.co.jp ・本 (216ページ) / ISBN・EAN: 9784473046529
作品紹介・あらすじ
〈数百年前を生きた町人もお殿様も、好きなものを追いかける姿は現代の私たちとそう変わらない。〉
〈江戸時代、人生を賭して○○愛を貫いたオタクの先人25人を紹介!〉
太平の世とうたわれた江戸時代、人びとは学問や趣味・娯楽で暮らしを彩りました。本書は特定の事物にのめり込んだ人、それらを生きがいとした人を「オタクの先人」とし、そのディープなオタクライフを紹介します。象に憧れ遠い異国から呼び寄せてしまった将軍、43年越しに地元のPR誌を作り上げた商人など、その興味の矢印はさまざま。どの人物も自分の「好き」に忠実で、じっくりと対象に向き合うすがたは現代の私たちと紙一重。親近感すら覚えます。今、なにかにハマっている人も探している途中の人も、辛酸なめ子さんを案内役に、彼らの清々しい欲望を覗いてみませんか。
感想・レビュー・書評
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いつの時代にも、特定の対象に非常に詳しい知識を持ち熱中している人たちがいる。
以前は否定的なニュアンスを持っていた「オタク」という言葉だが、最近は肯定的に更に自信を持って「オタク」を自称してたり紹介されているのに若干驚いている。時代も、言葉も、変化していくんだなとしみじみ思う。
辛酸なめ子さんの淡々とした冷静かつ丁寧なツッコミ文章は独特でクスリと笑えた。
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如何にも辛酸なめ子さんらしい視点で描く江戸時代オタク名鑑。太平の世となり文化絢爛な江戸時代とはいえ、オタクとして生きるには情報入手するにも相当な苦労があった中、否障害があるからこその濃密で一途なオタク生活っぷりの一面が垣間見える。
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1. 江戸時代のオタク文化
- 趣味の多様性: 江戸時代の人々は、動物、植物、釣り、道具など、様々なジャンルで自分の趣味を追求していた。
- 情報収集の方法: ネットやテレビがない時代、歩いて調査したり、手紙を書いたりして情報を集める姿勢が見られた。
- 現代との対比: 現代は情報過多で、趣味にじっくり向き合うことが難しくなっている。
2. 具体的なオタクの例
- 釣りオタク: 津軽采女は釣りに癒しを求め、釣りについての専門書『羨録』を著した。
- 象オタクの徳川吉宗: 吉宗は象を強く好み、中国から象を呼び寄せ、その生態や交配についても詳しく調査した。
- 貝石オタク: 貝や石を収集した人々が、国内外の文献を調査し、コレクションを充実させた。
- 朝顔オタク: 弥之助という農民は、朝顔を育て、精霊との交流を夢見るなど、自然との深い結びつきを持つ。
3. 趣味と社会
- 趣味の社会的役割: 江戸時代のオタク活動は、個人の楽しみだけでなく、社会的つながりや文化の発展に寄与していた。
- 情報の密度: 江戸時代は趣味に対する情報が密であり、観察や実践を通じて深い理解が得られていた。
4. 現代へのメッセージ
- オタク活動の重要性: 現代も趣味に対する情熱を持ち続けることが、人生を豊かにするかもしれないという視点を提供。
- 歴史からのインスピレーション: 江戸時代のオタクたちの姿勢は、現代の人々にも新しい趣味の世界を開くきっかけとなる。 -
"象オタク"って言っちゃうかぁ~>暴れん坊将軍w
大名の姫君が"歌舞伎オタク"ってヤバくない?と思ったら…
案の定押し込めになっちゃったか。
とか、まぁそれぞれの頁数は少ないけど興味深く読めた。 -
選書番号:184
著者プロフィール
辛酸なめ子の作品
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