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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784476010015
作品紹介・あらすじ
インド伝説の英雄ラーマを主人公とする歌物語。
インドの二大古典叙事詩の一つ「ラーマーヤナ」は、インドの誇る最高の世界文学の一つであり、アジア人の心のふるさとである。「一の巻」から「四の巻」までの17話を収める。
みんなの感想まとめ
物語の原点とも言えるこの作品は、インドの英雄ラーマを中心に展開する壮大な叙事詩です。読みやすい文体で描かれており、小中学生でも楽しめるような童話的な雰囲気が魅力です。シータがさらわれるまでの上巻では、...
感想・レビュー・書評
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下巻に記載
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インド伝説の英雄ラーマを主人公とする歌物語。インドの二大古典叙事詩のひとつ「ラーマーヤナ」はインドの誇る世界文学の一つであり、アジア人の心のふるさとともいえます。「一の巻」から「四の巻」までの17話を上巻に収めています。
ラーマが 結婚 してから 一年 ばかりたったころ、ダサラタ 王 は 政事 から 身 をひく 決心 をしました。 ──インドの 聖典 が 命じているとおりに、 浮世 からはなれ、 余生 をささげて 神 につかえたいとお 考えになったのです。インドの 男 の 一生 は、まず 二十歳 までは 学問 にはげみ、それから 二十 五 年 は 家族 をやしない 育て、その後 の 余生 は 聖者 や 学者 の 仲間 にはいって、 神 の 道 をおさめることになっていました。
そこでしかたがない、むすこどころか、むすこをころしたわたくしが 話しかけた。カウサルヤー、そのときの 有様 が、いまこの 場 でありありとみえるのだ。わたくしはそのむすこのめくらの 両親 に、いたましいできごとをうちあけた。わたくしが 話してしまうと、 両親 は 目 がみえないので、むすこの 亡骸 を 手 でさぐっていた。 大 ごえでなげき 悲しんでいたが、いきなり 父親 がわたくしに 呪いをかけた。 神 の 名 によって 呪いをかけたのです。 ──おまえもいつかは、 自分 のしたとおりのことを 仕返しされるだろう。おまえもきっと 自分 のむすこをうしない、そのため 苦しんで 死ぬことになるのだ! カウサルヤー、どうかだまってきいておくれ。その 呪いがとうとうやってきたのだ。いまわたくしは 死 の 国 へいくところです。ああ、さっきから 目 にみえぬどこかで、わたくしをよんでいるのがきこえる……」 こういったかと 思うと、 国王 は 気 をうしない、カウサルヤー 妃 の 足もとにたおれて、 亡くなってしまいました。
よい 行 ないであっても、 悪い 行 ないであっても、 人 が 天国 へいって 魂 がやすらかになるまでは、まといついてはなれません。 人 は 乞食 であろうが、 王さまであろうが、 自分 がひとたびしてしまったことをかえることはできないのです。
毎朝、ラーマとラクシマナは 狩りにでかけました。 聖者 のアトリはじっとおしだまって 日の出 から 日 の 暮れまで 一日 じゅう 神 にお祈りをしていました。ふたりの 王子 が 目 にするあたらしいものをあれこれしらべているあいだに、 聖者 はその 反対 に 目 にみえないことがらをするどくみとおしていました。
ある 日 のこと、ふたりが 河 の 岸 べにすわっていると、アナスヤーがシータにたずねました。 「おうつくしい 王女 さま、どうしてシータなどという 地味 なお 名前 をつけられたのでございましょう?── すき の 先 から 生まれたという 意味 ではございませんか。つまり 地面 からはえたという 意味 なのでございましょう?」 シータはそれにこたえていいました。 「わたくしの 父 のジャナカ 王 はひとりもこどもがありませんでした。それである 日、こどもをさずけてくださるように 神さまにお祈りしました。たいそう 熱心 にお祈りしたので、 神さまも 父 の 願いをおききとどけになったのでしょう。その 夜、 父 はいい 夢 をみました。 夢 のなかで 土 をたがやせ、とお告げがあったのでございます。ラーマーヤナ(上) (レグルス文庫)
by 河田清史
ラーマが 結婚 してから 一年 ばかりたったころ、ダサラタ 王 は 政事 から 身 をひく 決心 をしました。 ──インドの 聖典 が 命じているとおりに、 浮世 からはなれ、 余生 をささげて 神 につかえたいとお 考えになったのです。インドの 男 の 一生 は、まず 二十歳 までは 学問 にはげみ、それから 二十 五 年 は 家族 をやしない 育て、その後 の 余生 は 聖者 や 学者 の 仲間 にはいって、 神 の 道 をおさめることになっていました。
そこでしかたがない、むすこどころか、むすこをころしたわたくしが 話しかけた。カウサルヤー、そのときの 有様 が、いまこの 場 でありありとみえるのだ。わたくしはそのむすこのめくらの 両親 に、いたましいできごとをうちあけた。わたくしが 話してしまうと、 両親 は 目 がみえないので、むすこの 亡骸 を 手 でさぐっていた。 大 ごえでなげき 悲しんでいたが、いきなり 父親 がわたくしに 呪いをかけた。 神 の 名 によって 呪いをかけたのです。 ──おまえもいつかは、 自分 のしたとおりのことを 仕返しされるだろう。おまえもきっと 自分 のむすこをうしない、そのため 苦しんで 死ぬことになるのだ! カウサルヤー、どうかだまってきいておくれ。その 呪いがとうとうやってきたのだ。いまわたくしは 死 の 国 へいくところです。ああ、さっきから 目 にみえぬどこかで、わたくしをよんでいるのがきこえる……」 こういったかと 思うと、 国王 は 気 をうしない、カウサルヤー 妃 の 足もとにたおれて、 亡くなってしまいました。
よい 行 ないであっても、 悪い 行 ないであっても、 人 が 天国 へいって 魂 がやすらかになるまでは、まといついてはなれません。 人 は 乞食 であろうが、 王さまであろうが、 自分 がひとたびしてしまったことをかえることはできないのです。
毎朝、ラーマとラクシマナは 狩りにでかけました。 聖者 のアトリはじっとおしだまって 日の出 から 日 の 暮れまで 一日 じゅう 神 にお祈りをしていました。ふたりの 王子 が 目 にするあたらしいものをあれこれしらべているあいだに、 聖者 はその 反対 に 目 にみえないことがらをするどくみとおしていました。
ある 日 のこと、ふたりが 河 の 岸 べにすわっていると、アナスヤーがシータにたずねました。 「おうつくしい 王女 さま、どうしてシータなどという 地味 なお 名前 をつけられたのでございましょう?── すき の 先 から 生まれたという 意味 ではございませんか。つまり 地面 からはえたという 意味 なのでございましょう?」 シータはそれにこたえていいました。 「わたくしの 父 のジャナカ 王 はひとりもこどもがありませんでした。それである 日、こどもをさずけてくださるように 神さまにお祈りしました。たいそう 熱心 にお祈りしたので、 神さまも 父 の 願いをおききとどけになったのでしょう。その 夜、 父 はいい 夢 をみました。 夢 のなかで 土 をたがやせ、とお告げがあったのでございます。 -
RRRを観て気になっていたら知り合いが、この本が読みやすいよ、と。
小中学生でも読めるような、童話っぽい感じですごく読みやすかったです!
上巻はシータがさらわれるところまで。
古事記や聖書もそうだけれど、創世記のようなお話は現実とファンタジーが混ぜこぜになっていて面白い。
神様と人や猿などの動物は別物なんだけど、接点があって近しい感じ。
ところどころ映画で観たシーンや聞いた名前があり、おお!っとなりながら、下巻へ。 -
RRRの元となった作品として気になって読んだ。非常に読みやすい文体で楽しく物語を読むことができた。
物語として面白いだけでなく、人間はどうあるべきかという道徳的な側面もあり、学びになった。 -
内容がシンプルだが、物語の原点なんだろうなと思わせてくれる書籍。
口頭伝承で伝わっていたというのだから、当時の誰もが好んでいた作品であることも納得である。 -
学校の世界史の課題。
神話なのでわかりやすく、サクサク読めました。 -
インドの歌物語。
ラーマーヤマをつくった詩人のバールミキは盗賊ラトナーカル。聖者と出会い、黙想によりラーマを見た。
悪魔のラーバナがランカ(セイロン島)の神々を苦しめている。神々は至上の神ビシヌに救いを求めた。ラーバナを倒す為、ビシヌは人間ラーマに、神々は猿に生まれ変わる。
ラーマは王子。4人兄弟の長男。王女シータと結婚。ラーマとシータは生まれ変わりによって、2人に別れた存在。
ラーマは、王国を継ぐところに、兄弟の母の策略でジャングルに追放される。シータ妃と弟ラクシマナ王子はラーマに付いて行く。
森で魔王ラーバナの妹スルパナカーが、ラーマを慕ったが、撃退される。
怒った魔王ラーバナは、シータをランカへ誘拐する。
ラーマは、弟ラクシマナとシータを追い、賢い猿達に会う。
猿王スグリーバを助けた見返りに、シータ救出を猿の軍勢に手伝ってもらう。
風の神の生まれ変わりハニュマーンは、シータの居場所を突き止めるべく海へ向かった。 -
訳がすてき。
ドキワクのエンターテイメント! -
(1977.05.10読了)(1977.05.07購入)
副題「インド古典物語」
挿絵は、駒井哲郎です。
*本の表紙より*
今も語り伝えられるアジア人の心のふるさと インド伝説の英雄ラーマの歌物語
【目次】
この大切な物語について
一の巻
盗賊 詩人となる
ラーマの結婚
二の巻
ラーマの追放
ダサラタ王のなげき
ダサラタ王の死
バーラタの決心
シータの誕生
バーラタの捜索隊
三の巻
ダンダカーの森
ランカの魔王ラーバナ
ラーバナの立腹
金いろの鹿
シータを探しもとめて
四の巻
キシキンダーの猿
猿の王スグリーバ
猿の捜索隊
ハニュマーン ランカへとぶ -
たまにはこういうのもいい。ある意味健康的だ。しばらくは、背景を考えないでおこう。
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児童向けなのか易しく読みやすい本。
悪魔を倒すために神々が人や猿に転生し、神が転生したラーマ王子が攫われた妻を取り戻す物語。 -
面白かったです。
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「ラーマーヤナ」を日本語で読むことができる本はほぼこれのみなのでしょう。
小学校中高学年から読めるほど、分かり易い物語として描かれています。
「ガーヤトリの祈り」を全てのものへ -
インド古典神話。上下巻。勧善懲悪もの。主人公のラーマ王子、弟のラクシマナ、猿のハヌマーンは良いのですが、何故に英雄、賢者は「試練」を与えられるのか?そこが知りたかったが、曖昧だった。単純な物語としては秀逸。歴史的に見て価値があると思います。しかし、神が人間の世界に介入するのは、子供が読むに当たり果たして「教育上どうなのか?」という疑問もあります。
河田清史の作品
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