マハーバーラタ 中 (レグルス文庫 149)

  • 第三文明社 (1983年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (276ページ) / ISBN・EAN: 9784476011494

みんなの感想まとめ

物語は、クルクシェートラの戦いを中心に展開し、義と悪の葛藤が織りなす深い人間ドラマを描いています。特に、女装したビーマが見せる力強さや、立場に苦しむキャラクターたちの姿が印象的で、彼らの選択がもたらす...

感想・レビュー・書評

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  • この巻は有名なキーチャカされる話が載ってるよ!女装したビーマが素手で骨を打ち砕き、原型を留めないほどにして、肉団子…。
    かと思えばもっと訓話的な、立場上クルクシェートラの戦いで板挟みの立場になり、中立に立った人の逸話も載っている。
    カルナが意外と傲慢で頑固だったりして、面白い。

    しかし王家の家系で、父親が何らかの事情で子作りできない時に、聖仙やマントラで神(多分隠喩)が代わりに王妃と子供を作るのは日本だと不思議に感じるな。日本は異常とも思えるほど父系の遺伝子の繋がりに拘るからな。
    クンティーのマントラで神を呼び出しての子作りは、
    ・父親は夫の王ではない
    ・しかし普通の男との浮気ではなく子作りの為に行われた行為
    ・相手は誰だ?という疑惑を「神だから」ということで終わらせる
    ・パーンダヴァ兄弟の抜群の強さ、美しさの説明
    と様々な理由が考えられる。

    あとドリタラーシュトラの盲目は、目が見えないからお付きの人に状況を語ってもらうのがマハーバーラタの物語になっている点と、子供への盲目的な愛でドゥリーヨダナの悪さに目をつぶってしまっている二つの意味があるんだなあ。なんだか年がいってからやっと出来た子供を溺愛してる感じがする。いや、案外そうなのかも?
    肉塊で産まれたのはガンダーリー妃の胞状奇胎などの異常妊娠で、肉塊を分けてギーの入った壺に入れるのは人工授精みたいだし。
    ドゥリーヨダナの王家を継げるか?という焦りも、パーンダヴァより年が下だから発生したものかも知れないしね。

  • とうとうクル家とパーンドゥ家の全面対決、クルクシェートラの戦いへ。
    相手の言い分に理があると分かっていても様々な柵で『悪』の側に付かなければいけないビーシュマ、ヴィドラと言った人々が哀れ。
    義や恩は世の理を曲げてでも報わなければならないものなのだろうか。
    一族で殺しあわなければいけない不幸は遣り切れないな、と思う。

  • 「マハーバーラタ」の概要というか、短縮版としてはなかなかに優れものだと思う。中巻は「森の巻」の途中から、「ビーシュマの巻」の途中まで。

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