生活に夢を持っていない人々のための童話

  • 第三文明社 (1988年3月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784476031416

感想・レビュー・書評

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  • さて諸君!といまさらに呼びかけて、
    私はクスリなど売りつけようとするのではない。
    私はここにひとまずお喋りを打切って、明りを消し、
    わが後脳に嵌まりこんだ小さな星を凝視しようとする。
                      「タッチとダッシュ」より


    科学的幻想作家の足穂さんが学生に特別講義をする様な
    「最近、ちょっとこんなこと考えてるんだけどね」的な本です。
    哲学、宗教、記憶、美について思った事を簡潔に話してくれます。

    特に最後、足穂さんが気になった文をチョイスして、
    ちょっとコメントしてみた「糸屑巻きタルホノオト」は
    それこそ足穂の脳に散らばった星を見る様で面白い!!

    時々、お月様のパンチをくらう、タルホ節エッセイ本。
    …ん?エッセイかな?よく解んない。だって足穂さんだからね。

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著者プロフィール

稲垣足穂(1900・12・26~1977・10・25) 小説家。大阪市船場生まれ。幼少期に兵庫・明石に移り、神戸で育つ。関西学院中学部卒業後、上京。飛行家、画家を志すが、佐藤春夫の知己を得て小説作品を発表。1923年、『一千一秒物語』を著す。新感覚派の一人として迎えらたが、30年代以降は不遇を託つ。戦後、『弥勒』『ヰタ・マキニカリス』『A感覚とV感覚』などを発表し、注目を集める。50年に結婚、京都に移り、同人誌『作家』を主戦場に自作の改稿とエッセイを中心に旺盛に活動し始める。69年、『少年愛の美学』で第1回日本文学大賞受賞、『稲垣足穂大全』全6巻が刊行されるなど「タルホ・ブーム」が起こる。

「2020年 『稲垣足穂詩文集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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