- Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
- / ISBN・EAN: 9784476032871
感想・レビュー・書評
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心の病に対して、薬での対処療法に終わらず、栄養欠損の見方からアプローチして成果をあげていらっしゃる先生の本です。ブログもやっておられます。
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新宿でクリニックを営む溝口さんの、分子整合栄養医学についての本です。
読んでみて、これ(栄養療法)が最新の医学なんだろうと思った。
精神科医が診断する際の手引書であるDSM分類というのがあるなんてはじめて知った。確かに標準化は必要。
でも、少なくとも日本ではそれが正しく使われていないようです。大事な部分が読み落とされているとのこと。
溝口さんはご自身のクリニックでの治療で、それを実感しているようです。
これが本当なら悲しいことですね。
一般的な精神病院での治療では薬漬けになって、でも結局治らないといった話をたまに聞きますが、その理由もこの本を読んでよく分かりました。
P131の自然治癒力の件であった以下の記載が、非常に印象に残った。
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妄想や幻覚といった症状も、生体を健康な状態に引き戻そうとする自然治癒力の現れと見れば、それを除去することを治療の第一義にすることは、むしろ危険性のほうが高いのです。
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栄養療法について、凄く興味を引かれる本でした。そして、至極全うな内容だと感じました。 -
体感 経験として
うつ等 心療内科の分野と考えられる範囲は
たんなる精神だけでなく
体の不調 の部分が大きいと 感じています
それに気づいてくれた医者による著書でした
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‥‥「栄養療法」は、今日の精神病の治療における「心理療法」と薬物療法」の限界を補い。治療の中心になる可能性を開く“第三の道”である‥‥(本書より)。心の病だけではなく、糖尿病やアトピーなど身近な病気にも、栄養療法のアプローチは効果的である。ただし、現在のわが国ではこれは保険外診療であるため、誰でも受診出来る治療法ではない。