星のおしごと (小さい詩集)

  • 大日本図書 (1991年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (100ページ) / ISBN・EAN: 9784477000671

感想・レビュー・書評

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  • 新川和江さんの詩の絵本ですね。
    絵は、南塚直子さん。
    『小さい詩集』シリーズの一冊です。
    四十二篇の詩が収められています。

          「五月の雨」

      こでまりの花を ぬらす雨
      葉かげの梅の実 ぬらす雨
      かあさん待ってる 子つばめの
      白い胸毛を ぬらす雨

      わたしのプランを ぬらす雨
      あかいおくつを ぬらす雨
      かけたねがいも とどかずに
      てるてるぼうずを ぬらす雨


         「ちいさな川は…」

      ちいさな川は
      一日じゅう うたっている  
      鳥が はすかいに
      つい! ととべは 鳥のうたを
      白い雲がかげをおとそば 雲のうたを
      風が川面を吹いてわたれば 風のうたを
      女の子が花を浮かべるば 花のうたを
      夜がくれば 空いっぱいの星たちのうたを


          「星のおしごと」

        子どもがみんな
        ねむってしまうと
        こんどは 空で
        星たちが目をさまします

        月のおかあさんが
        ひとりひとり 名をよみあげて
        こんやの星のおしごとを
        きめてゆきます

        ーー一ばん星ちゃーん
          あなたは こんやは
          ケニアのナンジャモンジャくん
        ーー二ばん星ちゃーん
          あなたは ゆうべにひきつづき
          ニッポンのサチコさん

        こうして星は
        朝まで ねむらず
        世界じゅうの子供たちの
        ゆめのばんを するのです

     大好きな新川和江さんの優しさに包まれた自然との調和の温かな詩が、子供たちに語りかけてきます。うっとりする安らぎを感じる詩ですね(=^・^=)

  • いろいろないきものの素敵なおもいが綴られた詩集。

  • 五月の雨と金魚の春がすきですー!

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著者プロフィール

1929年茨城県結城市生まれ。疎開で結城に滞在していた西条八十に師事。詩風は多様で詩集刊行・受賞歴は多く、現代日本の代表的な詩人である。『ローマの秋・その他』、『土へのオード13』、『火へのオード18』、『水へのオード16』、詩とエッセイ集『詩が生まれるとき』他。代表詩に「私を束ねないで」がある。1983年から1993年まで吉原幸子と共に女性用詩誌「ラ・メール」を刊行・主宰、女性詩人の育成に寄与。子供用の詩集としては、思潮社編現代詩文庫64『新川和江詩集』(1975年)巻末に「幼年・少年詩篇」として、現代詩文庫132『続・新川和江詩集』の巻末に幼年詩集『いっしょけんめい』、『星のお仕事』としてまとめられている。その中の一篇『名づけられた葉』は独立した詩集の題名として出版された。

「2018年 『日本女性2人詩集(1)おばさんから子どもたちへ贈る詩の花束』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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