- Amazon.co.jp ・本 (35ページ)
- / ISBN・EAN: 9784477004242
感想・レビュー・書評
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「あきら少年の家族は、両親、妹、おじいちゃんの5人です。あきらくんは身のまわりでおこるふしぎな現象に目をとめ、おじいちゃんをはじめとする家族とともに、実験・観察、そして工夫を重ねながら原因をつきとめていきます。このように、ごく身近な疑問に注目し、かんたんな方法で、たのしみながらつぎつぎと解いていく本書は、小学生の自由研究の方法やテーマの参考になります。小学校中学年以(『読んでみない?科学の本 しらべてみようこんなこと』子どもと科学をつなぐ会 編 連合出版 2000 の本での紹介より抜粋)上。」
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[江戸川区図書館]
「小学生のおもしろ自由研究」の4巻。
本当は1巻から順に読ませたかったけれど、お話自体は繋がっていないみたいだし今のところ知識も特に積み重ねていく作りになっているわけではないようなので、、、「塩」繋がりで、この本を先に借りてきてみた。今回のお話は、おじいちゃん主導でなく、あきら主導。こう描かれるといかにも子供が純粋に一人で不思議に思って気づいて、試して、、、って流れだけれど、実際にここまで筋道立てて推論し、検証方法まで思いつくなんて、なかなかないよなー。
特にお皿のふちにぬった、結晶止めの油と、毛管現象の説明。いや、正確には毛管現象自体は状況説明だけで原理説明まではされていないんだけど、最初に出てくる飽和水溶液の作り方とか、塩水以上の飽和度をもつ尿素の導入とか、用語で話し出すと一気に小学生へのハードルが高くなるところを、さらりと「おじいちゃんからあきらへ」の日常会話で滑り込ませてくる。このシリーズ自体は七冊だけみたいだけれど、このシリーズを読み終わったら、この作者の他の本も探してみよう。