- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784477011417
作品紹介・あらすじ
もうすぐクリスマス。ウィロビーさんのおやしきにとどけられたのは、みたこともないようなおおきなクリスマス・ツリーでした…。
感想・レビュー・書評
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ちいさいツリーはそうやって生まれたのね!と、読んでみてタイトルに大納得!
誰もがしあわせなクリスマスを迎えられて、ほっとする1冊。
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ウィロビーさんの大きなお屋敷に運び込まれたおおきなモミの木ツリー。
でもそんな大きなお屋敷の天井よりも、すこーしだけツリーが大きかったようで、ツリーの先が天井につかえてしまいました。
そこで、執事のバクスターさんはツリーの先っぽを切って、こまづかいのアデレードにプレゼント。
でも小さくなったツリーもまた、アデレードの部屋には大きくて…
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「いらないもの」となってしまったモミ木の先っぽも、誰かにとっては大きすぎるツリーへ大変身していく物語。
思いがけず立派なツリーを拾った登場人物たちは、ほっこり笑顔です。
後半にいくにつれ、展開は予想できていくけれども、「今度はどんな人や動物が小さなツリーを手にするんだろう??」というワクワクは続いていきます。
びっくりしたり喜んだりする人や動物の表示もとても愛らしく、読んでいるこちらも気持ちがほっこりしてきます。
そこには、子どもたちにどうにかして気に入ってもらおう!という忖度がいっさいなく、ただこの物語をなんとかして読んでいる人に届けたいという気持ちのつまった絵が最初から最後まで描かれていました。
お話のなかで、大きなツリーも小さなツリーも、それぞれにしあわせを届けてくれました。
大きいか小さいかが問題なのではなく、“自分にとって”それがちょうどいい大きさならば、しあわせは生まれていくんですね。
読み終わったら、まだクリスマスでなくても「メリークリスマス!」とフライングで言いたくなってしまうくらい、おもしろくて心暖かなお話でした。
【余談】
2020年のクリスマス時期に、あちこちのフォロワーさんが「読んだ!」「オススメ!」と投稿されていた1冊。
とても気になっていたのですが、図書館に貸し出し申し込みをするのが遅かったため、読みたい時期にはすべて貸し出し中に…
その教訓を生かし、今年は12月になるとすぐにあれこれクリスマス絵本を借り始め、あれこれとクリスマス絵本をたのしんでいます。
でもこれまた読みきれないくらい多くのクリスマス絵本があるので、また来年のたのしみに、チェックだけしてとっておこうとおもいます。
来年もクリスマス絵本をたのしめるくらい、元気に生きていますように!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【おうち絵本】
幼稚園(年長)のクリスマスプレゼントでもらった絵本。
誰かにとっていらないものも
他の人にとっては大事なもの☆
みんな楽しいクリスマスになってよかったね♬ -
かわいい。息子が気に入って何度も読んだ
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長すぎて曲がっちゃうなんてちょっと残念、と思いきや、それがいろんな人の幸せになっていく。。みーんながうれしい気持ちになってクリスマスを迎えられる、心がほんわかするお話だった(●´ω`●)
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うふふふふって自然と笑顔になる絵本。
クリスマスの少し前、ウィロビーさんのお屋敷に届けられた大きなツリー。でも。
これをもらって喜ぶのはだれかちゃんとわかっているんだ。ってみんなが思ってる。
幸せのお裾分けのよう。
クリスマスらしい。温かい絵本。
絵も可愛い! -
めちゃめちゃかわいいー!!先端がどこかの家へそしてその先端がまたどこかの家へ……こうして世界に幸せがやってくる。
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ウィロビー
アデレード(こまづかい)
チム(にわし)
チムのおかみさん
バーナビー(くま)
おかあさんぐま
フリスキー(きつね)
おかあさんぎつね
ベンジャミン(うさぎ)
おかあさんうさぎ
ミスルトー(ねずみ) チーズの星
いつでもてっぺんをちょんぎって捨てるのは「おかあさん」 -
とても大きなクリスマスツリー。
大き過ぎたのでてっぺんをチョッキン。
それを拾って小さなツリーに。
でもそのツリーも大き過ぎたのでてっぺんをチョッキン。。。
繰り返しと最後のつながりが楽しい物語。
しかし皆さん、なんで先っちょ!笑 -
[墨田区図書館]
大きいツリーの上端を次々と切り取っていく過程がとてもおもしろくて、6歳の長男にも大うけでした。この人のお話、も少し探してみようかな。
→ブクログで検索しただけだけど、残念ながらこのロバート・バリーさんの本はほかにないみたい… -
とにかく可愛い。クリスマス期、毎年読み聞かせしたくなる。