五感の力でバリアをこえる わかりやすさ・ここちよさの追求 (ドキュメント・ユニバーサルデザイン)

  • 大日本図書
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784477019949

感想・レビュー・書評

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  • 人間には五感が備わっています。五感を使ってたくさんの情報を得ています。

    作者は、この本を、障がいの大変さをわかってもらうために書いたのではないそうです。
    私たちは無意識に五感を使って生きていますが、人それぞれその感覚が全く同じに働いているとは限りません。目で見る情報に頼りがちな人、音や匂いに敏感な人などいろいろな人がいます。どれかの感覚が人より鋭い人や、どれかの感覚が鈍い人もいるのです。

    作者は、このことを、障がいがあるかないかではなくて、少数派か多数派かと考えています。だいたい世の中は多数派が生きやすくつくられていますが、少数派のための工夫が、多数派の暮らしやすさにつながることも多いのです。

    自分は知らず知らずに、障がい者を特別と考えてしまっていことを反省させられます。私たちが便利だと感じるものの多くが、彼らが声をあげたことによって出来たものだと知り驚きました。また、今も、バリアをこえるために努力し続けている人達に頭が下がります。

  • 視力、聴力、そして、文字を読むことに障害があって、
    「本」を読むことに困難がある人達と本をつなげる活動をしている著者による
    わかりやすい本だった。

    障害のある人を助ける活動をしている方は、それぞれの専門分野を深めていることが多いのだけど、この著者は様々な障害を一つ一つ、わかりやすく、また最新の情報で紹介しており、とてもよいと思った。

  • ユニバーサルデザインをはじめ、様々な障害がある人のことを考えるキッカケになった。

  • 五感は、「見る」「聞く」「触る」「味わう」「においを嗅ぐ」の五つの感覚。
    どれが欠けても不便だけど、とりわけ「見る」事が出来ないと困る。「見る」とひと言でいっても、全く見えない人もいるし、色弱の人もいる。
    感覚は人それぞれに多様にある。様々な障害や特性をもった人たちがいる。バリヤをこえて、みんなが住みやすい社会になるには、わかりやすさ、ここちよさの追求する。

  • ピトグラムで伝わる思い
    コミュニケーションの手段はひとつではない

    Pictogram Ideogram Communication
    http://pic-com.jp/01_home.htm
    http://www.researchgate.net/publication/37262878___Pictogram_Ideogram_Communication

    メールやアニメに進化

    見ると触るの違い

    視覚を「使えない」のではなく「使わない」体験

    触ってイメージを「つくる」
    触って感覚を「ひらく」

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