ザ・ジャストインタイム 現地現物が最高の利益を生む

制作 : 松崎久純  依田卓巳 
  • ダイヤモンド社 (2007年11月16日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (491ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478000465

作品紹介

「すぐに手を打たないと破産だ。僕らの資産は一切合財、抵当に入ってる!」アメリカの装置メーカーの経営者であるフィルは、倒産寸前の経営難に陥り、学生時代からの親友マイクの父であるボブに再建策を懇願する。ボブは以前から、トヨタ自動車で大野耐一流の生産方式を学び、その志、ノウハウを様々な企業の再建に活かしていた。フィルはボブに、「本当に助けてほしいんです。工程からムダを取り除くのを手伝ってください!」と頼むが、現場で生じる人間関係のゴタゴタにうんざりしていたボブは、「悪いが、私はそういうことはやめたんだよ」と、当初頑なに固辞する。舞台は北カリフォルニア。改善が進んだ現場に、元トヨタの現場の鬼である田中さんが現れる。田中さんは近づいて言った。「品質のことは気にしていないのですか?」「何です?」フィルはどもって、言葉が出てこなかった。「あなたのマネジャーたちです。彼らは品質のことを気にしていません」「作業台を50センチでも動かすな!」という守旧派と改革派の葛藤をくぐり抜け、フィルは余命1か月の会社をはたして再建できるのか。

ザ・ジャストインタイム 現地現物が最高の利益を生むの感想・レビュー・書評

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  • ザ・ゴールとかと同じ、小説仕立てのビジネス本。「安っぽい」という批判はあろうが、私はこのシリーズがとても好きだ。「なぜそれが必要なのか」を学べるのは実に良い。
    今回も、いい本を読んだと思う。通読して全体像がつかめたところで、もういちどノートでも取りながら読んでみようかと思う。

    トヨタって会社は好きになれないが、この生産方式が素晴らしいことは分かる。経営全体に無節操に増大するべきではないとは思うが、これは活用しつくすべきだろう。
    たぶんこれに関する文献が一番あるのは日本なんだろう。ひさしぶりに日本語話者でよかったと思ったよ。

    しかしそれはそれとして・・・・ ストーリー仕立てにしたらロマンスを混ぜておくのはアメリカ人の伝統文化なのかね。それとも憲法にでも書いてあるのか? 下手くそだし、読んでられないから、ばっさり省いてくれないかな。

    あと、頻繁に父の家やヨットハーバーでビールを飲みながら話しているけど、それはいいんだが、すべて車で移動しているみたいなんだけど、あれはどうやって帰宅しているんだ? 泊まりました、というわけでも無さそうだけど。アメリカの飲酒文化ってどうなっているんだろう。

  • トレーナーになってから早1ヶ月が経とうとしています。今のところは目の前の案件を懇切丁寧に対応することに集中してもらってます。トヨタ式に倣ったわけではありませんが、物事に対して「なぜを五回繰り返す」ことはとても大切だと思います。疑問を何度も繰り返すことで、物事の本質的な解決策が得られると思います。物事の本質に近づくことは、発明の本質を掴むことにも繋がりと思います。
     
    教える立場になって、「自分は今のスキルをどのように身につけたのか」を考えるようになりました。がむしゃらに案件をこなしてスキルを身に着けた記憶しかありません。幸か不幸か、会社の事情で案件の数には困りませんでした。

    自分のスキルを系統立てて説明できなければ、次に繋がりません。自分と同じことをさせていては進歩はないと思います。今まで以上に自分の行動を意識的に振り返るようになりました。

    「部品を作る前に人を作るべし」とはよく言ったものです。発明の本質を掴むなどのスキルも大事ですが、それ以上に仕事に取り組む気持ち・姿勢も大切だと思います。

    残り9ヶ月、どれだけのことを伝えられるでしょうか。がむしゃらに何もかも伝えては、トレーニーがお腹一杯になるので、伝える内容の取捨選択が必要です。今まで案件をこなしてきた姿勢とは異なる姿勢が必要です。

  • トヨタ生産方式を用いた「ザ・ゴール」のような小説。トヨタ生産方式の凄さを改めて知るには良い一冊。それと残念なのは、日本以上に海外勢がトヨタ生産方式からオペレーションを学んでいること。もっと日本が日本の企業の良さを知った上で強さを知る必要があると思う。

  • トヨタ生産方式を小説にしたもの。
    ・顧客の受注からタクトタイムを割り出す
    ・タクトタイム内に収まるように工程を分割
    ・不良は後工程に流さない
    ・一個流しを目指す
    Etc

    小説として時系列で工場の改善を行っていくため、改善プロセスを追いやすい。
    一方で言葉中心で図表がすくなく、翻訳本ゆえか日本語が分かりにくいのが惜しい。

  • 「ザ・ゴール」風小説で、トヨタのジャストインタイム生産方式をわかりやすく解説。カンバン方式という言葉自体はメジャーなものの、具体的な内容は全く理解していませんでしたが、小説として特にストーリーがあるわけでは無いですが、経営難で余命一か月の会社を救う…という設定で緊迫感あり、なかなか楽しめます。

  • ・「ザ・ジャストインタイム」が出版されてすぐに購入して(2007年11月)、海外企業が一から「トヨタ生産方式」を導入する物語を楽しく読んでいましたが、「トヨタ生産方式」を読んでその流れがよく分かりました。

  • ジャストインタイム生産方式のみならず、経営における重要な要素を深く学ぶことができる一冊。
    たった一つの工場を建て直すために、めまいがするほど多くのメソッドが登場してくる。タクトタイム、プル方式、平準化、かんばん方式、アティテュード…。理論としてはそれほど難しくないのだが、どれも発想の転換を迫るような斬新なアイデアだから、読んでいて面白い。特にプル方式とスーパーマーケットなどは、固定観念から180度の転換をしているといってもよい。
    不必要な在庫はキャッシュを寝かせているだけの悪である、というのが、生産方式を理解する上でのミソだと思った。顧客に届ければキャッシュへと変わる金塊を、工場に置いたままで埃をかぶせているのだから、改善するほかないであろう。この論点については、管理会計の正味運転資本も絡めて考えると、より興味深いのでは、と思った。
    本書はジャストインタイム生産方式について論じていて、様々なメソッドを紹介しているのだが、それと並んで、人の重要性を幾度も強調している。アティテュードに関してもそうだが、全ての従業員が一丸となって改善に取り組まなくてはならない。ストーリー形式の本書は、生産の改善の過程で発生する、人間同士の衝突や葛藤を克明に描いていて、非常にリアリティがあった。
    改善は何も生産にのみ適用されるものでない。仕事や人生においても、常に心がけていくことで、意味のある「働き」ができるようになるのであろう。

  • 息抜き兼ねて読んでみた。ザ・ゴールシリーズ、特にベロシティと併せて読むと学びが大きい。

  •  111126 エリヤフ・ゴールドラット博士関連のシリーズを読み終えて、この手の本に飢えていたところで出会いました。
     この本で解説されているJIT(ジャストインタイム)は、TOCとは違うのですが、戦略的には同じコンセプトだと思います。
     生産性を上げようとするとリソース(投資や経費)を追加してボトルネックを減らそうとしてしまいがちですが、それでは在庫が増えキャッシュフローが悪化してしまいます。
     JITもTOCも既存のリソースを最大限に活用し、在庫を圧縮しながらアウトプットを増やすことで、顧客満足を上げ、キャッシュフローを改善する手法なので、夫々の企業合わせて良いとこ取りをすると良いと思います。

  • ザ・ゴールと似ている。しかし、同書よりも中身が詳細でリアリティがある。TPSに関する知識がなければ読むのはつらいかもしれない。

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