変人力―人と組織を動かす次世代型リーダーの条件

著者 :
  • ダイヤモンド社
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本棚登録 : 181
レビュー : 31
  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478000830

作品紹介・あらすじ

異様なまでの執念と非常識な考え方を持たなければ、組織のDNAは変えられない!ダイエー前社長が「再生の泥沼」でつかんだリーダーシップ論。

感想・レビュー・書評

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  • 2008年05月10日 08:32

    自身のダイエー再生への参画の経験をもとに 
    GMSや小売業の分析、リーダーとしての資質要件などを語っている 

    著書からはとてもバランスの取れた方という印象を受けた 
    多様な経験を持ち、客観的な視点と熱い情熱を持つリーダー 
    松下→HBS→BCG→アップル→コンパック(のちHP)→ダイエー→MSというキャリアも興味深いし、理論だけに偏らない実践論は読み応えがあった 

    それだけに、ダイエーの再生完了を待たずして辞任されたことが悔やまれる 
    ご自身が語っておられた「社員の幸福のために」という信念は達成されなかったのではないかと思う 

  • 現MS日本社長の、ダイエー再生の七転八倒の記録。面白くて役に立つ。現社員への配慮からか相当筆を抑えているが、それでも当時のダイエーの腐り具合が仄かに薫ってくる。こういう主体的コミットメントの記録が清々しいのは、ご立派な批評的言辞に飽々しているからだろう。

  • 企業変革をどのように行ってきたかが赤裸々に綴られています。

  • 日本HPの社長を辞めてどうしてダイエーに移ったか、そしてダイエーで何をして何故去ったか、についてをまとめつつ、リーダーについて語る。やっぱりダイヤモンド社は上手だなぁと思う一冊でした。
    ダイエーで彼が残した業績についてはいろんな議論があるわけですが、これまでの経営者たちとはまったく違ったアプローチで、しかも異業種からここまでよくやったな、というのは第三者視点でもよくわかります。
    ただどんな理由であれ引き受けたなら1年半で去っちゃまずいよね、と。多分に政治的ないろいろがあったんでしょうが…

  • 社員からトップが見える会社というのは、一体感が生まれ、社員のモチベーションアップにも繋がる。

    私が以前所属していた職場では事業部長が遠い存在で、数ヶ月に一回行われる合同朝会等でお顔を拝見することがあっても、拠点が離れているためにスクリーン越しとなり、資料のプレゼンになるとお顔は見えなくなる。いつもどのようなことを考えておられるのか、どのような仕事をしておられるのか全く分からなかった。ただ、決してそのことが自分の仕事に悪影響を及ぼしていたわけではない。
    その後、職場異動を経験し、新しい職場では、事業部長のスケジュールが全体に公開されていたり、一部の会議では、事業部長を含む経営幹部だけでなく、一般の社員も参加可能となっていることに新鮮な驚きを感じた。会議の場では、事業部長がどのような指摘をされるか、普段どのようなことを考えておられるかなど、直接聞くことができる。たとえお話する機会はなくても、事業部長という存在がとても近いものに感じられ、現場の一体感や社員のモチベーションアップに繋がるところがあると思う。

    樋口さんがダイエー社長就任後、全国263店舗の店長・支配人に電話をかけたとされるエピソードは、そういった一体感の創出に大きく役立ったのではないかと感じる。まさしても、樋口さんの実直さが現れるエピソードだ。

    そのほか、ダイエーでの様々な取り組みの紹介の中で、樋口さんの熱い思いが伝わってきた。
    「日本企業で純粋培養されてきた人材は、考え方や動き方がいつの間にか「社内の論理」に染まってしまう。」という一文を読んで、頭が痛い。別に転職を勧めておられるわけではないが、いろんな経験をし、多面的な視点を持つことの重要性を説いておられる。私も心しておかないと。

  • 前著『「愚直」論』がかなり心に響いたので
    こちらも読破。

    期待通りの熱い内容だった。

    この人、経歴だけみると
    超スマートなエリート街道突っ走ってるけど、
    文章から滲み出る人柄は、
    ただひたすらに泥臭い。

    そんな、頭でっかちではなく、
    ”熱さ”や”泥臭さ”、”愚直さ”をあわせ持つところに
    とても惹かれる。

    前著と併せておすすめの一冊。

  • 変人に誇りを持てる、おススメの本です。

  • 日本HPからダイエーの社長に転身。最近はマイクロソフトのCOOになった著者。前作の『愚直論』に引き続き読んでみた。
    変革を必要とされる企業では強力なリーダーシップを発揮し、人からおかしいと思われたり孤立したり(ここが「変人力」というタイトルの所以)しても己の信じる道を突き進むという資質が必要であるというのが著者の考えで、まさにそれは変革すべきダイエーの経営で必要な資質であった。
    今までの日本企業は調整能力に長けた経営者が重視される傾向にあった。現代におけるグローバル競争、マーケットの急激な変化、経営戦略におけるM&Aやアライアンスの活用という企業経営のスピード感の上昇を考えるとどの企業でも調整型より変革が予期されているように思われる。その中で著者の言うような「変人力」で変革をドライブする力が必要になってくるのであり、このような経験が重視されるようになるのであろう。今後の日本の企業経営のあるべき姿を考えるきっかけになった。

    詳しくは触れられていないが、著者自身はダイエー社長を辞任することは、まだ道半ばという感じで相当残念な思いがあったのだろうと推測される。

  • 全身全霊で改革に取り組む。一人でも多くの社員を幸せにする。それが自分の成長につながる・・・。
    渦中の栗を拾ったワケに納得です。

  • 愚直論とセットで是非。

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プロフィール

日本マイクロソフト会長
1957年兵庫県生まれ。80年大阪大学工学部電子工学科卒業。同年松下電器産業(現パナソニック)入社。91年ハーバード大学経営大学院(MBA)卒業。92年ボストンコンサルティンググループ入社。94年アップルコンピュータ、97年コンパックコンピュータ入社。2002年日本HPと合併し、03年より同社社長。05年ダイエー社長、07年マイクロソフトに入社し、08年より社長。15年より同社会長。

「2016年 『僕が「プロ経営者」になれた理由』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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