- Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478002728
感想・レビュー・書評
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仮説には結論の仮説と問題解決の仮説と2種類あることがわかり、少しモヤモヤがすっきりした。
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こういう、「すぐに使える実用的なテクニック」があまりなく、「結局あなたの努力次第。日々の鍛錬しかありません」という類の本は評価が分かれるだろうけど、僕は結構好き。やる気のドリンク剤みたいなもんだな。
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「使える」と「できる」は違うので、本書の内容もよく振り返り、日々の中で、繰り返し使う事が重要。本書は、個人レベルでの仮設力の身につけ方から、深堀、横に拡げ方、チームでの仮設力の磨き方、構築の仕方、そこからマネージャーが身につけておくべき、仮設を構築させる為のマインド・スキルについて書かれた本。振り返り時に、もう一度読む必要がある。
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第一章の「仮説とは何か」が全て。「仮説」という言葉ばかりが広まりすぎて、前提や仮定やドテ勘や推理などがごちゃまぜになっている中、「仮説」には結論の仮説と問題解決の大きく2種類があること。結論の仮説とは事業環境から生まれる「仮の答え」(これが時に経験からくる前提やドテ勘になりやすい)であり、問題解決の仮説は、どこに問題があるか、なぜ問題が生まれたのか、どのようにして問題を解決するか、の3点で主に構成されていることだけ、まず理解しなくてはいけないし、みな共通で持っていなくては話は始まらない。
コモンワードは時にズレを持ったまま話が進む。仮説という言葉は便利で、責任回避・根拠の薄さをあやふやにすることにも使われやすい。耳障りの良い言葉に惑わされず、本質を見つけて、考え続けること(ビジネスなら与えられた期間の中での最適解)が大事で、「フェルミ推定」や「●●ハック」みたいな言葉だけに振り回されてはいけない。まず事象があり、それに名がつくのが全ての物事の順番なのだから。 -
「仮説とは何か」というレベルから丁寧に書かれている。
ビジネスにおける仮説の使い方、仮説構築から検証、ブラッシュアップといった一連の流れを分り易く学ぶことが出来る。
ビジネスケースに沿って解説されているので、よりわかり易い。 -
仮説思考について、物語形式で説明してくれている本。
初心者向けの本としては、非常にわかりやすくなっています。
仮説を持つことで、何がよくなるか?
一番変わるのは、結論に至るまでのスピードが速くなることです。
何から手をつければよいか路頭に迷っていたのが、
仮説を立てることによって、その仮説が正しいのかどうかを検証、
検証の結果で次の行動へと移るとアクションが取れるようになります。
最近の流行りもあって、
何らかの仮説を立てて動いているんだと思いますが、
問題は仮説の質。
仮説の質を上げることが大切で、上げるためには実践あるのみ、
また幅広く情報を収集しつづけて知識を広げるのみと書いています。
終わりのない勉強・実践で大変かもしれませんが、
こういったことが出来る人が本当に「出来る人」なんでしょうね。
以下引用:
・良い仮説とは
1.新規性・独自性がある
2.ビジネスへの活用が可能である
3.アクションオリエンテッドである
・仮説を検証した結果、誤りだと分かったときはキッパリ諦める
・仮説については、7~8割の精度で充分。スピードも大事だから。 -
ビジネス仮設力の磨き方
グロービス
仮説の分類
⑴目的によって分ける。
結論の仮説。ある論点に対してこういう答えが言えるだろうという仮の答え。
問題解決の仮説。具体的な問題解決を推進するための仮説。
where?why?how?のプロセスに沿った仮説。
⑵時系列によって分ける
過去。現在。未来。
仮説を考える意義
⑴検証マインドの向上と説得力が増す
ビジネスにおける仮説のけんしょうは通常関連する状況証拠をよりたくさん集める中で妥当性を高める。
⑵問題意識の向上
問題意識を常日頃から持っていることで、あらゆる仮説の状況証拠を構成することができるようになる。
⑶スピードアップ
ビジネスの世界には普遍的で絶対的な真理があるわけではない。7割くらいで動いていく必要があり、その仕事のスピードアップをするのが仮説思考。
⑷行動の制度向上
仮説を立てることで動く方向性が定まり質も向上する。
良い仮説とは新規性、独自性がある。
ビジネスへの活用が可能。
次の行動を喚起できる。
良い仮説作りの二つの基本要件
⑴事実に基づいて考える
事実に基づいていなければ仮説を立てる意味はない。
よくわたまたま目に付いた印象的な出来事に引っ張られたりするケースが多い。
経営の知識を押さえている
カルティベーションのテクニック
(仮説を立体化させる)
・なぜ、本当か、を考えたり調べ
・別の観点から見てみる
・時系列で考える
・将来予測をしてみる
・類似、反対のものを考える
一般論ではあるが仮説を考えるコツ
・常識を疑う
・新しい情報と組み合わせる
・so whatを考え抜く
常識、前提をリセットする思考テクニック
①一見無理っぽい質問をあえてしてみる。そして、そこから改善の積み重ねで物事をブレークスルーする。
もし、なになにがなくなってら?を考える。
そもそもの質問をしてみる。
②◯◯である。の逆説がなりたたないか考える。
アイスクリームは冷たい。
冷たくないアイスクリームは作れないか?
ニーズはないか?
so whatを考える回数に限界はない。他社を抜いているか、ワクワクするかという具合まで考え抜きたい。
仮説検証のポイント
①どのポイントを押さえたらその仮説はある程度検証されたと言えるかの大枠を考える。
②動いて検証。精度が必ずしも高い必要はない。 -
私の勤め先では、ISOのマネジメントシステムに沿って、PDCAサイクルをまわし、仕事を継続的改善しようと取り組んでいる。しかし、うちの店舗部門では日ごろから「仮説・検証」が合言葉になっている。ニュアンスの違いがイメージしづらかったのだが、本書を読んでよくわかった。
定番の仕事の多くは計画を組んで、PDCAに沿って「カイゼン」していけばいいのだが、不確定要素が多い仕事の場面では、仮説・検証の繰り返しが有効なのだろう。本書の中の事例にも、セブン&アイホールディングスの鈴木敏文氏が、商品選定や発注に関して「仮説検証」をことさら強調してきたということに触れられていた。
PDCAにおいても、CとA、すなわち点検と改善が一番のネックとなっている。ここが上手くなるまでには熟練が必要だ。仮説検証の難しさもこれと同じで、まず仮説を考えてみることから、きちんと検証して次につなげることの繰り返しが必要だ。
本書は、そんな仮説検証について、その取り組む意義と、進める上での要点を分かりやすく解説してくれていた。これは、グロービスの実践するMBAシリーズの一つで、面白そうなので、あと「自問力」と「数字力」も買った。いずれも、事例の架空ストーリーが各章のあたまにあって、それをもとにそれぞれの節のテーマを解説してくれているので、ホント分かりすい。MBAシリーズなんていかめしい名前がついているが、最近のビジネス書はとても読みやすくなっていてありがたい。
というわけで、あすから仮説検証する訓練を実践してみようかという気になりました。
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