- Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478002735
感想・レビュー・書評
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プロジェクトを絵に描いた餅にしないための実行プロセスの要諦を簡単にまとめた良書。そのプロセスで起こる有象無象の問題を本書は提起し、その解決策を提示しています。
解決策の通底にあるのは、「組織内で信頼される人になること」「相手の立場に立って考え、その承認欲求を満たす行動をすること」でしょうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
重要と感じた点
ストーリーで語る。
フォローし続ける
反対勢力は「やろうとしている事に反対」か「やり方に反対」
人間は生まれながらにして弱い
学び方を学ぶ -
各章毎にプロジェクトリーダーの体験話があって、それら事例に対する改善点を、
"社内を動かす力"
の観点でまとめていく構成。
著者の言うとおり、どれだけすばらしい戦略があろうとも実行されなければ絵に描いた餅にすぎず、自分の仕事を振り返ってみても、一番大切なのは、
「まわりを巻き込んでの実行力」
だとつくづく思う。
本書はこの実行力の具体的な磨き方などを具体的に語ってくれる。
最終章にある著者の大きな志には非常に共感できる。
"自ら成長し続ける"、"目的を持って生きる"
そして、
"いったい、自分は何者で、"
"じぶんは何が好きで、"
"自分は何をするとわくわくして、"
"今、この瞬間何をするべきで、"
"自分は何をこの人生で成し得たいのか? どう生きていきたいのか?"
"そして、最終的にこの世の中にどんな価値を還元したいのか?"
ドラッカーの、"何によって憶えられたいか"を胸に抱いているドラッカリアンと共通する想いに共感をおぼえた。 -
田久保先生の本を読む。
この本の帯に書かれている“正しいことを言っているのに、なぜ人は動いてくれないのか?”ということに悩んでいる人は多くいるのではないでしょうか。
日々の仕事で遭遇する、ごく当たり前の例をもとに、わかりやすい説明が書かれている。
特に第4章のプロジェクトの引き継ぎのケースで、コミュニケーションし続ける、ストリーテーリング、見える化見に行けば見ることができる状態と確実に目に入っている状態は天と地ほど違うという点は私にとって非常に印象的でした。
チェックシートやまとめがあるので、会社で手元においておきたい1冊です。