社内を動かす力 (グロービスの実感するMBA)

著者 :
  • ダイヤモンド社
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感想 : 53
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  • Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478002735

感想・レビュー・書評

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  • プロジェクトを絵に描いた餅にしないための実行プロセスの要諦を簡単にまとめた良書。そのプロセスで起こる有象無象の問題を本書は提起し、その解決策を提示しています。
    解決策の通底にあるのは、「組織内で信頼される人になること」「相手の立場に立って考え、その承認欲求を満たす行動をすること」でしょうか。

  • 重要と感じた点
     ストーリーで語る。
     フォローし続ける
     反対勢力は「やろうとしている事に反対」か「やり方に反対」
     人間は生まれながらにして弱い
     学び方を学ぶ

  • 各章毎にプロジェクトリーダーの体験話があって、それら事例に対する改善点を、

    "社内を動かす力"

    の観点でまとめていく構成。

    著者の言うとおり、どれだけすばらしい戦略があろうとも実行されなければ絵に描いた餅にすぎず、自分の仕事を振り返ってみても、一番大切なのは、

    「まわりを巻き込んでの実行力」

    だとつくづく思う。

    本書はこの実行力の具体的な磨き方などを具体的に語ってくれる。

    最終章にある著者の大きな志には非常に共感できる。

    "自ら成長し続ける"、"目的を持って生きる"

    そして、

    "いったい、自分は何者で、"
    "じぶんは何が好きで、"
    "自分は何をするとわくわくして、"
    "今、この瞬間何をするべきで、"
    "自分は何をこの人生で成し得たいのか? どう生きていきたいのか?"
    "そして、最終的にこの世の中にどんな価値を還元したいのか?"

    ドラッカーの、"何によって憶えられたいか"を胸に抱いているドラッカリアンと共通する想いに共感をおぼえた。

  • 田久保先生の本を読む。
    この本の帯に書かれている“正しいことを言っているのに、なぜ人は動いてくれないのか?”ということに悩んでいる人は多くいるのではないでしょうか。
    日々の仕事で遭遇する、ごく当たり前の例をもとに、わかりやすい説明が書かれている。
    特に第4章のプロジェクトの引き継ぎのケースで、コミュニケーションし続ける、ストリーテーリング、見える化見に行けば見ることができる状態と確実に目に入っている状態は天と地ほど違うという点は私にとって非常に印象的でした。
    チェックシートやまとめがあるので、会社で手元においておきたい1冊です。

  • 厚くはないが、熱い一冊。
    身の回りにありそうな様々な課題について、分りやすく
    具体的な整理と対応例が示されている。
    明日からの取組みのヒントになる良著であり、おすすめ。

著者プロフィール

経営研究科、研究科長(日本語MBA)。慶應義塾大学理工学部卒業、学士(工学)、修士(工学)、博士(学術)。スイスIMD PEDコース修了。 株式会社三菱総合研究所を経て、現在グロービス経営大学院 経営研究科 研究科長。経済同友会幹事、上場企業及びベンチャー企業外取締役等も務める。著書に『ビジネス数字力を鍛える』、『社内を動かす力』(ダイヤモンド社)、共著に『志を育てる』、『グロービス流 キャリアをつくる技術と戦略』(東洋経済新報社)等、多数。

「2023年 『読めば3年後の未来に先回りができる 入社1年目からの「働き方」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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