プロフェッショナルの原点

  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478003343

作品紹介・あらすじ

どうすれば一流になれるのか?仕事の本質を洞察し、成果をあげるための姿勢と行動を示す不朽の箴言集。ドラッカー遺作。

感想・レビュー・書評

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  • 良書 具体的に成果をあげるための考え方、方法が書かれている。

  • ドラッカーの名言集的な一冊、さらっと読めました。
    どこかエッセイ的でもある構成となっています。

    一つのフレーズと、それを扱っている著作からの引用、
    そして、それをどう“使用すべき”かとのヒント。

    見開きで一つのテーマを扱っているので、
    気まぐれにパラパラとめくっていても面白いかと。

    これからドラッカーを読もうとしている方にも、
    既に読み込んで、たまにエッセンスだけ見たいなとの方にも、

    それぞれの読み方に合わせた使い方ができそうです。

     “第二の人生を準備する”

    ここ最近実感しているのは、自分の親の世代と異なり、
    一つの道で過ごせた時代ではなくなったとのこと。

    第二(セカンド)でも、もう一つ(パラレル)でも、
    自分にとっての“プロフェッショナル”を模索していきたいですね。

  • 経営思想家であり、「マネジメントの父」を言われたドラッカーの言葉をまとめた「成果をあげる能力」を身につけるための本。
    95の項目でその考え方、とるべき行動が書かれている。
    以下、メモ。

    ①仕事を計画することから時間の使い方を計画することに変える。
    …時間が何にとられているかを明らかにし、自らの時間に対する非生産的な要求を退ける。そして得られた時間をまとめる。
    ②なすべき貢献を列挙し、それぞれに目標を設定する。
    …組織全体としてなされるべきことをなすことを自らの覚悟とする。
    ③真摯さを最重視する。
    …人間性と真摯さはそれだけでは何もなしえないが、それらの欠如はほかのあらゆるものを破壊する。
    ④仕事は1つのことに集中して行う。
    …常に最も重要なことを最初に行う癖をつける。優先順位、劣後順位(意味のない順)を常に考える。
    ⑤意思決定では意識して事実収集ではなく、意見収集からスタートする。
    …事実から収集すると、すでに決めている結論を裏付ける事実しか見つけられない。自分と異なる意見を歓迎すること。そこで考えるきっかけが生まれる。

    これらのことを実行し、9か月後になりたい自分、なしえたい結果にどれだけ到達したかを評価すること。
    来年の8月20日か。
    この本、買いたい。

  • ドラカーがプロフェッショナルに求めるのは「真摯さ(integrity)」である。真摯さは「一貫性(sense of coherence)」「正直(honesty)」「真面目さ(Hard working; Trustworthy; Honest)」「熱心さ(enthusiastic)」でもある。その上で「成果」「貢献」「強み」「集中」が求められる。

    8. 仕事のひとつひとつについて、何もしなかったら何が起きるかを考える。何もしなくとも何も起こらない仕事を破棄する。何が問題であるかを拙速で決めてしまうほど愚かで、結局は時間の無駄になることはない。(p.18)
    13. ルーティン化とは、有能な人が経験から学んだことを体系的段階的なプロセスに纏めること。会議は元来、組織の欠陥を補完するためのものである。理想的に設計された組織とは、会議のない組織である。(p.28)
    15. 組織構造は戦略に従う。組織作りにおける最大の失敗は、理想モデルや万能モデルを生きた組織に機械的に当てはめようとするとき生じる。組織には守るべき原則がある。一つ、組織は透明でなければならない。二つ、組織は誰もが理解できなければならない。三つ、組織には最終の意思決定を行なう者がいなければならない。(p.32)
    18. 全体の組織に貢献する。第一に、状況は何を求めているか。第二に、自らの強み、仕事の仕方、価値観からして自らのなすべき最大の貢献は何か。第三に、いかなる成果が必要か。(p.40)
    28. 人間関係に必要な四つの基本能力。コミュニケーション、チームワーク(貢献のベースにする)、自己啓発、人材育成。(p.60)
    64. 人は自らの一生をマネジメントしなければならなくなった。いきいきと働き続けることが自らの責任となった。(p.134)
    69. 「貢献」に集中して取り組むことによってこそ、良い人間関係がもてる。人間関係が生産的となる。(p.144)
    75.いまも価値あることかを問う。答えがNoであるなら、真に意味ある活動に集中するためにそれらの者ものを「捨てる」。(p.158)
    81. 問題の根本をよく理解して決定しなければならない。決定のは早さ重視してはならない。何を満足させるかを知る必要がある。何も決定しないという代替案が常に存在する。(p. 172)
    88. 決定の実行を妨げるおそれのある者は全員を仮邸前の議論に責任を持って参加させなければならない。(p.186)

  • 短期的に読むというよりかは、定期的に読む事で仕事にたいする考えや哲学を深める事ができると思う。特にメッセージが簡潔にあるが、自分なりに噛み砕きメモ等すると良い。

  • 1.時間をマネジメントする
    2.貢献に焦点を合わせる
    3.強みを生かす
    4.重要なことに集中する
    5.効果的な意思決定を行う

    WHATは真摯さのみ。あとはHOW。
    なすべきことを成し遂げることができるかどうか

    上司のマネジメント。

  • なぜか頭に、心に残らない。

  • 今まで、強みを見つけることが苦手でした。
    結局、弱みと言うか、直したいところなんかが
    ポンポン出てきて自己嫌悪しちゃったり。

    この本を読んで、
    『そんなこともうやめようー』って考えるようになった。
    出来てないことを、普通くらいにするんじゃなくて
    自らを心地よい場所に導く努力をする、
    のが強みを知って伸ばす意味かな。と考えるようになった。

    ドラッカーさんの本をもっと読みたいと思った1冊でした。

  • ドラッガーというと、リーダーシップのお手本的な教本だと思っていたが、これは大きな間違いであった。

    この本には、決して組織の上に立つ者がリーダとは何かを話しているのではなく、組織に勤める者、全てに当てはまる組織経営の企画書だ!

    わかりやすく、なるほどなぁ~と感心しつつ読み返した。

    この本は、書棚にしまっておく本ではない・・・

  • 上司をマネージメントする、という言葉、興味をもった。上司が何を成し遂げようとしているかを考える、上司の弱みを責めることなく、それを見越したアクションをとる。--- 自分の会社に置き換えようにもイマイチピンとこないあたり、視点の欠陥があるのかもしれない。
    主張は明快、腑に落ちるには不断の思考が求められるであろう、読み手を選ぶ不朽の名著。

    ところで「実践するドラッガー」が出版された。ぱらぱらめくったところ、こちらとかなりダブりがある。こちらは気付きを具体化できるよう噛み砕いてあるので、あわせて読むと良いかもしれない。

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