- Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478003848
感想・レビュー・書評
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なるほどと気付いたのは、人的資本であるという考え方。
会社に勤めているサラリーマンは毎月給与が支払われる。ここから生涯で得られる収入、自分の価値を考える。それは日本に一点投資していることになるので、海外へも分散して投資する必要がある。
投資の歴史?も学べて面白かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
序章 さよなら、プライベートバンカー
第1章 究極の投資VS至高の投資
第2章 誰もがジム・ロジャーズになれる日
第3章 ミセス・ワタナベの冒険
第4章 革命としてのヘッジファンド
第5章 タックスヘイヴンの神話と現実
第6章 人生設計としての海外投資
終章 億万長者になるなんて簡単
情報が公開されることによって、投資の幅が広がった。 -
ど素人には難しかったが、世界で起きてきたお金をめぐる流れが大まかに理解できた。非居住者をめぐる日本の税法の改正の経過を読み、12年の間に随分変わったものだと驚いた。随分前にタイがこうなる下地がもう一部の人の間では読めていたのだな。。。
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橘玲という作家を知るきっかけになった本です。この本で紹介されている投資手法を実践するかどうかは読者が自己責任で判断すべきことですが、本書の第1章で紹介されている「経済学的に正しい投資法」はファイナンス理論の基本中の基本なので、この手の本を読む人なら聞いたことがあるでしょう。
第4章のオプション取引の説明は分かりやすく、業務の関係でファイナンス理論を勉強する羽目になった時に役立ちました。
本書の中で僕の印象に残っているのは終章の言葉です。
「自由に生きるためには、ひとは経済的に独立していなくてはならない。そのためには、会社にも、国家にも依存せずに、自分と家族の生活を守るだけの経済的な基盤を築くしかない。 ・・・(中略)・・・ 自由とはたんなる観念ではなく、個人の経済力から生み出されるのである。」おっしゃる通りなんですよね。
一方で「人生のよろこびの多くは、金銭では購えないものである。」と書き添えるあたりが、金銭や合理性だけでは判断できない人生というものへの橘氏のバランス感覚が現れている気がします。 -
今となってはちょっと古い
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"金融商品の基本を学ぶことができる本。
金融の世界でも、いまやボーダレス。ある国に固執することをやめれば、世界は広がる。アジアの国々で老後を過ごす選択肢も検討してもよいかと思った。" -
現状では、サブプライム問題等で市場が混乱状態にあると言えます。しかし、長期的に見れば、動じることなく淡々と投資を続ければよいと言うことでしょうか。
本書に述べられているように、年間100万、複利年8%、35年で1億8千万になるそうです。ここで曲者なのが「8%」。これがなかなか達成できる道筋を見つけられません。今年に限って言えば「-20%」という、目も当てられない運用成績です。
とりあえずは上記に述べたように淡々と積立投資です。 -
海外投資について知りたくて読書。
日本での非居住者のメリットをより生かすために何をすればいいのかを考えさせてくれる。
現在、長期計画で投資しているオフショアセービングが理にかなったものだと改めて知る。しかし、知識不足のため本書の内容で理解できない箇所が多数ある。もっとお金や投資、金融について勉強する必要性を痛感。
タックスヘイブンの香港だけではなく、ベトナムやマレーシアなどの新興国の投資も学び取り組みたい。
時間☓複利=資産
読書時間:約1時間35分 -
対象者がいったい誰なのか疑問に思う本。
初心者向けの内容もあれば極端に難解な部分もあり、何かを学ぶというよりは「ふ〜ん」と思いながら読み流す系の本かと思った。面白いことは面白いが・・・