ビジネス数字力を鍛える (グロービスの実感するMBA)

  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478004401

感想・レビュー・書評

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  • 「ビジネス数学力を鍛える」

    1.購読動機
    社外およひ社内ともに「数字」はついてまわるものです。
    数値に強いか?数値に弱いか?は必然的にビジネス戦闘力に影響があると考えます。
    そのため、手にとりました。

    2.ビジネス数学力とは?
    数値を
    ①作る
    ②解釈する
    ③②を相手に理解させ、相手を動かす。

    3.2.の基本プロセス
    ①集計、分析する目的
     ↓
     目的に近しい情報は何?どこ?

    ②実体の把握
     ↑
     ざっくり 全体を
     ↑
     グラフで見える化→割合、分布、異常値、感覚/経験との差異

    ③動かす
     相手の状況、立場を想像
     ↓
     相手はどうしたいのか? 
     なぜ、そうしたいのか?

    4.読み終えて
    「だから、それで?!」
     業務を外から眺める、客観割合を増やす
     質問です。
     わたしは、この質問を自己に対して繰り返し
     行うことは、タイトルの数学力を鍛えるに
     繋がると考えています。

  • 定量分析をする際に気をつけることについて、数値処理の仕方の面ではなく目的やメッセージの伝え方の面から書かれた本。
    分析をする時によく陥りそうな状況を例を交えてどう対処するべきか説明している。

  • 数字というものを、そのまま鵜呑みにしてしまうことには注意しなければならない、また自分自身が数字を扱うときには何の目的なのか、どう加工して解釈するのかよく考えなければならない。数字を読む力、作る力を身につけるための基本が備わっている本。数字、表やグラフの見方、使い方、注意点がわかりやすく書かれているのは参考になる。読むのであれば、ケースを読み飛ばしてみても良いと思う。

    学びメモ
    ・数字は最終的に相手に理解してもらい、共感してもらい、動いてもらわなければ、ビジネス上成功とは言えない
    ・数字を扱う上での7つのステップは、分析の目的を抑える/仮説を持ってどんな情報が必要か洗い出す/適切な情報を収集する/分析の際にどんな前提を置くべきか確認する/集めた情報を加工、計算する/目的につながる解釈をする/加工結果や解釈をわかりやすく表現する
    ・仮説出しなどでは、クイックアンドダーティで考えることも重要
    ・数字は作った人の意図が入っているから、本当は絶対的な客観性などはない、国の統計データですら必ずしも客観的とは言えない


  • 数字力を高めるステップごとに進められていくが、簡単に書かれているようにみれて難しい。見せ方についてのアプローチも記載されているので、すぐに数字を使って何か発表が必要という人が読むと良いかもしれない。

  • 分析の入門。分析〜プレゼンまで、分析そのものの深掘りはもう少し欲しかったが全体の流れとしては分かりやすい。

  • すらすら読める。ストーリー性があり、自身の仕事っぷりでも「あーやっちゃうな」と共感する点があり、どのようにして改善していくべきか、分かりやすく書かれている。 ただ欲をいうとここぞ、という時に話しが切れるので、その後の主人公の行方が気になる・・・(本質とは無関係だが)

  • ビジネスの中での数字力の鍛え方、エッセンスについてまとめられた本。
    よくまとまってます。

    <メモ>
    ・新しいことにチャレンジするときなどに仮説をつくるためのヒント
    1.手元にあるデータを簡単にざっくりと切ってみる。
    2.関連する新聞記事などを時系列でみる
    3.似たような業界の状況を時系列で見る
    4.似たような業界のプロの話しをきく
    →大事なのはQUICK AND DIRTY ざっくり全体像をつかむこと。
    ・仮説づくりには大きく二つパターンがある
    1.手持ちの知識、自分の経験先行型
    2.簡易分析先行型
    ・パレート図
     要素を大きい順に左から並べた棒グラフとその要素の類型値が全体に占める割合の折れ線グラフを組み合わせたグラフ。重きを置くべきポイントなどを明確にすることが可能。
    ・散布図をよく観察すること。全体を一つの近似線などで表わすと誤って捉えがち。範囲ごとに特性があるのではないか、例外的要因があるのではないか、など検証しながら正しくデータを見ることが必要。例外的な要素にヒントが隠れていることも。
    ・ビジネス上のコミュニケーションにおいて、最後は人を動かさなければ意味がない。

  • 研修の課題図書。
    想定される読者にも身近な分かりやすい事例を用いながら、数字の扱い方を解説しています。

    章ごとにまとめのページがあれば、もっと良かったかもしれませんん。

  • グロービズMBAの説明会でもらった一冊。あんまり期待していなかったけど,おもしろかった。

    手当たり次第に情報収集しても方向性が見えていないとネットサーフィンとかわらない。なんのために情報収集しているのかの目的を見失わないようにすること。その分析がどのように役立つのかを強烈にイメージする。
    質問の本質を理解し,何を求められているのかを理解した上での考察をするそもそも論は時間がたつと認識されなくなってきてしまう。最初のボタンのかけ間違えをしないように,勝手な思い込みは排除し,できるだけ具体的な言葉で目的の定義からしっかりと始めることが重要。人によって描くイメージが違うような曖昧な言葉は要注意。使い慣れたもっともらしいキーワードも注意。

    できるだけ多くの(多面的な立場から)意見を聞いて,自分の仮説を検証し,ロジックを補強する。
    まずはざっくりした大まかなデータがあれば十分。あとから補強すればよい(大枠のロジック構造,ピラミッド構造を捉えることが重要)。白書などでマクロデータを集める。
    仮説そのものを構造化することで抜けを防ぐ:
    マーケティング環境分析と市場機会の発見→セグメンテーション(市場細分化)→ターゲティング(標準市場の選定)→ポジショニング→マーケティングミックス(4P)→マーケティング施策の実行と評価

    分析に先立ち,どのような前提を置きながら分析を進めるのか,大きな方針を決める必要がある。
    前提条件をそろえないと比較検討ができない。

    全体像を様々な角度から見る。難しいテクニックは聞き手側にも理解が困難。

    代表値を求める前に,まずは図を描いてみる。代表値は数多くのデータを一つでまとめてしまうということなので,個別のデータの特性は全て失われてしまう。何のための平均値なのか,何を見たいから平均値なのか?

    分析しにくい値=異常値として切り捨ててしまうのは本末転倒。必ず元データに戻り,何故このデータは分析に使わないのか,外してもよいのかを明確にすべき。

    単に分析からわかる事実を羅列するのではなく,「そこから何が言えるのか」をしつこく考え,メッセージを紡ぎだすこと。

    帰納的にロジックが成立していない部分が多少残っていたとしても,自分自身にとっての納得感があれば,多少の飛躍感は気にせずに聞き手に伝えること。

    コミュニケーションとは理解される,共感される,だけでは不十分でビジネスで人を動かさなければ意味がない。

    メッセージを伝える際には主語・述語を決めて,明確な断言とする(解釈がぶれないようにする)。相手の誤解リスクができるだけ少なくなるよう,解釈の幅ができるだけ小さい言い方とする。
    明言することにより自分のスタンスを明確にすることができ,メッセージに対して責任を負うことになる。何故?と聞かれるのが怖いのでちゃんと考えるようになる。考える前に逃げの姿勢では緊張感は生まれない。緊張感のないところに人を動かす力は生まれない。

  • ビジネス勉強力の参照図書

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著者プロフィール

グロービス
1992年の設立以来、「経営に関する『ヒト』『カネ』『チエ』の生態系を創り、社会の創造と変革を行う」ことをビジョンに掲げ、各種事業を展開している。グロービスには以下の事業がある。
●学校法人グロービス経営大学院
・日本語(東京、大阪、名古屋、仙台、福岡、オンライン)
・英語(東京、オンライン)
●グロービス・エグゼクティブ・スクール
●グロービス・マネジメント・スクール
●企業内研修/法人向け人材育成サービス
(日本、中国、シンガポール、タイ、米国、欧州)
●出版/電子出版
●GLOBIS知見録/GLOBIS Insights(オウンドメディア)
●GLOBIS学び放題/GLOBIS Unlimited(定額制動画学習サービス)
●グロービス・キャピタル・パートナーズ(ベンチャーキャピタル事業)




「2023年 『入社1年目から差がつく ロジカル・アウトプット練習帳』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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