なぜ、ノウハウ本を実行できないのか―「わかる」を「できる」に変える本

  • ダイヤモンド社
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感想 : 42
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478004463

感想・レビュー・書評

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  • たまたま見かけて購入。
    1日で読了しました。
    本書はタイトルの通り、「ノウハウ本」のノウハウ本とでも言えばよいのか、数あるHow to本をいかに活かすかと言う点でよかったと思います。
    薄くて文字も読みやすいです。
    時々メモや付箋が挿入されていて、まとめにもなっています。

    なぜ、ノウハウ本を実行できないのかと言うと、
    1) 「情報過多」で知識を得ることばかりに夢中になるから
    2)「ネガティブなフィルター装置」で躊躇ってしまい態度が変えられない(意欲がなくなる)から
    3)「フォローアップの欠如」により継続できないから
    と言うのが本書の趣旨。

    反復することが基本で、考えるための一定の時間を置いて何度も繰り返す(そのため、多くのものに手を出さず、少数の本を完全にマスターすること)。マスターしてしまえば、より創造的になり大きなこともできる。
    新しい情報に接することが習慣になると忘れることも習慣になる。

    ネガティブな姿勢でなく、基本、青色信号でポジティブに吸収する。
    いい土壌に蒔かれた種は、何倍ものものを生み出す。
    人は初めて新しいアイディアに出会うと拒否する、2度目も受け入れられず拒否する、3度目は部分的に受け入れるが活用はしない、4度目はこれまで考えてきたことを表現していると感じて完全に受け入れる、5度目はそれを活用して部分的ながら自分のものにする、6度目になると完全に自分のものにし、人にも教える。

    行動を変え、望むような結果を得るには、仕組みとサポートと説明責任が必要。
    この三つのあるフォローアップ・プランが必要。
    積極的に学び、見守られ、上達を誉められ、または方向を変えさせられるプロセスが良い。
    すると、頼まれてするようになり、やがては自分で考え実行し、自分で上達を誉める、または方向を変えることができる。
    教育もそう。
    一対一面談とコーチングの大切さ。
    説明責任を課してもらうこと。

  • 行動に移せない理由をシンプルに解説した本。
    1.情報過多
    質の高いものを何度も読むべき。反復学習の意義。
    2.ネガティブフィルター
    とらわれないポジティブな心で聞く。
    3.フォローの欠如
    行動を変え、結果を得るには、仕組みとサポートと説明責任。
    人はほめなくてもいい仕事をする、と思ってはいけない。

    メンタルコーチの存在意義にもつながる内容。

  • 【人は、内面から変化しないと本当には変わらない。新たに習得したスキルを迅速に使えば使うほど、マスターできる可能性が高まる。少量の知識を何度も学ぶ。間隔を置いた反復によって、創造的になり、他に抜きん出る】

    まえがき・本文より、キーワードを抽出!一つ目は、ノートを取ること。二つ目は、24時間以内にノートを読み返し、感銘を受けたところをまとめること。情報を書きとめ、何度も見返すこと。三つ目は、知識を人に伝えること。本当にいいのは、すぐに実践してみること。新たに習得したスキルを迅速に使えば使うほど、マスターできる可能性が高まる。

    ・一にも、二にも、三にも、繰り返すこと、反復です(間隔を置いた反復)。・多くの本を読むより少数の本を完全にマスターする方がいい。たえず新しい情報に接することが習慣になっていると、忘れることも習慣に
    なってしまう。本当に一つの分野をマスターするには、焦点をしぼった情報に取り組むべき。少量の知識をなんども学んだほうがいい。間隔を置いた反復によって、自分の仕事をマスターすれば、創造的になり、他に抜きん出ることができる。
    ――
     私は、たくさんの本を読むのが好きなので、この本に書かれていることと正反対のことを実践していたことになります。多くの情報に触れると同時に多くの情報を捨ててしまっていたことになります。そういえば他の著者も、書いていました。「本を読んで良かった部分を書きだして携帯し、時々読む」と私も、書きだすところまでは実践していたことはありますが、読み返すよりも新しい本に手を出していました。新しい本を読みたいという衝動を抑えることは難しいですが、既に読んだ本の中から抽出した貴重な情報は、反復するようにしたいと思います。

  • 2009年12月10日

    徹底的に繰り返すこと___

    知識と実行の間にある溝についての考察と、それを超えるための方法。

    これ自身がノウハウ本でありながら、そのノウハウ本が抱えるジレンマと向き合うという意欲作。

    一応物語風な形をしているがそこに要素はあまりない。

    重要な3つの「うしなわれた環」を以下に埋めるか。

    読む人が読めば、確実に力になる本。

  • ・情報が多すぎるのは駄目。まなぶことを絞る
    ・ネガティブに考えない。むしろ楽天的に。できると思うこと
    ・学んだことは繰り返す。
    ・他の人に教える事で学ぶ

  • 繰り返すこと、間隔を置いた反復
    フォローが大事

  • ・知識と行動のギャップをつなぐのは、「一にも、二にも、三にも、繰り返すこと、間隔を置いた反復です!」

    《ノウハウ本を実行できない理由》
    ①情報過多。新しい知識を詰め込むことに夢中になり、その情報に溺れる。
    ②ネガティブなものの見方。ネガティブな思考で取得した情報は全体の10%しか潜在意識に届かない。
    ③フォローの欠如。例えば人材教育では研修よりもその後のフォローに10倍以上の時間をかけるべき。

  • 主張は、ごもっとも。
    再読、精読に足りるものを探して多読するわけだから、すべてが身につかなくてもいいのだ、と開き直ることにする。
    逆に、身に付いた知識のほとんどは、反復がベースだったなと再確認させていただいた。

  • 実行するには3つのことが必要で、1:小数を徹底して、2:ネガティブ思考を排する、とのこと。
    まあこれはわかることはわかるんだけど、3:フォロー体制を作る、になって「え、これって人材育成の話だったの?」とびっくり。
    なんか記述がねじれている感じがするし、そういう要素を差し引いても、中身としては充実しているとは言いがたい。

    なんて感想を抱くのはネガティブ思考を排せていないのだろうか、と考えながら、次の本に手を伸ばすのであった。

  • 当たり前の事を当たり前にいっている本。目新しいことはないが、大切な事だなと感じた。

    ・知識と行動を結びつけるのは間隔をおいた反復のみ!
    ・少数の事を何度も行う
    ・ポジティブな心で聞く
    ・行動に移せない理由。情報過多、ネガティブフィルター、フォローの欠如
    ・いいところを取り上げて強調し、成功に導く

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