アップルを創った怪物―もうひとりの創業者、ウォズニアック自伝
- ダイヤモンド社 (2008年11月29日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (453ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478004791
作品紹介・あらすじ
スティーブ・ジョブズが崇拝した破天荒の天才プログラマー、創業の秘話を初公開。
感想・レビュー・書評
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こういう生き方ってほんとにあるんだな。羨ましい。
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スティーブ・ウォズニアックの自伝。
根っからの電子工作オタク。
アップルI、IIを完成させるまでの前半はほとんど技術的な話。おもしろい。
まだCPUの本当に出始めた時代に、CPUなしで電卓を作り、パソコンを作ろうとした話はとても面白かった。
意気投合したスティーブジョブズとの話もまあまあ面白い。
でもスティーブジョブズと一緒にアップルを一緒に立ち上げたのではなく、参加させられたということのようだ。
会社を作り経営者になりたい、という気持ちはみじんもなく、自分の会社で好きなことをやりたかった、ということだったのだろう。
電子工作で世界を変えたかった、という夢はかなえられたのだと思う。
2008年に出版されたので、ちょうどスマホが世に出る前年で何の言及もないが、スマホもまさに世界を変えた製品。
スマホについてどのように思っているのかについても聞いてみたい。 -
アップルを作ったもう一人のスティーブ。ジョブズ氏に隠れてあまりその人物像を知る機会がなかったが、この本を読んでジョブズとは全く性格の異なる真のエンジニアであることがわかった。最近は、日本の人財会社であるパーソルのコマーシャルにも出てくるユーモアたっぷりの優しいおじさんだ。
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本書は「ウォズの魔法使い」と称される伝説的天才エンジニア、スティーブ・ウォズニアックの自伝である。スティーブ・ウォズニアックは、アップルIとアップルIIを開発設計し、スティーブ・ジョブズとアップル・コンピュータ社を興した人物である。
スティーブ・ウォズニアック著となっているが、本人の話をジーナ・スミスが聞いて、文章化したものである。内容的にも氏が古き良き時代を懐かしみながら話した昔話という感じ。
ジョブズ氏と違い、表舞台に登場することがあまりないし、彼に焦点を当てた書籍もないので、何か知られざるエピソードなどを期待していたのだが、驚くようなものはなかった。それでも生粋のエンジニアとしての考え方やアップルを作っていた頃の雰囲気は伝わってきて、楽しく読めた。
ただ、用語集は付いているものの、マイコン時代を知らない読者にはわかりにくいかも。 -
この本はとても面白いのでブログを書いた。
http://bullcat.cocolog-nifty.com/mitakau_r/2018/03/post-b316.html
自伝としても面白いし、アップル創業期やスティーブ・ジョブズについての証言としても読める。 -
自慢が多い。
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本書は「ウォズ」という人物を多少なりとも知っていないと楽しめないとは思います。
彼が何を為してきたのか。彼はどういった人物なのか。
例えば、"apple I"と"apple II"というComputerの存在を知っているかどうか。
appleの英雄と言えば、すぐに挙がるのはいつだってジョブズです。
しかし、「もう一人のスティーブ」こと、ウォズニアックの存在無くして、appleは無かったと思います。
この「変わった人」が何を為してきたのか。それが、本書にはふんだんに詰まっています。
「ウォズ」に興味がある人にとって、これ以上ない本だと思います。
興味のない人にとっては、本当につまらない本なんじゃないかな、と思います。
そういう意味で、かなり極端な本です。
万人にはとても勧められませんが、ぼくはとても楽しく読めました。 -
wired・ギークカルチャー・4位
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【要約】
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【ノート】
(wired)
ジョブズではなく"ウォズ"。ギークたちが愛してやまない、もうひとりの「カリスマ」の生きざま。金儲けに頓着しない、生粋のエンジニア魂こそが愛される秘密か。
◆ユーザーからのコメント
もう5回ほど読み返し。『攻殻機動隊』が相手とは^^;/もう1人のスティーブだな/いたずら好きのおじさんがかっこいい/ウォズ、無茶苦茶いい人なので一票! ジョブズは嫌いだけど
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僕はテクノロジーを信奉していて、コンピュータが持つ可能性、ネットワークが持つ可能性に期待していたことに改めて気づかされた。
テクノロジーの進化が良いことか悪いことかは、ワークスタイルやライフスタイルに変革がもたらされ、人類がより進歩できるかどうかという点でのみ判断されなければならない。
1980年、appleが上場した。僕が生まれる2年前だ。つまり、パーソナルコンピュータの歴史は僕が生きてきた時代程度でしかないし、その間にもの凄い進化を遂げてきたことなのだ。
きっと僕はもっと劇的な進化を目の当たりにするだろうし、願わくばその進化の担い手でありたいと思う。そんな思いを激しく、強く思い起こさせてくれた一冊だった。