なぜグローバリゼーションで豊かになれないのか 企業と家計に、いま必要な金融力

  • ダイヤモンド社 (2008年6月26日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784478005811

みんなの感想まとめ

経済の複雑さを解き明かし、グローバリゼーションの影響を考察する本で、特に金融やマクロ経済に興味のある読者にとって有益な内容が展開されています。著者はJPモルガンのストラテジストであり、難解なテーマをで...

感想・レビュー・書評

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  • ひとこと。難しかった。

  • ■書名  なぜグローバリゼーションで豊かになれないのか―企業と家計に、いま必要な金融力
    北野一 / ダイヤモンド社 / 本 / 2008年06月27日 / Amazonで見る ¥ 1,890


    ■全体的な感想
    JPモルガンのストラテジストの本。
    最近、特に金融関係の本を読んでいるためもあり、内容はすっと入ってきた。
    為替の部分は、金本位→ニクソンショック→ という流れをどの本も書いており、ようやく自分人でもその歴史的経緯が理解できるようになってきた。
    その上で、ユーロ崩壊という現実に対して、自分なりの見方ができるようになったと思います。

    この本はおそらく、JPモルガン証券のレポートを再編集した本だと思われるのですが(違っていたらすいません)、難解な内容をできる限りわかりやすく書こうとしている努力は見て取れる。

    書名とは少し異なり、まさに「ストラテジストが経済を語る」と言う本です。
    JPモルガン証券のレポートを入手して読める人は買う必要はありませんが、買えない人は読んでみる価値はあると思います。


    ■良い点
    できるだけわかりやすく書かれています。

    ■悪い点
    章立ての脈絡があんまりないと感じました。

    ■おすすめの読者
    日本経済全体に興味を持っている人。
    証券会社のストラテジストがどのようなことを投資家にレポートしているか興味ある人。
    →JPモルガン証券であれば、マネックス証券に口座開設すれば無料で読めます。

  • マクロ経済のことがわからないと難しい。日本人の間尺にあった経済政策をという主張には納得。

  • 構造改革に取り組んでいるうちに、別の新たな問題が我々を追い込んでいた。その新たな問題というのが、グローバリゼーションに伴う慢性的金融引き締めと主張。グローバリゼーションに伴う慢性的金融引き締めとは、実力以上の金利を支払う状況のことで、日本にもグローバルで均一化された同じ金利が要求されるようになっているが、実際にはそれに耐えられるだけのリターンを見いだせていない現状がある。解決策としては、潜在成長率を高めるか資本コストを下げるかの2点を挙げている。潜在成長率を高める点に関しては、潜在成長率がおおむね労働力人口の伸び率と生産性の上昇率の和と考えられ、少子高齢化の日本において外国人流入の方向性がないなか労働力人口の伸び率は期待できず、生産性の上昇率も技術的には最先端を行っている日本において今後大幅な上昇率は見込めない。実際前FRB議長だったアラン・グリーンスパンも「技術が最先端にある経済の長期的な生産性の伸び率は、3%が限度」と言っている。したがって資本コストを下げるしかないが、ここでいう資本コストはROEであり、ROE=ROA×財務レバレッジに分解される。ROAが低下していく中では、財務レバレッジを高めてROEを維持するしかない。すなわち自己資本比率を低くするのが理に適っている。そのためには、自己株買いや配当による株主還元を積極的に行うべきと言っている。実際日本企業の欧米企業に比べた株主還元率は低い。株主還元を積極的に行うことによって、配当利回りは高くなり外国証券投資等に流れている国内個人投資家が日本株に戻ってくることが期待される。一方で、外国人投資家は割高になった株を売却し、別の投資機会へと移動すると説く。グローバリゼーションで豊かになれない理由を潜在成長率のほとんどない日本にも世界共通の資本コストが求められていることのせいにしているように見えるが、その解決策が資本を少なくしてレバレッジを効かせることに見出しただけにしかにみえない。でも今までの経済・金融史の整理としては秀逸でわかりやすいと思う。正直、タイトルと中身があってないんじゃないかと思う。

  • 月例報告の基調判断転換期は日本株の売買に使える。
    米金利上昇時日本株は強い。
    21マイナス米金利イコールperという法則がある。

  • 有名ストラテジストの著作。
    景気、株価動向を分かりやすくつかめる。(前半はちょいと難しい気がしたが。。。)
    エコノミストとはいわず、ストラテジストといっているのは意味があるのかなぁ。
    再読して骨身にしても良さそうな本。ただし、リーマン以前に書かれている点は注意。

  • ●No.25
    現在の自分には難解・要勉強+再チャレンジ
    ■参考資料
    p.160 「月例経済報告」(内閣府)〜将来の景気動向についての予測はせず、現状報告のみだが「頼りになるエコノミスト」。
    p.171 「拡大するユーロ経済圏」(田中素香/日本経済新聞出版社)

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著者プロフィール

バークレイズ証券株式会社マネージング・ディレクター、日本株チーフ・ストラテジスト。
1982年、大阪大学法学部卒業後、三菱銀行(現三菱東京UFJ銀行)入行。資金証券部、ニューヨーク支店を経て、1991年より為替資金部にて為替アナリストに。1997年より東京三菱証券(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券)にて株式ストラテジストを担当。2006年に株式調査部チーフストラテジストとしてJPモルガン証券株式会社に入社。2013年、バークレイズ証券に入社。米国『インスティテューショナル・インベスター』誌の株式ストラテジスト部門で3回にわたり1位にランクされる。
著書に 『なぜグローバリゼーションで豊かになれないのか――企業と家計に、いま必要な金融力』(ダイヤモンド社)、 『おじいさんは山へ金儲けに――時として、投資は希望を生む』 (村上龍氏、山崎元氏らと共著、幻冬舎文庫)、『デフレの真犯人――脱ROE〔株主資本利益率〕革命で甦る日本』(講談社)がある。

「2014年 『日銀はいつからスーパーマンになったのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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