ザ・チョイス―複雑さに惑わされるな!

制作 : 岸良 裕司  岸良 裕司  三本木 亮 
  • ダイヤモンド社
3.55
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本棚登録 : 1583
レビュー : 146
  • Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478006658

感想・レビュー・書評

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  • 日米同時発売と言うことで、『ザ・ゴール』のときとはエライ違いです。

    経営者向けの啓蒙書という感じで、他著のような目から鱗の話はでてきません。

    父娘の対話で進むこの話は、
    何事においても、

     ・人はもともと善良である
     ・すべての対立は解消できる
     ・ものごとは、そもそもシンプルである
     ・どんな状況でも飛躍的に改善できる
     ・すべての人は充実した人生を過ごすことができる

    以上の信念を持って、因果関係を見つけて対処すればよい
    ということを教えてくれるのですが、それは、誰もが使いこなせるレベルの方法論ではなく(少なくとも私にはそう思え)、むしろ、TQMの方が現場の問題解決には役立つのではないかと思いました(といった意味で経営者向けの啓蒙書と書きました)。

    ちょっとおもしろいと思ったのは、コンフォートゾーンの定義の話。日本語で一般には「居心地がいいと感じる場所や状況のこと」。ただし、そこにつかまっていると大成功を収めることはできないことから、"ぬるま湯"という意味に近い言葉ですが、エリヤフ・ゴールドラットによる再定義は、
    人が、原因と結果に関して十分な知識を有している領域、また、ある行動に対してどのような結果が予測されるか十分な知識を有している領域

    * こうした知識は、状況に対して効果的に影響力を及ぼすことができる能力にもつながる。ゆえに、コンフォートゾーンが支配力、影響力に関連づけられることがあっても、それは当然のことと考えられる。
    といったもので、さらに、
     この定義に従うと、人をコンフォートゾーンの外に追いやるシナリオは以下のとおりとなる。
     ①ある望ましい結果に達するために、特定の行動を起こすことが促される(あるいは強制される)。②促された当人は、関連する原因と結果に関する自らの知識に基づいて、促された行動では、望まれる結果を達成することはできない、あるいは達成する可能性が極めて低いと確信する。
    話はさらに、経験から確信している場合とそうでない場合に分かれ、それぞれの対応方法が説明されているのですが、色々な場面で適用できそうな話なので、意識して使ってみようと思いました。

  • 複雑さに惑わされるな!
    って、副題がついているが、この本が難しい本かと思ってた自分はすでに惑わされてた気がする位サクッと読めた。

    理解しきれなかったが、
    良いアイデアは個別の問題だけじゃなく全体を一気に解決するって話を思い出した。

    物事はシンプルで、常にWinWinの改善が出来る。
    しかし、人はコンフォートゾーンから抜け出し難い。

    前提を疑う。

  • 相変わらず読みやすい。シンプルに考える。WinーWinの結果を導き出す…。何かと感じる事が多く、得る物も多い。一番のヒットはコンフォートゾーンから人は出なくなること。これはピーターの法則では、能力が足りないとの結論だが、本書ではチャレンジしないという結論である。どちらかを見極めることが大事。

  • 物事は実にシンプルなんだ。複雑な問題や事象でも、根元はシンプルなもの。それは気構えの問題。複雑で小さな問題を解いても実りは小さい。だから、本質的な、シンプルな問題があると仮定して、問題に取り掛かる。「人が解決できる問題はシンプル出ないといけない。だから問題をシンプルにするんだ。」

  • 何度も見返したくなる本です。

    書かれている内容をココロの片隅に置きつつ実体験を積み重ねていくことで、次に読み返した時にはさらに理解が進んでいる自分に気がつきます。

    毎年年明けに読むと、心機一転できていいかもしれません。

  • 良いソリューションが見つかっても考えることを止めてはいけない

  • 考えるという事についての原則が、親子の対話というスタイルの物語形式で学べる一冊でした。本書では科学者的アプローチという言葉が使われていますが、思考力・問題解決力・地頭力などおよそ考えるというジャンルにおいて、使われるこれらの言葉と本質的な部分では同じだと感じました。
    2011年に思考力というテーマを設定し、重複するポイントがいくつもあったので改めて読み返してみました。

    以下に自分なりのポイントを列挙します。

    ◉人の意見を素直に受け止める事が出来るオープンマインドを持つ!
    ‥‥松下幸之助さんは人が成功する為の資質として、素直さを挙げています。思考・視野が狭まり、柔軟性を失ない為にも聞くという事も能力なんですね。

    ◉コンフォートゾーンの中で行動すると前に進まない
    ‥‥いわゆる経験値のある領域の中だけでなく、リスクにも挑戦する姿勢を持てるか。口だけになるかはここがポイントです。
    ドイツの哲学者は「誰もが自分自身の視野の限界を世界の限界だと信じ込んでいる。」と戒めていますね。

    ◉問題の本質は因果関係から掘っていく!
    ‥‥仮説と検証を用いて、原因と結果を推測する。その先に打破する打ち手が見えてきます。
    深く考える、本質を見るとはこのプロセスなんですね。
    また、人間は他律要因の習性があるので中々客観的に物事を見る事が出来ない事は前提として持たなければいけません。

    ◉シンプルに考える!
    ‥‥木を見て森を見ずとは上手い表現だと思います。細部に囚われすぎると複雑になりすぎて全体が見えなくなります。これは思考停止に繋がります。
    「要は〜です、一言で表すと〜です」と要約する事で本質的な部分を掴むトレーニングとする事が出来ます。

    論理的な思考は訓練するしか鍛える事は出来まないようです。
    本を読んで自分なりのまとめを考える。そしてレビューに文字として記録する事でそのトレーニングになると考えています。大前研一さんは本を読んだら倍の時間をかけて考える事が大事だと仰っていましたが、まさに本質は同じ事なのでは無いでしょうか。

  • 相も変わらずわかりやすさが抜群。

    複雑な情報に惑わされず、ものごとをシンプルに考え、解決するための思考法。


    小ネタではさんでくるギャグを鼻で笑う楽しみもあるかもしれない。

  •  エリヤフ・ゴールドラット博士の著書を、ザ・ゴール、ザ・ゴール2、チェンジ・ザ・ルール!、クリティカルチェーン、そしてこのザ・チョイスと読んできたわけですけど、ちょっと読みにくかったというか、この本でゴールドラット博士が読者に何を伝えたいのか良く分からなかった。
     TOCは「・人はもともと善良である。・ものごとは、そもそもシンプルである。という重要な信念によって支えられている」とのことである。確かにTOCは部分最適ではなく全体最適を目指す仕組みであり、自分が属している狭い組織の利益を最優先にすると成り立たないが、だからと言って「・人はもともと善良である。・ものごとは、そもそもシンプルである。」だからTOCが成り立つのである。とするのには、説明が足らない感じがするからである。

  • 父と娘の会話を通して、ビジネスのやり方を伝授。「なぜ」、「どうして」を繰り返すことで物事は単純化される。原因と結果の関係はシンプルであり、前提を変えてみることで解決の糸口がつかめることがあると説く

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