たべものがたり―食と環境 7の話 (ビジュアル・エコブック)

制作 : 山本 良一  Think the Earth ロジェクト 
  • ダイヤモンド社
3.55
  • (3)
  • (2)
  • (5)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 46
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (81ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478006689

作品紹介・あらすじ

加速する温暖化と気候変動。食と環境がみるみるわかるビジュアル・エコブック。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 以前に紹介した『世界を変えるお金の使い方』の著者による食と環境問題についての本。出版社であるダイヤモンド社の企画力と切り口がおもしろい著者のふたつの力が合わさった本です。

    内容は大人な内容ですが、中身はまるで絵本のようで分かりやすくとっつきやすい。多くの学校に寄贈されているということもうなずけます。売り上げの一部は社会貢献に使われます。

    野菜のお話、牛肉になるまでの工程、食べてからう○ちになるまでの道のり、世界の食物事情など子供から大人までが興味を持てるような構成になっています。平和な日本ではあまりピンとこなくても、世界では多くの問題をかかえていて、もしかしたら自分が生きている時代、ちょっと遅くて子供の時代には日本も無視できないくらい大きく膨れ上がる可能性がある食問題。

    日本では自給率が40年前と比べて半減した結果、食べ物は輸入するものになりました。食材がどれくらい旅をして日本に入ってくるかを測る「フードマイレージ」という考え方がありますが、例えば10tの食料を500km移動すれば10×500=5000t・km。この数値が大きいほど食材を入手するのに大きなエネルギーをかけているということ。近所のお店で買い物すれば徒歩や自転車で済むところを、郊外の大型スーパーに車ででかけて買いこめば徒歩よりエネルギーを使っていることになりますよね?日本ではこれが実に年間9000億t・km。韓国やアメリカの3倍だそうです。二酸化炭素排出量に置き換えると1700万t分。何気にしている買い物もどこかで地球温暖化に手を貸していること。

    今安く提供できている食材はなぜ安いか?輸送コストが安いからです。石油が枯渇するということも問題にあがっていますが、そうなると今の石油を使った輸送機構では必ず価格が上がります。そして食物も少なくなると価格が上昇する。つまり、今後お金持ちにしか食べ物が回ってこなくなる時代がくるかもしれないということ。

    そんな食にまつわるいろいろな問題を提起し、小中高校生の間から意識してもらおうという試みも始まっている。

    まったく興味がなくても、この本くらいの内容は押さえておいても損はないはず。少しの意識の変化だけでも大勢の人が実行すれば企業、政府、社会、世界を変えられるかもしれません。

  • 高度なビジュアルブック。ほしい!

  • 体内トンネル=9m、32時間
    ハエジゴク;1枚の葉がハエを捕まえられるのは2~3回
    味覚;甘味・辛味・塩味・酸味・苦味・うま味
    土1g=微生物8億=細菌8~40億
    日本の農業就業人口平均年齢=63.4歳
    フード・マイレージ=重さkg×距離km
    緑提灯=地場産品応援の店

  • 種の写真が載っていて、これは何の野菜?という見開きを使った細工が面白かった。成長した姿からは想像がつかないものや、初めて見る野菜もあった。
    他にも食べ物が消化されるまでの図がわかりやすかった。子供に読ませても良いと思う。関連してフードマイレージを読もうとしていたが挫折…。仮想水など知らなかったことがあり、勉強になる。

    『玄米せんせい』を読んだあとだからか、すごくこういう食についての本に興味が出てきた。関連図書も読んでいきたい。

  • すばらしい本。絵や写真も美しく、勉強になります。小中学生くらいの子にいいかな。

  • イラストと写真が多く、子どもの食育に使えそうな本。

    4.数字で見る食の今
      世界の肥満人口 4億人。
      日本の食品廃棄物の量 2,169万トン

    なぜかここには書いてないけれど、
    世界の飢餓人口は10億人を越えてます。

全8件中 1 - 8件を表示
ツイートする