意思決定力

著者 :
  • ダイヤモンド社
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感想 : 85
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  • Amazon.co.jp ・本 (170ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478008461

感想・レビュー・書評

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  • 意思決定はいつもしているけど、自分がしている意思決定ってまともなものなのかどうなのかわからないなー、とタイトルを見て購入。本田さんの本はモチベーションが上がるので。
    でもながーい間積ん読で、ようやく読みました。

    意思決定に関して、前向きにロジカルに記述されてます。書かれているような内容を実際に行動に移して意思決定している人は少ないんじゃーないでしょうか?

  • 元気で前向きなお兄さんの話を聞くような本です。筆者は20代後半で会社を辞めてアメリカに留学し、その後ビジネスを起こし・・・との経歴を持ち、自ら人生の進路を決断してきた、という自信がある。決められたレールの上を走っているだけでは決断力が鈍り、ゆでガエルになりますよ、と読者に迫ってくるわけだ。

    ためになることは色々と書いてあるが、ある意味当たり前のことばかり。ビジネスの一線で経験を積んだ人であれば、流石にモノを決める時はよく考えるし、反省もしながら経験値を高めようとする。それぞれ普通にやっているスキルでは、という気がする。

    結局、この本は「意思決定論」というよりもセルフ・ディシジョンについて書かれた本なのだと理解できた。自分のことを決める上でのポイントは自らの納得感にあるから、インプットを怠らず、内部要因思考で、つまりは自分の責任で・・・ということになる。

    本格的に意思決定論を展開するのであれば、個人だけでなく組織や集団における意思決定についても論じてほしいところだけど、その辺は無いものねだりということで。

  • だいぶ前に購入して読んだ本
    当時は意思決定力に課題意識を持っていたのだろうか。

    メモ
    ・強制力を活用する
    ・インでペンデント思考であるかどうか
    ・自分の意思決定を信じる力が大前提。
    ・目的感がないので意思決定してはならない
    ・人に投資し、情報交換癖をつける
    ・見込み6割で行動し、4割は行動でカバーする

  • 意思決定の精度を上げたいとの希望から、読了。

    【備忘録】
    ・すべての情報が偏っていると言う前提で利用する
    ・人に投資し情報交換グセをつける
    ・選択肢の抽出トレーニング=①インプットする②クライテリアを書き出す(評価基準・判定条件) +③選択肢の抽出
    ・ボトムラインを決めて選択肢を絞る(これだけは絶対やらないリストを作っておくのも手)
    ・大きな問題は他人事として考え、目の前の問題を第三者から受けた相談として考える手法も有り
    ・プロコンを作った上で、優先順位を決める(主観の排除に有効)
    ・見込み6割で意思決定し残り4割は行動しながらカバーする(大胆な意思決定と緻密なリカバリー計画をセットにする)
    ・失敗とは最悪の事態を経験・リカバリーする練習である
    ・損切りする勇気を持つことも意思決定力(一時的に失ってもまたリカバリーすればよい)
    ・人の意見にイニシアチブを握らせない
    ・セカンドオピニオンのチームを作る

  • 意思決定の大切さを実感します。

  • 何故日本人は意思決定力が弱いのか?
    そもそも、意思決定力が強い人、弱い人はどう違うんだろうか?

    より早く、質のいい意思決定をするにはどうすればいいのか?


    と言うわけで手に取った本書。


    かなり大雑把にまとめると、
    ①情報収集
    ②選択肢を認識
    ③シミュレーション

    するという内容だった。



    意思決定支援におけるデータ分析の価値は「知覚」「理解」「予測」という人間の状況認識能力(エンズレーモデル)の拡張にあると考えるが、①〜③はこれと一致する。


    データ分析じゃない、ビジネスや人生という文脈でも、やはり要点は同じなのだろうと確信が持てた。



    では、日本人の意思決定力の低さは①〜③の何処に起因するのだろう?

    その辺は「失敗の本質」や「大本営参謀の情報戦記」で探ってみるとする。





    大筋は自分の考えと一致していたわけだが、いくつか自分に足りていない部分があったので、メモしておく。

    ⑴ 生温い環境

    > 実質的に矢面に立ち 、切羽つまるような経験をどれだけするか──これこそ意思決定力を鍛える練習だということです 。

    かなり自由に仕事をさせて貰っているし、もともと手を挙げるのも得意なほうだが…圧倒的に危機感が足りない。


    ⑵ 「時代のうねり 」は絶え間なくインプットしておく

    おおもとの目的感は主観的でいいが、落とし込んでいく際の戦略・戦術はビジョンに依存する。正確なビジョンが見えなければ効果的な戦略・戦術は描けない。

    大きな影響力を持つ歴史・経済・政治に疎すぎる。

    勉強したい!!
    勉強して意味がわかってきたら新聞(電子)も再開しよう。


    ⑶ 「理解」における選択肢とプロコン
    何が分からないのか、分からない。

    よくある。

    選択肢を書き出して、直感的に優先順位づけし、プロコンすれば、自分の価値観と状況が見えてくる。


    前提と洞察の整理から入る方法もある。



    ⑷「予測」における精度の前提とリカバリー力

    計画はブレるのだから、リスク要因を特定してリカバー案を考える。ソフトウェア工学では常識的かもしれない。

    しかし、日常的にこうして考えられるかというと、まー出来てない。

    「見込み六割、四割リカバー」
    覚えておこう。




  • 自分の意思決定力は使わないと衰える。
    復活させるには日々練習するのみ。
    自信をつけるには十分に準備をすること。
    矢面に立つことで意思決定力は磨かれる。
    普段から意思決定力を磨くことを意識しないといけない。

  • 思索
    自己啓発
    ビジネス

  • 図書館

  • *一番大切なのは自分の意思決定力を信じる力。信じる力を強めるために、徹底的に準備する。

    *意思決定には4種類ある

    *クライテリア(評価基準や判定条件)を明確にすれば選択肢が見えてくる

    *ボトムラインを決める

    *他人事として考え、目の前の問題は「第三者からこうゆう相談を受けた」と仮定し、「アドバイスするように」解決策を考える

    *プロコン(メリット・デメリット)を書き出す

    【感想・コメント】
    本田直之著の2009年発行の本。
    意思決定力が低い私に少しでも参考になればと思い、借りてみました。
    少しのことを決めるのにもトレーニングしていくことが必要のようです。
    まずはとにかく沢山の情報を集めること、判断基準とボトムラインを明確にすること、プロコンを書き出して絞り込むこと。即決を求められないときは、この手順で意思決定をするよう心がけたいです。

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著者プロフィール

レバレッジコンサルティング株式会社代表取締役。ハワイ、東京に拠点を構え、日米のベンチャー企業への投資育成事業を行いながら、年の5ヶ月をハワイ、3ヶ月を東京、2ヶ月を日本の地域、2ヶ月をヨーロッパを中心にオセアニア・アジア等の国々へ食およびサウナを巡る旅し、仕事と遊びの垣根のないライフスタイルを送る。食やサウナのイベントのプロデュースも行う。コロナ禍では各地方にある酒蔵のPR支援などにも取り組む。オンラインサロン「Honda Lab.」主宰。

「2020年 『パーソナル・トランスフォーメーション コロナでライフスタイルと働き方を変革する』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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